後継者が成長するために最初に必要なこと

公開日:2015/06/19

更新日:2019/04/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継をする際には、
後継者には経営者、社長として、
少しでも成長していて欲しいと思うものです。

後継者が経営者、社長として成長するために、
学び、能力を身につけて欲しいと考えるでしょう。

そのために後継者は、
ビジネス書を読み、
セミナーや研修、講座を受講し、
すこしでも実践して、
能力を高めようとするでしょう。

  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力
  • 人材育成能力
  • 計画作成能力
  • 営業力
  • 組織やマネジメント能力
  • 計画策定能力
  • 業務改善、改革の能力

などなど

挙げたら切りがないほど、
たくさんのことを学び、
身に付けることが後継者には求められています。

 

では、後継者は、
これら、たくさんのことを学んだら、
それを発揮して、
成果を手にすることができるでしょうか?

研修やセミナー受講でよく言われる事は、
参加して受講しただけで終わる
ということです。

知った。学びの時間はあった。
でも、それだけで終了、という状態です。

 

ほとんどの場合、、、

学びはしても、
それを実践し、
発揮できるようにはなかなかならない、
というのが現実です。

 

「ポジションに就ければ、
学び、それを発揮するようになる」
というようなことをいう方もいますが、
実際にはそんなことはありません。

ポジションに就ければ学びを実践するというのなら、
人材育成の問題のかなりが解決しますから。

ポジションや後継者を取り巻く環境では、
学ぶことや、それを実行することには、
ほとんど結びつかないものです。

なぜなら、、、

 

学び、それを発揮するだけの、
必然性がないからです。

ポジションにいて、
今まで通りに仕事をやっていても、
それほど困らないですよね。

業績が芳しくないと悩むことはあっても、
普通に仕事ができているならば、
なんとかしなければならない必然性は、
通常は高くはないからです。

多くの場合、
能力を発揮しなくても、
なんとかなることが少なくないからです。

 

通常、次の2つのどちらかの状況にならないと、
人はなんとかしようと、
能力を発揮しないようですよ。

ひとつは、
逃れられない窮地に追い込まれた時

経営・事業に関して言うと、
売上低迷、借入の増大で、
財務状況が急速に悪化しているような場合です。

もうひとつは、
どうしても実現したい目的、目標がある時。

経営・事業に関して言うと、
事業をこの様にしたい、
このような会社にしたい、
それが絶対に必要で実現したい、
という思いがある場合です。

どちらも、
経営者、社長、事業を継ぐ後継者として、
何とかしなければならない状況です。

通常は、後者の方が好ましいです。

誰も、好んで、
前者のような窮地に陥りたいとは、
思わないでしょう。

 

後継者の育成、
能力開発についても同じです。

真剣に学び、実践し、
身につけ、能力を高める。

これを後継者が実現するには、
後継者が、事業承継を通じて、
経営、事業においてどうしても実現したい!
と思える将来の姿が必要だと考えます。

後継者が実現したいと思い、
魅力と期待がもてる将来がある。

その実現のために、
後継者自身がどのように成長し、
そのために何を身につけるのか。

これが明らかになれば、
後継者は、自ら学び成長するでしょう。

学びを実践して、
経営、事業に活かそうとするでしょう。

個別の能力を身につける以前に、
後継者にとって、
魅力と期待が持て、
実現したいと考える将来の姿、
がはっきりしていることが必要です。

ここがスタートラインです。

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