「現状を変える方法」は2つだけ:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業を行なっていると
問題・課題、あるいは、
経営・事業を取り巻く状況から

改善や改革、変革が
必要と感じる場合が
少なくありません。

社長、経営者のあなたも、
「これはなんとかしなければ」とか、
「この状況は変えなければ」、
「ここから脱して
良い方向にしなければ」

と感じたこと、考えたことは
少なくなかったと思います。

しかし。

なかなか状況を変えることは
できなかったのではないでしょうか?

【今回の内容の動画】(動画再生時間:13分31秒)

今回は、
変えようと思うけれど
なかなか変えらえない原因と

その原因を取り除き、
実際に変える方法を
あなたと共有します。

こんにちは。
ウィズスマイル フルハタです。

変化できない!

変えたい!
改革したい!
改善したい!
解決したい!
解消したい!

いろいろな状況を見たとき、
この様に思うことは
少なくありません。

しかし。

実際には、
なかなか変えることが
できません。

「なんとかしないと」
と思いながら、
同じ状況をひきづってしまいます。

気にはかけているけれど、
変えらないまま、
時間だけが過ぎてしまいます。

社長、経営者のあなたにも
こんな状況に思い当たる節が
少なくないのではないでしょうか?

変えたい!
改革したい!
改善したい!
解決したい!
解消したい!

この様に思いながらも
変化することが
実際にはできない原因は
どこにあるのでしょうか?

変化できない原因

原因は、
あなたを含む多くの人に存在する
「現状維持バイアス」
が動いてしまうからです。

「現状維持バイアス」とは、

変化や未知なる事柄を避け、
現状を維持したいがために、
物事を都合よく解釈すること

です。

経営、事業に関して
目の前に展開する事象に対して、

変えたい!
改革したい!
改善したい!
解決したい!
解消したい!

と一旦は考えるのですが、
変化することに抵抗してしまい、

「そうは言っても
取り組む時間がない」とか、

「それよりも
優先することが他にある」とか、

「変えたいけれど
今までなんとかなっているし、
急がなくてもなんとかなる」、

「急いで失敗するより
よく考えてから
取り掛かれば良い」、

と都合よく解釈して、
変えることに取り組むことを
先延ばしにしてしまいます。

変化できないバイアスとは?

なぜこの様なバイアス、
都合の良い考え方を
私たちは取り入れるのでしょうか?

変えるために
取り組むだろう事柄は、

今までやったことがない
新しいことが多いので、

考えるだけでも大変だし、
やるとなると面倒くさい
と考えるからです。

やったことがないことは、
やった方が良いと
頭でわかっていても、

やりたくないと
人は考えるものだからです。

新しいことに取り組み、
大変な思いをするくらいなら、

今までなんとか
なってきているのだから
このままで良いではないか、
と考えるものです。

この点は、私にも、
思い当たることがあります。

あなたにも思い当たることが
少なからずあるのでは
ないでしょうか?

