経営者・後継者は、教わり自分で考えて見つけ出してください

公開日:2015/09/28

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

私たちは、結構多くの間違ったことを、
信じ込まされている!

と言ったら、
あなたはどう思うでしょうか?

本当は信じたくないのですが、
私たちは、本当のこと、
本当の意味とは異なる中身で、
信じ込まされていることが、
現実には少なくないようです。

例えば、

諦める。

この言葉は、
プラスの意味で用いていますか?
それともマイナスの意味合いで用いていますか?

私も以前はそうだったのですが、
多くの場合、マイナスの意味合いで、
使っていることが多いと思います。

「諦めずにやれ!」とか、
「もう諦めた方がいい」とか。

見込みがない、仕方がないと思い切る、断念する。

これが辞典にも載っている、
諦めるの意味です。

しかしです。

本来の意味は、
プラスの要素で用いる言葉です。

「諦める」はもともとは仏教用語。

「明きらむ」が素で、
「明らかにする」という意味です。
真理を観察して明らかに観るという意味です。

「諦」という字は、
仏教では「真理を悟る」という意味なので、
この字を用います。

 

では、なんでマイナスの意味合いに、
なっちゃったのか?ですね。

「諦める」は単に真理を明らかにする、
という意味だけじゃないからです。

たくさんの事柄が、
私たちの周りには溢れています。

その中から真理を見つけ出すことは、
真理ではない事柄を、
「これは違う」「これではない」と、
取り除いた結果、たどり着きます。

真理にたどり着く過程で、
真理以外の事柄を断念することが「諦める」です。

真理以外の事柄を断念することが、
今、私たちが当たり前のように使っている、
マイナスの意味合いに転化して、
使われているのです。

他にも、「刹那」も、
本当の意味合いは、
プラスの要素が強い言葉です。

日頃、私たちが用いている、
マイナス要素ではありません。

本当の意味とは、
逆の意味合いで用いられているのです。

ものごとの本質は、伝わらないのです。
多くの事柄が真逆に伝わってしまいます。

これが普通なのだと、
思った方が良いということでしょう。

 

経営、事業に関する事柄でも、
本質は伝わらないものです。
本質は伝わらず、忘れ去られていきます。

その代わりに、
周辺のわかりやすい、
心地よいことばかりが、
意味合いを変えて伝わっていきます。

例えば、「顧客満足」や、
「マーケティング」という言葉や中身。
関連するテクニックや手法。

こんなことばかりが伝わり、
本質の部分は伝わることがありません。

大切なことは、
「本質を知り、それを用いることができる」です。

 

「諦める」の本当の意味合いを知れば、
安易に「諦める」を使わないでしょう。

自分自身が、断念するときに、
「諦める」とは言わないでしょう。

逆に、「諦観」という考えを、
受け入れることができるようになるでしょう。

物事の本質を見極めるために、
該当しない事柄を捨てることができるようになる、
と思います。

ただし。

本質は、教わり、
自ら考え掘り下げることでわかるものです。

何しろ、そこらにある多くの事柄は、
表面的に着飾っているだけですから。

私自身、
わかっている人から教わり、
自分で考えるようになって、
本質、根本が少しだけですが、
わかるようになってきように思います。

わかっている人から教わりましょう。
そして、自分自身で考えましょう。

その繰り返しが、本質を見つけ出す、
あなたの視点を強くしてくれますから。

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