経営・事業の問題を本当に解決するには(2):社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業に携わっていると
日々、いろいろな問題が発生します。

この問題を解決するためには、
よくある「問題解決」はしない
ということを前々回に
あなたと共有しました。

経営・事業において
「問題解決」の観点、思考で対応すると
「部分最適」をもたらすだけです。

「部分最適」から脱っし、
「全体最適」を導き出すためには、

経営・事業、業務が実現する
より良い状態は何かという観点、
思考がポイントでした。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:12分5秒)

この「全体最適」の観点、
思考をするために、
ポイントが2つあり、
前回は1つ目ポイント、

細かく、詳しく具体的な内容の
経営・事業、業務が実現する
より良い状態を持っていること
を取り上げました。

今回は2つ目のポイントを
あなたと共有します。

「問題解決」と同じ!?

経営・事業、業務において
「問題」ととらえた事象が発生したとき、

細かく、詳しく具体的な
経営・事業、業務が実現する
より良い状態の内容、中身に対して

問題ととらえた事象が、
そのどの部分に影響し、
支障になるのか、
という点を検討し、
対応をすることを
前回、あなたと共有しました。

そうなのですが、
経営・事業、業務が実現する
より良い状態の内容、中身だけでは、

この観点での検討、対応が
充分とは言えません。

検討、対応を行う際に
重要になる要素が
もう一つあります。

それは。

業務プロセスとそこでのルールが
細かく詳しく
明らかになっている、
ということです。

経営・事業、あるいは
業務に関して「問題だ」と
とらえた事象が、

経営・事業、業務が実現する
より良い状態の内容に対して
大きく影響する、かなり支障があると
明らかになったとします。

「問題」ととらえた事象の
発生する原因を明らかにし、
解決策を講じる、
ということになります。

ちょっと待ってください。

この観点、思考過程は、
今までのよくある「問題解決」と
同じだということに
気づかれたと思います。

同じ観点、思考過程ということは、
結果として今までと同じ結果を
もたらすことになります。

問題はそれほど解消せず、
新たな問題を引き起こしてしまいます。

これでは、
経営・事業、業務が実現する
より良い状態の内容を明らかにし、
影響や支障を検討することが
有効に働かなくなってしまいます。

これは避ける必要があります。

全体がわからない

今までのよくある「問題解決」と
同じになってしまう理由は
どこにあるのでしょうか?

経営・事業、業務が実現する
より良い状態の実現に対して、
大きな影響、支障があるとわかり、
その事象を解消しようと考えた場合、

全体がわからないので、
原因ととらえた事象に
焦点を当てることしか
できないからです。

「部分最適」から脱したいのですが、
「全体最適」を目指すために
「全体」を把握することが
十分にはできないからです。

経営・事業は、
実際にはその中身である
業務プロセスと規定などのルールで
ほぼほぼできあがっています。

「全体最適」を図るということは、
業務プロセスと
規定などのルールの中で、

問題ととらえた事象の
原因を見つけ出し、
解消するための対策を講じる
ということです。

業務プロセスとルール

ということは。

今の業務プロセスが
細かく詳しく明らかになっている。

業務プロセスで用いられる
ルールが併せて明らかになっている。

あなたの経営・事業、業務に関して
この2つが揃っていることが
まず必要です。

そのうえで、
経営・事業、業務が実現する
より良い状態をもたらし、
同時に、問題ととらえた事象を
解決するためには、

どの業務プロセスとルールが影響し、
原因となっているのか、
ということを明らかにします。

その原因を取り除くために、
どのような業務プロセスと
そのためのルールを組み立てるのか、
という解決策を考え、実施します。

原因ととらえた事象に
直接関連する事柄が原因となり、
解決策になることもあるでしょう。

業務プロセスやルールの
他の部分を変えることで
問題ととらえた事象が解消する
という場合も生じます。

問題ととらえた事象に対する
直接的な解決策か。

あるいは、間接的な解決策である
他の業務プロセスや
ルールに関する対応策か。

いずれの場合もありえることです。

詳しく細かくわかる

業務プロセスとそのルール。

これが詳しく、明らかになっている
ということです。

多くの場合、
業務プロセスの
大きな流れはわかっている、
つかんでいる、

業務上のルールなどについても、
同じようにおよそわかっている、
とは言えるでしょう。

しかし。

原因を明らかにし、
解決策を検討するということは、

業務プロセス、ルールを
詳しく、細かくわかる、
検討の際に使うことができる
ということです。

大きくつかんでいる、
では充分ではありません。

ある業務プロセスを変えることで、
問題ととらえた事象が
そもそもほとんど発生しない、
ということが起こります。

ルールを変えることで、
問題ととらえた状況にならない
ということも起こります。

このような事が起きるのは、
問題ととらえた事象
そのものの業務プロセス、
ルールというよりは、

他の部分のプロセス、
ルールが影響する事が
少なくありません。

問題ととらえた事象の
業務プロセス、ルールだけではなく、

他の部分の業務プロセス、
ルールも深く強く
関連している事が少なくない、
という事です。

したがって、
大きな流れがわかるだけでは
十分とはいえません。

全体をつかめるようになる

業務プロセス、ルールが
詳しく、細かくわかる、
検討の際に使うことができることが
重要になってきます。

さて。

あなたの経営・事業において、
業務プロセス、ルールが
詳しく、細かく分かるように
なっているでしょうか?

問題ととらえた事象を
検討する際に、

関連する業務のプロセスや
ルールも持ち出して
検討できるように
なっているでしょうか?

実際のところ、
検討できる状態になっていることは
多くはない、本当に少ないと思います。

面倒臭がらずに、
徐々にでも業務プロセス、
そこでのルールを
整備しましょう。

業務プロセス、
ルールを整備することで、

経営・事業、業務のより良い状態を
実現する際の取り組みにも
当然活用することができます。

当然のことですが、
業務プロセス、ルールを
一度整理したらおしまい
ではありません。

問題ととらえ事象への
解決策の実施により、
業務プロセスやルールが
変わることもあるので、
それは常に反映する必要があります。

経営・事業、業務の
より良い状態を実現する過程で、
業務プロセスやルールは
改善されるので、

その結果を常に
反映することも必要です。

そしてそもそもですが。

経営・事業、業務の
より良い状態を実現する、

その過程で問題ととらえた事象を
解消する際にも、

原因や対応策を考えるときには、
業務プロセスとルールを
整備した資料をまず取り出す、

中身を検証する、
ということです。

これにより、
そもそもの観点、思考を
問題事象のようなピンポイントではなく、
業務全体の中で捉えることが
できるようになります。

業務プロセス、ルールを持ち出すことで、
ピンポイント、部分の視点から
全体や関連する業務への視点に
広げることができるようになります。

経営・事業を日頃から
全体としてとらえることが
できるようになります。

結果として。

「部分最適」から脱して、
「全体最適」を図ることが
できるようになります。

「全体最適」の観点、
思考をするために、
2つのポイントとして、

経営・事業、業務が実現する
より良い状態は何か
という観点、思考と

業務プロセス、ルールが
細かく詳しく明らかになっている

という2つのポイントを
あなたと共有しました。

ぜひ、あなたの経営・事業において
この2つのポイントを
活用してください。

今までの「問題解決」のような
問題が解消しない、
新たな問題が噴出する状況を
脱することができるようになります。

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