あなたの経営、事業は事業承継ができる内容か?

公開日:2015/07/06

更新日:2019/04/15


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたの事業、会社を事業承継するとき、
事業承継の方法がいくつかあります。

  • 親族の後継者への事業承継
  • 親族外の後継者、例えば役員への事業承継(MBO)。この中にIPO(株式上場)後に後継者を広く求める方法を含む
  • M&Aとしての株式譲渡、売却
  • M&Aとしての事業譲渡

事業承継ではありませんが、廃業という選択肢もあります。

ここでは事業承継についてお伝えしていますので、
廃業については触れません。

 

多くの場合、
親族への事業承継と検討し、
後継者探しをします。

後継者が見つからないと、
次に親族外の役員や従業員から、
後継者候補を見つけようとします。

それでも後継者が見つからないと、
M&Aによって、会社、あるいは事業の存続、
従業員の雇用維持を図ろうとします。

第三者の企業からのM&A候補に上がっても、
そこから先になかなか進まないことが、
少なくないようです。

なぜなら、条件が合わないからです。

売る側からしたら、
負債を請け負ってもらい、
さらに、そこそこの値で、
買いとって欲しいと考えます。

事業、会社は売れたけれど、
何も残らない、
というのはなんとも避けたいものですから。

一方、買う側は、
事業上のメリットはあるものの、
負債を背負うのだから、
できるだけ安く買い取りたい。

例えば1円とか。

売却値段の攻防になるわけです。

 

ちょっと考えてみてください。

あなたの会社、事業。

客観的に考えて、
あなた自身は、いくらで買いますか?
負債も請け負った上で、
いくらまで出して買収、
あるいは事業取得するでしょうか?

あなたがいくらお金を持っているか、
という制限は外して考えてください。

純粋に、あなたの今の事業、会社に、
いったいいくら出せるのか?

負債の返済まで含めて、いくら出させるのか?
何年で回収できるのか、
経営者のあなたが、
別の会社を買うつもりで考えてください。

「その額を本当に出すか?」
と自問自答してください。

あなたが出そうと考える額までは、
多くの場合は、出す人はいないものです。

事業の優位性と魅力がかなりあり、
自社の力で大きく改革できるとなっても、
M&Aにはいろいろなリスクがありますから。

それなりの売却金額では成立しない、
というのが現実です。

 

思った金額では売れない。

この原因は、
M&Aだけに影響するわけではありません。

後継者候補が親族にいても継ぐ気にならない。
後継者がみつからない。

この原因も、
M&Aがなかなか成立しない理由と、
根っこは同じです。

会社、事業としての魅力が強くない、弱い。

これが全てです。

後継者にとっては、
先が見えない、将来性がない、
事業の魅力がない、ならば、
なぜ無理をして継ぐ必要があるのか?
ということになります。

役員、従業員を想定した
MBO、EBOでも同じことです。

将来が期待できない事業を、
無理に株式取得をして、
なぜ継ぐ必要があるのでしょうか?

とりあえず、
自分が働けるうちは、
今のままでなんとかなれば、、、
と考えていたとしても不思議ではありません。

ここからわかることは、、、

事業承継をするならば、

経営、事業として、
魅力があり、将来に期待できる形にすることが、
事業承継のどの方法を選択するにせよ大切だ、
ということです。

事業、経営として、
魅力があり、将来に期待できるなら、
後継者候補が継ぎたいと思うでしょう。

役員、従業員の中から、
継ぐという人が出てこないとは言えません。

こちらがお願いしてM&Aするのではなく、
相手側から実行したいとなって、
交渉する余地が広がると思いませんか。

 

今の事業を、経営を、
将来に向けて、儲かり成長が期待できる形にする。

そこに向けて活動を行い、
少しずつでも変わっている。

この状態にすることが、
今の経営者、社長である、
あなたの役目であり、使命だと思いませんか?

あなたが真剣に取り組めば、
5年で会社も事業も大きく変わります。

いや、3年、2年で変わることもあります。

半年で激変したケースもありました。

「あなた」の年齢も経験も、
学歴とか頭が良いとか悪いとかも、
全く関係ありません。

経営者、社長の「あなた」が、
真剣に本気で学び、
実践に取り組むことができること。

この違いだけで、
あなたの経営、事業の将来は、
全く変わってしまう可能性を持っています。

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