「知識が重要」に潜むウソ:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社長、経営者のあなたは、
勉強家だと思います。

知識は力になってくれるし、
これからは情報が重要から、

勉強をして、情報を収集し、
知識を身につけることを
一所懸命にやられていることでしょう。

素晴らしいことです。

しかし。

ちょっとした嘘が
この背景には実は組み込まれています。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:13分43秒)

一所懸命にやっていることが、
この嘘のために

あなたの力に
なっていない状況が
生じている可能性が高いです。

今回はこの点を公開します。

そして、一所懸命にやっていることが
あなたの経営、事業運営、ビジネスに
活かせる様にする点を
あなたと共有します。

こんにちは。
ウィズスマイル 降旗です。

 

背景にある考え

社長、経営者のあなたは
熱心な勉強家でしょう。

たくさんのビジネス書を
読まれているでしょう。

いろいろなことをネットで調べ、
情報を収集しているでしょう。

セミナーや講座を受講して、
学ぶ機会も多く設けているでしょう。

知人と情報交換の機会を
設けることも
行われていることでしょう。

この様に勉強をする、
情報を収集する背景には、
次の様な事柄があります。

それは
「情報が大事。
情報としてえた事柄は
知識となります。
そして『知識』は力なり」です。

随分前から、
「これからは『情報』が大事。
『情報』を制するものが
チャンスを制する。
ビジネスを制する」
とも言われてきました。

では。

『知識』とは何でしょうか?

 

『知識』とは何か?

「ある事柄について、いろいろと知ること。
その知りえた内容」のことが
知識と定義付けられています。

ある事について、
知っている内容が知識です。

もっと簡単に言うと、
「知っている」という中身が知識です。

知っている内容の広さも深さも、
さほど重要ではありません。

その事柄について
”知っている”という事であり、
”知っている”内容です。

同じ様なことを調べ、学べば、
同じ内容、程度の知識を
持つことができます。

 

わずかの差

では。

ある事柄について知っていることは、
あなたにとってどれ程役立ち、
意味があるのでしょうか?

正直に言いますが、
知っていることには
それ程の意味、役立ちさは
実際はありません。

もちろん。

その事柄について、
知らない人よりは
知っている方が、
役立つ様にも見えます。

しかし、知っていることと
知らないことの差は、
思ったほど大きくはありません。

その差はわずかなものです。

なぜなら。

知らない人も、
知ってしまえば、
知っている人と同じレベルになる
からです。

知っている人と知らない人の差は、
大きくはありません。

知る機会があったのか、
知る機会がなかったのか、
その差だけのことだからです。

ということは。

「知らない」、「知らなかった」
というのは、
大したマイナスではない、
ということです。

単に知る機会がなかっただけ。
たまたま知る機会がなかっただけ。

知らないということが分かれば、
知れば良いだけです。

調べるなり、
教えてもらうなりして、
知れば良いだけのことです。

知らなかったからといって、
それは、恥ずかしくも、
なんともない程度の差だ、
ということです。

 

大きな差に発展する

知っている。
知らなかった。

この差は、
大したことはありません。

それぞれの単独の知識の有無は、
大した差にはならない、
というとです。

しかし。

知識があったとしても、
それが行く行く大きな差に
発展する場合があります。

知識を持っていても
大きな差に至るのは、

それぞれの既存の知識の間に
つながりができているかどうか、
ということです。

複数の知識の塊の間に、
つながり、関係性が出来上がると、
それは創造につながります。

あのジョブズも
「クリエイティビティとは、
何かと何かをつなぐことに過ぎない」
と言っています。

同じ様な観点で、
「アイデアとは、
既存の要素の新しい組み合わせ以外の
何ものでもない」と、

ジェームス・ヤング著(1940年、日本:1988年)
「アイデアのつくり方」の中でも、
アイデアの本質として述べています。

複数の知識の塊の間に、
つながり、関係性が出来上がると、
それはクリエイティブな事になり、
アイデアに結びつきます。

知識があっても、
単独で存在している事には
それ程の差はありません。

大きく差が生じる場合とは、
その知識が他の知識と
つながり、関係性を持って
存在しているという事です。

 

つながりをもたらす方法

つながり、関係性が構築できると、
それはクリエイティブであり、
新たなアイデアにつながります。

しかし。

つながり、関係性が、
他の人と同じならば、
それはクリエイティブでもなければ、
新しいアイデアにもなりません。

あなた独自のつながりであり、
関係性であることが重要です。

ということは。

複数の知識の間のつながり、
関係性は、
あなた独自の事柄、
事象として構築されることで、

初めて他と差がつきます。
差をつけることができます。

では、どうすれば、
あなた独自のつながり、
関係性を生み出すことが
出来るでしょうか?

