うまくいかない可哀想な人の特徴:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

前回は、私の知人の体験談から、
若い営業が可哀想だ、
という点をお伝えしました。

社長が作り出す”可哀想な社員”:社長の経営講座

該当する動画(再生時間:11分9秒)

今回は、同じ体験談から、
もう一人の可哀想な人の話。

可哀想なのは誰?

誰が可哀想な人だと思いますか?

「若い営業が属する会社の社長。」

まぁ、それはありますが、
彼よりは若い社員の方が、
よほど可哀想だなと。

「それならば、
あのような扱いを受けた知人の方。」

そうなんですけど、
知人も私も、
その点はあまり気にしていません。

となると、、、

可哀想なのは、知人が会った、
あの40歳の若社長さん。

もっともな理由

知人が言うには、
数日後に営業から連絡があったと。

「先方に再度伺って、
◯◯さんからの支援を
強くお勧めしましたが、

仕事を引き継ぐ、
今度入社の方がいるし、

その方の引き継ぎ時に
社長が同席するし、

その様子を見てからとのことで、
今回はご縁を繋げませんでした」と。

このお断り理由を聞いて、
あなたはどの様に感じるでしょうか。

引き継ぐ人がいるなら、
今回はやめておいて、
引き継いだ様子で判断する
というのはもっともな理由。

実際に様子を見て、
どうするか考えるでしょうね、
と多く方が考えるでしょう。

知人と私が話したことは、

引き継ぎができたとしても、
今、社長が問題に思っている、
業務の無駄や
属人化の問題・課題は、

この先、解決することはない
ということでした。

引き継ぎは終わっても、
問題は残り続けるでしょうし、

今回の様な提案があっても、
「引き継いだ人が慣れたら、
様子を見てからやろう」
などのもっともな理由をまた並べ

実際に取り掛かることはない
ということでした。

解決できない理由 その1

  • どの様に引き継ぐのか。
  • そのとき、どうやって属人化を排除するのか。
  • どの様な状態にするのか。
  • どうやって無駄を見つけるのか。
  • どうやって無駄を解消するのか。

などの点が、
社長はイメージできていません。

イメージができていれば、
様子を見て、などという、
曖昧なことは言わないでしょう。

こうやって、こうやるから、
この状態になり、
この理由で属人化しない形で、
業務を整理できる。

こうやるから、
業務の無駄が排除できて、
この状態になる。

だから、
今抱えている問題は解消する。

とハッキリ言えるものです。

問題が解消する様に、
やることを決めるので、
それがイメージできているはず、

だからです。

実際に行った結果、
できたのか、未達なのか、
どこに過不足があるのか、
わかるので、

次にどうするかも
わかるものです。

これらがないので、
取り組んでも、
どこまで達したのか、
どこまで問題が
解決したのかわからず、

何をどうするのか、
この先はわかることがないからです。

解決できない理由 その2

もう一つの解決できな理由は、
やらない、もっともな理由を
並べているから
、です。

やる人は、
どんな状況、条件でも、
やる必要があるとなれば、
直ぐにやります。

やるためにどうするのかを考え、
やれる様に状況を直ぐに整え、
実際に直ぐに行動し取り組みます。

やらない人は、
今回の様な、やらない、
もっともな理由を
並べてしまいます。

引き継ぎが終われば、
次のやらない、
もっともな理由を持ち出し、

それを盾に、
いつまで経ってもやりません。

やらない人は、
どんなに良い条件でも、

例えば、リスクがゼロでも、
確実にプラスであっても、
理由をつけてやりません。

問題や課題があっても、
それらを解決するには、
今までと違うことをするわけで、

それはそれで大変だし、
面倒と言えば面倒臭い。

手間がかかるし、
もしうまくいかなかったら、
まずいんじゃないか、
と不安が増します。

なんとなく業務は回っているし、
それでもいいじゃないか、
と考えます。

新しいことは、
やらない方がラクだから
です。

ただし、
何もしないわけにもいかないので、
できる範囲のことをやって、

今回の若社長の例で言えば、
引き継ぎと
その時に社長が加わることをやって、

それでいいんじゃないか、
なんてどこかで考えています。

これを繰り返すので、
いつまで経っても、いつまで経っても、
問題が解決しません。

社長が可哀想な理由

これらのことを知らずに、
知りえる機会もなく、

実施する内容のイメージもなく、
もっともな理由を並べているので、

若い社長は可哀想だな、
という話になったわけです。

この2つの理由は、
私たちが、
かなり陥りやすいもの
です。

ついつい、
取り組むイメージもなく、
漠然とした内容で、
なんとなかなると、
安易に考えてしまいます。

あるいは、

やらない、
もっともな理由を並べ、

やる必要があるのに、
やらずに済ませてしまいます。

そうして、いつまで経っても、
「やっているのに、
あの問題が解決しない」と、
不満、愚痴を言ってしまいます。

「私たちも
気をつけないとね。

 自分のことは、
結構わからないものだから。

という話になったのでした。

若い社長が可哀想な理由は、
実はまだあります。

その話は、次回に。

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