社員が指示を求める理由:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「社員が直ぐに指示を仰いでくる!
(なんとかしてくれ!)」

「社員は指示を仰ぐし、
 指示されないと動かない。
 (指示を仰がなくても、
 自分で判断できるだろう!)」

「社員が自分で考えて、
 仕事をドンドンして欲しいのに!
(いつもいつも、
 社員個々の面倒を見ていられるわけじゃない!)」

このように考える経営者の方は、
少なくありません。

経営者や上司に、
なぜ社員は直ぐに指示を仰ぐのでしょうか?

指示を仰ぐ前に、
自分で考えて仕事を、
社員はなぜしないのでしょうか?

その理由は何でしょうか?

今回はこの点をあなたと共有します。

お伺いをしている?

指示を仰ぐ理由は、
責任がハッキリしていないので、
自分で決めてよいのかどうかわからない。

だから、経営者や上司にお伺いを立てている。

このような見方もできるでしょう。

もし本当にお伺いを立てるならば、
「指示を仰ぐ」ような言い方にはならない、
と思いませんか?

お伺いをするならば、
経営者、上司に、
社員自身が考えたことを提案するでしょう。

「○○をやりたいのですが、
 進めてもよいでしょうか?」
と経営者のあなたに、
可否を迫ってくるでしょう。

「○○をやろうと考えていますが、
 なにか支障があるでしょうか?」
と質問をしてくるでしょう。

このように言われれば、
「社員が指示を仰ぐ」とは、
あなたは言わないと思いますが、
いかがですか?

実際には「○○については、
どうしたら良いでしょうか?」
と社員があなたに尋ねてくるのですよね。
だから、指示を仰ぐと感じるのですよね。

実施内容を考えることは、
責任云々とは関係ありません。

担当している社員が考えれば、
いろいろなやり方、
手段を考えつきます。

考え検討した内容を、
経営者や上司に提示すれば、
議論することも、
アドバイスや知恵を
授かることもできます。

お伺いを立てることと、
指示を仰ぐこととは段違いです。

しかし、
社員は指示を仰ぐのですね。

なぜなら、、、

指示を仰ぐ理由

社員自身がその仕事を、
一所懸命に考えて行うだけの動機がないからです。

仕事に対する、
社員のモチベーションがないからです。

もう少し、くだいて表現しますね。

社員自身が、
その仕事に取り組む必然性を感じていません

仕事は、給料をもらうためと考えて、
社員が取り組んでいるからです。

そつなくこなして、
そこそこやれば、
そこそこの評価で、
給料をもらえるからです。

自分で苦しんで考えるなんて、
そんな必死におこなう必要性を、
社員は感じていません。

他人に決めてもらえば、
ラクチンだからです。

社員を巻き込む!

社員が指示を仰ぐことから、
社員が自分で考え行動するように変えるには、
事業、仕事に対する動機付け、
モチベーションが必要です。

このためには、
事業・仕事に関する動機付けを社員にしよう!
という考え方だとあまり上手く行きません。

事業・仕事の目標を語り、
それを実現することだ!
というような、事業や計画の説明を
おこなってしまうからです。

事業をやるんだ!
のような命令、指示の語り方に、
なってしまうからです。

事業戦略などを説明するやり方は、
モチベーションアップの一つの方法として、
ビジネス書やビジネス系コラムによく書かれ、
コンサルなどが頻繁に口にすることです。

私も説明するやり方をやってみましたが、
ほとんど効果がありませんでしたよ。

私のクライアントも、以前やってみて、
効果がなかったと嘆いていましたよ。

モチベーションアップをおこなうときには、
事業・仕事に社員を巻込む、
という考え方がポイントです。

指示する、命じる、
やらせる、やるように仕向ける、
のではなく、巻き込むことです。

そうすると、
社員が自ら行動するようになりますよ。

経営者のあなたがやるべきこと

社員とともに、
事業・仕事の結果を実現する。

伴に活動する同じメンバーとして、
社員を位置づける考え方です。

伴に活動するメンバーとして
社員を位置づけたとき、
どのような事が必要でしょうか?

その事業を実現したい!
その事業の実現が絶対に必要だ!
と、経営者のあなた同様に、
社員自身が感じることです。

その事業の実現に、社員自身が関与したい!
と感じることです。

あなたがやるべきことは、
明らかですよね。

事業の将来像や目的、理念について、
社員自身が実現の必要性を感じる。
そのような中身にしましょう。

事業の将来像の実現に、
社員自身が関わりたい、
と感じる中身にしましょう。

事業の将来像の実現に、
社員が賛同し、
共感できる中身にしましょう。

社員の反応が変わる!

事業の将来像に社員が共感し、
賛同するようになると、
社員の反応に変化が現れますよ。

例えば、
あなたが社員に向けて、
事業の将来像、事業の目的を話します。

今までは、話が終わると同時に、
クモの子を散らすように、
社員は仕事に戻ったと思います。

話をしても、
あなたが話した事業の将来像が、
社員の間で話題になることはありません。

あなたの描く事業の将来像に、
社員が共感し、賛同すると、
社員が事業のことを、
話題にするようになりますよ。

「お話を聞いて、
ともてうれしくなりました。」

「こういうお話を聞けてよかったです。
仕事、もっとがんばります。」

こんな風に、
経営者のあなたに言ってくる社員が現れますよ。

あなたが描いている、
事業の将来像を、見直してみてくださいね。

他の人が内容を聞いたとき、
それ実現したい!
そうなると絶対にいいよね!
それだったら私も関わりたい!
こんな反応をする中身にしてくださいね。

 

 

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