後継者が事業承継までに身につけること

公開日:2015/03/25

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者に事業承継をとき、
後継者には何を身につけていて欲しいと、
社長・経営者のあなたは、
考えているでしょうか?

事業承継を迎える、あるいは、
事業承継をおこなった社長・経営者への、
調査結果があります。

56.3%の社長、経営者が、
後継者には「経営能力の高さ」を求めています。
参照:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
2005年12月 「事業承継」「職業能力承継」アンケート

ここで質問。

「経営能力が高い」というのは、
どういう事を指しているのでしょうか?

  • 仕事をたくさんとってくる営業の能力?
  • 資金調達の能力?
  • マーケティングの能力?
  • 人材採用と人材育成の能力?
  • リーダーシップ?
  • 社員とのコミュニケーション?
  • 計画作成、実行能力?

確かに、どれも大事だと思います。
これらの能力がないよりは、
この様な能力があった方が良いでしょう。

でもですよ。
ちょっと考えてください。

これらの能力を全て持っていることが、
経営能力だとしたら、、、

後継者にこれらの能力を、
全て身につけてもらう事は、
容易にできる事でしょうか?

容易とか言う前に、
これだけの能力を身につける事が、
できるのでしょうか?

私も、以前は、
これだけの能力が身についていたら、
経営ができるだろう!と思っていました。

経営コンサルタントとして、
企業、社長、経営者をサポートする時にも、
これらのこと学び、
身につけるようにしてきました。

これらの事を学び、身につけているから、
経営コンサルタントとして、
お客様が成果、結果をだせるように、
サポートできると信じていました。

でもですよ、
実際に事業承継をしたら、
何もかもが上手くいきませんでした。

正直に言うと、、、

先ほどの様な経営能力として挙げられる内容。
全部ができる人、全部がわかっている人。

そんなスーパーマンは、
世の中にはそんなにいないのです。
私だって、そんなスーパーマンじゃないわけで。

成果を出している経営コンサルタント、
と称するひと達の大半も、
自分でやると成果、結果を、
出せるわけではないのですね。

事業承継を受けた私は、
成果が出ない状況で考えました。
試行錯誤を繰り返しました。

「経営能力」とは何か?

その根本は、
たったひとつの事だと気づきました。

それは、、、

自分の経営、事業に関する、
 ハッキリとしたあなた自身の判断基準を持っている
ことです。

経営者に必要な事として、
「決断力」が挙げられます。

「うちの社長、役員は、
決断できないんだよ。
だから何も変わらないんだ」
という社員の声を、
どこかで聞いた事があるでしょう。

あなたの会社ではなくても、
知人の会社の社員の話や、
セミナーの事例として、
聴いた事があると思います。

決断できないから、
ズルズルと先延ばし。

やると決めても、やらずじまい。

だから結果、成果につながらない、
なんてことが、
ゴロゴロしていると思いませんか?

決断力がない。
決断できない。

その原因も、
「ハッキリとした判断基準」がないからです。

決断できないというのは、
可、不可の判断ができずにいる状態です。

判断基準があれば、
それに照らし合わせて、
可、不可の判断ができます。

ちょっと想像してみてください。

経営、事業を行う際には、
問題、課題が出てきますし、
想定していなかった状況に陥る事もあります。

そんなとき、
スパスパと決断できたら。
可、不可の判断が迷いなくできたら。

機会を逃す事なく、
行動に移せると思いませんか?

決断ができれば、
実行そのものは、そのことができる人に、
やってもらえばいいんです。

できる会社を見つけて、依頼すればよいのです。

経営能力の根幹は、
「自分の経営、事業に関する、
 ハッキリとした判断基準を持つこと。」

後継者が学ぶことは、
「ハッキリとした判断基準を持つ」ために、
考え方や方法を学び、実践し、
「自分の経営、事業に適した判断基準」を作り出す事
です。

正直、営業方法とか、
マーケティングとか、
人材育成とかは、
後からついてくるものです。

営業、マーケティング、人材育成などの、
個別のスキルばかり学ぶので、
身動きが取れなくなります。

これらのスキルは、
直ぐに変わっていくからです。
今日使えたものが、
明日には使えなくなるからですね。

さらに、何でもかんでも、
学び身につけようとしたら、
時間もお金もキリがありませんね。

判断基準を作るための、
基本を知ってしまえば、
応用することができます。

判断基準を用いて、
学ぶことを取捨選択する事ができます。

本当に必要な事を学び、
それを活用することができます。

なんでも自分でやらずに、
ほかの力を使うこともできるようになります。

経営能力の根幹は、
「判断基準を持つ事。」

たったひとつ。
それだけのことです。

後継者の方には、
「自分の判断基準をどうやって持つのか」を、
学び、実践して欲しいです。

今、経営をおこなっている、
社長、経営者の方にも、
「自分の判断基準をどうやって持つのか」
を身につければ、
今直ぐに、経営、事業を伸ばす事もできます。

ちょっとイメージしてみてくださいね。

経営、事業の難題、問題、課題を前にして、
スパスパッと決断している、
あなた、あるいは後継者の姿を。

決断内容にブレやズレがなく、
拍手をしてしまいそうなほど、
ハッキリとして適切な決断をしている、
あなた、あるいは後継者の姿を。

スパッと決断して、
直ぐに行動に移し、
問題、課題を解決している、
成果、結果を手にしている、
あなた、あるいは後継者の姿を。

後継者のその姿を、
あなたが見ていたら、
どんな気分でしょうか?

もしあなた自身が決断している姿を、
第三者として見ていたとしたら、
あなたはどの様な気持ちになるでしょう。

私自身、
判断基準を持つようになってから、
行動がスムースにできるようになりましたよ。

私のブログやセミナーの事例で取り上げられる、
3年で売上4.2倍のレストランや、
未経験、新規参入1年半で顧客満足度No.1の宿泊施設などは、
経営をおこなっている方が、
「判断基準」を持つようになって変わった例です。

経営能力のポイントは、「判断基準」の有無です。

「自分の経営、事業に関する、
ハッキリとしたあなた自身の判断基準」を、
わたし達は身につけましょう。

判断基準の持ち方については、
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