事業承継であなたが実現したいこと

公開日:2015/03/20

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者に事業承継をする。
事業承継をして代替わりをする。
事業承継で、社長のあなたは第一線から退く。

事業承継を迎えて、
どのようなことを実現しようと、
あなたは考えているでしょうか?

例えば、家族で旅行に行きたいとか、
奥さん孝行したいとか、
プライベートな話は人それぞれでしょう。

それはちょっと置いておいて、、、

あなたが維持し、育ててきた、
会社、事業についてはどうでしょうか?
後継者に事業を継ぐことができれば、
それで満足でしょうか?

負債や資産の継承ができれば、
もう充分満足でしょうか?

株式を後継者に集約して、
経営権が確立できれば、
充分な事業承継ができたと、
考えることができるでしょうか?

たぶん、
この様な状況だけでは、
あなたは満足しないと思います。

あなたが心血を注いで、
経営し、育ててきた事業です。

事業承継した後も、
会社が、経営が順調に継続していて欲しいと、
思っているでしょう。

事業が拡大し、
売上、利益が伸びていくように育っていて欲しいと、
望んでいると思います。

とりあえず、
後継者が継いでくれればそれで充分、、、
とは、考えていないと思います。

後継者が継いだあとに、
自分がもう少し、
社長でいた方が良かった、
あぁ、継がせるんじゃなかった、
なんて思いたくないですよね。

こんな風に思っていても、
大塚家具のように、
会長の父親と社長の娘の間に、
骨肉の争いが起きてしまうのですね。

あなたの周りを見回したときは、
どうでしょうか?

事業承継後、
あなたが望む様な状況になり、
安心できている元社長は、
どの位いらっしゃるでしょうか?

思ったほど多くはないのでは?

後継者に事業承継した後も、
会社、事業の状況に気をもみ、
後継者のやり方に頭を悩ませる方は、
実際には少なくありませんね。

私自身が事業承継を受けたとき、
社長はきっと、
イライラしていたと思います。
頭を悩ませていたと思います。

後継者の私自身は、
上手くいかずに右往左往してました。

胃がキリキリと痛む毎日を過ごし、
十二指腸潰瘍になっていました。

成果がでずに、
社員も焦り、悩んでいた事でしょう。

こんな状態は避けたいですよね。

しかし、世の中の、
事業承継に関するアドバイス。

ほとんどが負債と資産の承継、
株式の話ですね。

事業承継へ計画を立てて準備をしましょう、
というアドバイスばかりです。

その計画の中身は、
事業承継の日に向けて、
後継者を育てるとか、
社内にいつ告知するとか、
取引先へいつ知らせるかとか。

事業承継の日までに行う事ばかりです。

これはこれで、とても大切です。

やらなくて良いとは言いません。

不要だとも言いませんよ。

正直に言うと、
ぜんぜん足りない!と考えています。

事業承継した後に、
後継者がどのように会社、事業をやっていくのか。

後継者がやっていけるように、
事業承継の前に、
経営・事業に関して何をやっておくのか
という事が必要だと考えています。

こんな事を言うと、
事業承継に携わるコンサルやアドバイザーは、
言うのですね。

「それは事業承継に向けた、
計画の中に入っているんですよ」と。

この時点で、
コンサルやアドバイザーは考え方がズレている、
と考えていますよ。

後継者が事業承継後に、
会社、事業をどの様に運営するのか、
ということが、
一番最初に考えておく事です。

「会社、事業が目指す姿」と言えます。

事業承継を経て、
どのような会社、事業の姿をめざし、
作り上げていくのか。

これがあるから、
計画を立てることができます。

旅行と同じです。

目的地が決まっていないのに、
「いつトラベルサロンへ行って、
泊まる場所と切符を手配する」と計画しても、
何も行動をおこせないですよね。

旅行の日に向けた細かい計画内容の項目があっても
活用できません。

同じ事が、
事業承継に当てはまりますよ。

旅行の目的地に当たる、
会社、事業の将来の姿。

これが事業承継をするときの、
全ての出発点です。

というより、
経営をおこなうときの、
全ての出発点ですけれどね。

会社、事業の将来の姿を、
社長・経営者と後継者が共有する。

それを実現するために、
それぞれの立場で必要な事を、
事業承継を行う日を目指して、
準備していくのです。

そして、事業承継後は、
後継者は、会社・事業の将来の姿に、
さらに近づくために、
経営・事業を伸ばしていくのです。

今、巷にたくさんある、
事業承継に関するコンサル、アドバイス、
後継者の育成などは、
この点が欠落しています
触れていても一般論ばかりです。

旅の目的地もなく、
宿泊の予約、鉄道や飛行機のチケットをとる、
やり方と実行日を教えているだけです。

あなたが、
人の旅行の希望を実現する、
旅行会社のスタッフになりたいなら、
この情報は有用でしょうね。

しかし、あなたも後継者も、
旅行会社のカウンタースタッフに、
なりたいわけではありませんね。

みずからが旅行をするのですよね。

だからこそ、
目的地 = 会社、事業の将来の姿
が最初に必要ですし、最も重要なことです。

会社、事業の将来の姿を、
どうやって明らかにし、
実現できるようにしていくのか?

事業承継を経て実現できるように、
どうやって準備をし事業継承していくのか。

この点が定まっていると、
あなたが望む事業承継後の状況を、
作り出すことができるます。

事業承継した後も、
会社が、経営が順調に継続する。

事業が拡大し、
売上、利益が伸び、育っている。

事業承継後、
このようになるのですね。

目的地 = 会社、事業の将来の姿
が詳細で、しかも、
実現する道のりがイメージできている。

これがポイントです。

この点ができていることが、
実は事業承継で最も重要な点です。

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