失敗への恐れ

もう一点、
やらずに済ませようと
バイアスをかける要素があります。

変えるために
新しい行動を行なった時、
もしも失敗した時の影響が
恐ろしいからです。

人は1万円もらった時と
1万円失った時では、

「失う」時の方が
2倍ダメージを受ける
と言われています。

ここでの損失とは、
取り組んだ新しい事柄が
失敗した時の影響です。

新しいことを行うので、
今までにやったことがないし、
そもそも結果が良くわかりません。

結果がよくわからない、
失敗が生じる度合いも
失敗した時の影響も
よくわからないので、
不安が増します。

「うまくいず失敗したら
その影響は大きいかも」
という不安が、

今の問題・課題の解消よりも
影響が大きく見えるのです。

問題・課題の解消という
「1万円をもらう」ことよりも、

解消するための対応が
うまくいかず失敗するという
「1万円を失う」ことの方が、

格段にダメージを受けるだろう
と想像をするからです。

バイアスを吹っ飛ばす-1

この現状維持バイアスに
影響される限り、

あなたの会社・事業において
変化も変革も、改善も改革も
起こすことはできません。

現状維持バイアスを
取り除く方法は
実はたった2つ、

どちらかの方法を
選ぶことしかありません。

それぞれの方法を
説明します。

1.具体的に考える

今、あなたの目の前の事柄を
変える、改善する、変革しよう、
と考えたとします。

変えるために
新しいことに
取り組む必要があります。

その新しいこととは、
改善策、解決策を
講じるということです。

多くの場合、
今までやっていない
改善策、解決策を
考えること自体が

面倒臭い、
やりたくないと感じて、
現状維持バイアスを発動します。

そこをもう一歩踏み込んで、
変える、改善する、
変革するために、

どの様なことをするのか、
具体的に考えます。

変える、改善するために
何をどうやるのかを
具体的に考えるわけです。

そうすると、
あれを調べようとか、
これを明らかにしようとか、

この様なことがわかれば
手を打てるかもしれない、
ということが少しずつ
見えてくる様になります。

具体的に考える事柄は、
正しいとか、適切かどうかは
いったん脇において、

何はともあれ
取り組む内容を細かくして
具体的に考えることです。

取り組むことは
たくさんあるかもしれませんが、
やることの中身が
わかってきます。

すると。

この点はこうやれば良い。
こっちはこれでできそうだ。
ここはまだわからないから、
他の人の意見を聞いてみよう。

などと、
やる内容が明らかになってきます。

ここまでくれば、
意外と取り組むことができそうだとか、
時間はかかるけれどやれそうだとか、
他の人も巻き込んでやった方が良い、
ということがわかるので、
取り組むことに近づけます。

現状維持バイアスが動く理由の一つは、
変えたいけれど、
変えることはなんか大変そうだ、
ということがありマす。

取り組む内容が
よくわからないので、

面倒臭いとか、
大変そうだとか、
失敗したら痛いなー、
という気持ちが湧き出るからです。

取り組む内容が
具体的にわかってくれば、

面倒かどうかもわかりますし、
どうにもならない
大変さなのかどうかもわかります。

失敗した時の影響も、
全くわからないのではなく、
少なからず想像できます。

そうすると。

現状維持バイアスは、
当初よりは下げることができます。

バイアスを吹っ飛ばす-2

しかし。

具体的に細かく考えるということを行うことは
自分の中に沸き起こる
現状維持バイアスを
自ら抑えこみ、

それでも具体的に
取り組む内容を考える、
ということをしなければなりません。

これ。

言うは易く行うは難し
の典型的な事柄の一つです。

現状維持バイアスと
それを抑え込むことが
自分の中で戦うわけです。

現状維持バイアスを優先させて
変化に取り組ますに済ませても、
それをわかっているのは
自分だけです。

時間がないとか、
他にやることがあるなど、

表向きは
なんとでも理由をつけて、
現状維持バイアスを
優先してしまうことが
できてしまいます。

そこで、2番目の方法です。

2.外部の協力を用いる

外部の方に相談をして、
力を借ります。

自分の中で
現状維持バイアスを
取り除くことは
実は容易ではないので、

外部の方の力を借りて、
背中を押してもらいます。

となると。

誰の協力を得るのか、
という点が重要です。

こういう状況を変えたい。

という相談をした時に、
単にやった方が良いとか、
やらないとダメだ、
という意見を言うだけでは、
役に立ちません。

具体的にどの様に取り組むのか、
と言うことに関して、
あなたの相談に乗って
力を貸してくれる人です。

あなたの意見や考えを尊重し、
あなたが取り組める様に
考え方ややり方を提供し、
実行することの
力になってくれる人です。

現状維持バイアスを
取り除くためには、
この二つの方法の
どちらかしかありません。

自ら打破するか、
外部の協力を得るかの
どちらかです。

今までも、
なんとかしようと考えながら、
なかなか自ら打破できずに、
そのままにしてきたでしょうから、

現状維持バイアスを
自ら打破することは、
簡単ではありません。

外部の協力を得るには、
日頃からどの様な人と
関係性を作っているかに
影響を受けます。

経営者仲間や
経営者の飲み友達を
安易に否定するもの
ではありませんが、

先ほどの様な観点で
あなたの背中を押し、
協力してくれる存在が
あなたの周囲に今いるのか?

今あなたの近くにいないとしたら、
これから見つけ出す行動を
起こす必要がある、
ということです。

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