事業・ビジネスを「考える」とは?

公開日:2019/05/14

更新日:2019/05/13


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「いろいろ考えてやっているんですけどねぇ。」

様々なことに取り組み、
一所懸命にやっているけれど、
うまくいかない経緯者の方が、
よくおっしゃる言葉です。

 

「考える」2つの対象とは?

物事を進める時に、
何かに取り組む時に、

考えることが重要ということは、
よくお分かりだと思います。

何も考えずに、何はともあれやる。
やって見る。

意味がないわけではありませんが、
あまりうまくいかないものです。

やる前には少なからず考えて、
それから取り組むことが多いと思います。

それなのに、どうもうまくいかない。

これは、考える対象がズレているからです。

考える。

この時、考える対象は2種類あります。

どちらを考えているのか。

それによって結果は変わってきます。

考える対象となる2種類は、
それぞれ、どんなことでしょうか?

学生時代に戻って見ると、
この2種類がわかってくると思います。

試験やテストなどの問題を解く、

例えば、算数や数学の問題の場合、

どの様に式を書いて、
どの順番で何を書く、

といったテクニックを使って、
どんな風に回答を書こうか

どの様に書くと、
わかってもらえるのか、
ということを考えたと思います。

ただし、それ以前に、

どの様な問題で何を回答するのか、

その時、どの様な公式や定理や公理、
どの解法を使うのか、
という問題の本質を考えます。

問題を解く、回答するときには、

  • 問題の本質、解法について考える事
  • どの様に回答として組み立て記載するのかを考える事

この2点を考えています。

 

良く「考える」対象

問題の本質と解法について考えた時、
導き出されることは問題によって異なります。

似ているケースはありますが、
問題毎に、それに適した解法を導き出す必要があります。

それに対して、
回答の書き方は大切ですが、
それ自体はほぼ決まっているものです。

問題に左右されることは、
ほとんどありません。

ケアレスミスを防ぐ、減点を避ける、
という観点では大切なことですが、

この部分をどんなに考えても、
回答の中身への影響はそれ程大きくありません。

この2種類の考える対象は、
どちらを考えることが、重要になってくるでしょうか。

それは当然、

問題の本質、問題の解法について考えること

です。

同様に、事業・ビジネスを対象とした場合、

事業・ビジネスの本質と、
どの様な見せ方で世に出すのか

の2種類について、
私たちは考えることが必要になります。

話を最初に戻すと、
考えてやっているけどうまくいかない方は、
何を考えているのかというと、

2種類のうち、
どの様な見せ方で世に出すのか、
について考えていることが多いです。

どの様な見せ方で世に出すのかというのは、
集客方法やマーケティングテクニック
の様なことです。

PPC広告、FB広告、ブログ、メルマガ、
最近ではLINE@などなど。

テクニックを実際にどの様に使うか、
どんな風にやろうか。

この点を一所懸命に考えていることが、
少なくありません。

そのやり方は決まっているし
テクニックなので、
どの様な事業やビジネスでも
ほとんど同じなのですけれどね。

 

 

「考える」本当の対象

それ以前の事業、ビジネスの本質について、
考えることはあまりやらないものです。

今までのものをそのまま踏襲して、
それほど考えずに良しとしています。

そして、やり方、テクニックについてばかり、
考えを巡らせています。

最初に取り組み、最も重要で、
結果に違いが顕著に現れる

算数の場合、どの様な問題なのかに該当する、
事業、ビジネスの本質をほとんど考えず、

どの様な問題にも違いが現れない
回答の書き方ばかりに、
頭を使っている状態です。

これで問題を解き正解する
という成果を出せるのかというと、
難しいと思いませんか?

「考えてやっている」という時の対象は、

事業、ビジネスによって
異なり違いが生じてくる事業、ビジネスの本質

についてです。

事業、ビジネスの本質を考えることに、
多くの労力と時間を割く必要があります。

そうなのですが、、、

事業、ビジネスの本質を考えることは、
実は容易ではありません。

事業が提供する価値
に焦点を当てる方法を用いると、
導き出すことができるのですが、

考える方法、導き出す方法を知らないと、
ただただ考えが堂々巡りをして、

まとまらず、整理できず、
発散して終わってしまうからです。

考えているのに結論に達さない。
導き出されてこない。

これが最も辛いことですから、
考えずに済ませてしまいたくなります。

テクニックを使うことを考える方が、
わかりやすいので、
そちらに力を入れてしまうのです。

一度チェックをしてみてください。

あなたが「考えている」という時は、
「考える」2種類の対象の
どちらに多くの力を注いでいるでしょうか?

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