いかがですか?

あなた独自のつながり、
関係性を、

あなたが持つ知識、
あなたが得た知識の間に
作り出すには、
どうするのでしょうか?

それには。

得た知識、収集した知識を
あなた自身の環境、状況で
実際に使ってみることです。

得た知識の内容を
あなたの経営、事業にあてはめ、
実際にやってみることです。

試してみることです。

そしてその結果を見ることです。

 

新たな知識

あなたの経営、事業の環境、
その時の状況は、
他の類似の事業をやっている場合でも、
全く同じ、ということはありません。

どこかが違います。
何かが異なります。

大きく異なるのか、
異なる部分が少ないのか、
という違いはあるでしょうが、

全く同じ状況で取り組む、
ということはありません。

全く同じ様に取り組む、
実施することもありません。

同じ様に、実施した結果も
それぞれの状況や事業の性質で
全く同じということはありません。

書籍やウェブでの検索、
セミナーや講座などで
全く同じことを学び、

知識として身につけることには、
ほとんど意味がありません。

しかし。

知り得た事柄、知識を
あなたがご自身で、
ご自身の経営・事業で実行すると、
状況は変わります。

あなたの経営・事業での
固有の環境、状況があります。

あなたの経営・事業での
固有のやり方、実施内容があります。

あなたの経営・事業での
固有の結果があります。

あなた固有の結果なので、
他社や他の経営者の方の
実施内容、結果とは異なります。

異なるので、
そこから新たな考えや
やり方、方法が生まれます。

既存の方法を変える
独自のやり方や、
新たな知識が生まれます。
新たな知見が生まれます。

知識を得たら、
それを実行し体験、経験すること。

これが重要です。
知識を活かす前提です。

 

本当に必要なこと

たくさんの知識を得ることが重要だ、
と私たちは考えています。

だから。

大量の本、ビジネス書を
読もうとします。

毎月決まった冊数の
ビジネス書を読もうと買い込みます。

速読をして、
大量の書籍を読もうとします。

ネットで検索をしまくり、
検索結果の中身を知ろうとします。

ただし。

その様なことで得た知識は、
知識どまりです。

知っているだけです。
それ以上でも、
それ以下でもありません。

知らないよりは、
知っている方が好ましいでしょう。

そうではあるのですが、
知っていることと
知らずにいることの差は、
思ったほど大きくはありません。

それは、
知識の差でしかないからです。

知識の差は、
容易に埋めることができます。

知らなかったということを
ご自身が知った時に、
その中身を知る機会は
たくさんあるからです。

その知識は、
よほどの中身でない限り、
比較的容易に
知ることができる場合が
少なくないからです。

しかし。

その知り得た知識を
知識のままで止めていては、

実際に活かすことができる様にすること、
あなたの経営・事業での
創造性や新たなアイデアに活かすこと、

そして成果・結果につなげることには、
つながりません。

知識を活かす、
使える様にするには、

知識の間につながり、
関係性を作り出すために
実行すること、
実行してその結果を経験すること
が必要であり重要です。

単なる大量の知識よりも、
実行、経験し、
つながり、関係性を作った
少ない知識の方が

あなたの経営・事業には
役立ちますし、
活かすことができます。

例え得た知識が少ない量であっても
特別真新しい、最新の知識ではなくても、

  • 自分の経営・事業で活用するにはどうするのか?
  • 他の知識と関係あるところはどこか?

その関係性、つながりを活用し、

  • どうやると使えるのか?
  • 使った結果はどうなのか?
  • それをもとに、次回はどこを改良するのか?

この様に実行、経験が伴うから、
知識が役立ちます。
活かすことができます。

「知識は力なり」

これは必ずしも
好ましいとは言えません。

本を大量に読み、知識を集めても、
それだけでは実行にも、
経験にもつながりません。

したがって、
知識を役立てることはできません。

知識を得たら、
それを意図して実際に実行する。

やってみて、その結果を得る。

意図して行う実行が経験となり、
あなたが得た知識を
初めて役立つ形に変えます。

知識を得る時には、
それを実行することを
必ず意図して組み込んでください。

単なる「知識コレクター」に
ならない様にしましょう。

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