経営で無駄なことを避ける

公開日:2016/04/27

更新日:2019/04/04


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

”ええ加減にせーよ!”と、
私は心の中で怒り狂っていました!

今朝、かなり早い時間に、
知り合いのコンサルからメールが送られてきました。

ある件に私が対応する日程が調整可能か、
あるいは、対応できる人を紹介してほしい、
という内容です。

「5月中旬から実施」とのこと。
内容は、かなりの時間と労力を割きます。

今依頼がくるということは、
開始までに十分な時間がないことは、
よっくわかりました。

メールの文面にも
「至急検討してください」と書かれています。

 

私の日程の調整が可能かどうか、
お客様先に結構な数のメールを送りました。

対応できそうな知人にも、
可否の問い合わせメールを送りました。

打ち合わせ、ミーティングをやりながら、
隙間の時間をつかって、
説明・調整を依頼の電話をお客様、知人にしました。

電話で話せた人もいますし、
不在だったり、電話がつながらないことも。
いずれにせよ、返事待ちの状態です。

打ち合わせをしていると、15時過ぎに、
依頼をしてきたコンサルから、またメールがきました。

「今朝、お伝えした件、いかがでしょうか?」と。

正直、まだ調整中です。
しかも、私は打ち合わせ真っ最中。

返事もままならない状況です。

16時半ごろ、コンサルから電話がかかってきました。
まだ打ち合わせの真っ只中。
「今は出られない」のメッセージを送りました。

17時半すこし前。
打ち合わせはちょうど休憩の時間になりました。
またまた電話が、コンサルからかかってきました。

「降旗さん、
メールでお送りした件ですけど、どうでしょうか?

急いで決めて答える必要があるんです」
と言うんですよ。

で、冒頭の”ええ加減にせーよ!”と
心の中で私は怒り狂うことになりました。

とはいえ、冷静を装い、
「そうはってもまだ調整中なんだけれど」
と答えました。

コンサルが言うには
「それはわかるのですが、
こちらも早く答えないといけないので」
と平然と言ってきやがります。(笑

 

”テメーの都合ばかり言いやがって”

怒りを抑えながら、
「何時までに回答がほしいの?」と尋ねると

「18時までに先方に回答するので、
17時半には答えが欲しいんですけど」
と言いやがりました。(笑

怒鳴りつけたいのを必死で我慢しながら、
「それならば、最初のメールに、
『18時までに回答したいので、
調整した結果を17時半までに連絡ください』
と書けばいいんじゃないの。

タイムリミットがわかっていれば、
それを前提に調整するし、
早くに『難しい』と回答もできたんだけど」
と答えました。

そしたらですよ、
「至急と書いたので、
至急、答えをいただけると思いまして」
とコンサルの奴は、のたまうわけです。

正直、呆れかえりましたよ。

「今、答えが欲しいって事?」

「そうです。もう時間ですから」

とのたまう奴に、

「私の日程調整もまだしている最中だし、
紹介できる人にも調整をお願いしているけど、
まだ回答がきていないよ。

この状況だと、
せっかく連絡をいただいたけれど、
今の段階では難しいと答えるしかないですね」
と紳士のように冷静に答えるのが精一杯でした。

 

あなたにも、このような経験がありませんか?

「至急」と書かれていたって、
タイムリミットはいつなのか、
そんなことはわかりません。

明日の夜が期限でも「至急」と使う人がいます。
数時間後が期限だから「至急」と騒ぐ人もいます。

いつまでに回答が欲しいと、
最初に期限をはっきり言えばいいんですね。

期限がわかれば、そもそも調整ができるのか、
だいたいのことは最初に答えられます。

調整が難しいから最初にお断りをして、
日程調整の必要がなかったかもしれません。

依頼してきたコンサルにお断りした後に、
私のお客様や知人から、調整の回答連絡がきました。

調整の労をとってくださったことに感謝しつつ、
結局もとの日程に戻していただくお返事しました。

知人からも調整をした連絡がきましたが、
平謝りで状況を説明しました。

なんとも無駄なことを繰り返した一日でした。

経営・事業でも同じようなことがゴロゴロしています。
冷静にみると本当に多いです。

最初に明らかにしていれば対応が簡単にできたのに、
相手のことを気にせず、
ハッキリと伝えないから、
必死になってやったのに、
結局、無駄になってしまいます

こんなアホなことが、
会社経営、事業運営、日頃の業務でも、
たくさん、たくさん起きています。

無駄な作業のオンパレード。

もしこのような無駄な作業をしなければ、
社員は残業をせずに済んだでしょう。

「無駄な作業をした!」とメゲることもないですし、
「あのやろうー!」と怒ることもないです。

「これだからやってられない!」と、
業務に嫌気がさすこともありません。

少し注意を払うだけです。
相手のことを気にするだけです。

それだけで、気持ちよく業務に取り組むことができるのに、
なんとも勿体無いことです。

これができないということは、

「お客様の視点で見る」

なんてことはできません。
頭でわかっていても、実行は程遠いです。

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