意思決定の判断基準を準備する

公開日:2014/06/07

更新日:2019/04/09


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

先日の夜。

少し帰りの時間が遅くなりました。

で、近くの駅からタクシーに乗り込みました。

少し疲れていましたし、
ちょっとの間ゆったり座りたいとも、
思ったからです。

タクシー乗り場で少し待っていると、
すぐにタクシーが来て乗る順番になりました。

黒塗りのタクシー。

屋根の上のマークが、
日頃その駅に、
乗り入れいている会社とは違いました。

”あらま珍しい。
○○交通のタクシーじゃないんだ。”

私の目の前に、
スーッと止まったタクシーの、
後ろのドアがクンと開きました。

よっこらしょと乗り込みました。
(うーん、、、格好良くないなぁ、、、笑)

後部座席に身を沈めました。

「ドアを閉めてよろしいでしょうか?」
と運転手さん。

最近、タクシーの運転手さんも、
応対が丁寧な人が増えたなぁ、
なんて思っているうちに、
ドアがバタンと閉じました。

「○○の□□までお願いします。」

行き先を告げると、
「□□というと、、、
△△の先の※※のところですね。」
と運転手さん。

「あぁ、そうです。
※※のところです。」

「はい、、、」と車が発進しました。

その駅から家の方角には、
少し急な坂を登り、
その先を下って、
交差点を過ぎていきます。

グーンというエンジン音とともに、
背中にGがかかるのを感じながら、
ボーっとフロントガラスから見える、
景色を見ていました。

急な坂を登り切ると、
今度は少し急な坂を下ります。

下りきったところには、
信号機のついた交差点。

坂の上からみると、
そのときは、丁度、青信号。

このままいくと、
赤信号で、一度止まるな、
なんて思っていました。

案の定、
黄色信号に変わりました。

しかし、、、

タクシーはスピードを落としません。

”おぉ、赤信号になるよ。
おい、おい、まさかだよね、、、”

タクシーのスピードは落ちるどころか、
少しエンジン音が高く、
大きくなっています。

えっ、黄色のうちに、
すぎるのは、無理でしょう、、、

その先の、
交差点で交差している道。

広い道ですが、
この時間になると車はまばらです。

その時も、交差点を前に、
止まっている車はありませんでした。

と思っているうちに赤信号に。

タクシーは、
交差している道側の信号が、
青になると直前に交差点に進入。

その後は、
ハヤテのごとく!
交差点をあとにしました。

一瞬にして、
目が覚めましたよ。

ドキドキと、心臓の鼓動が、
少し早くなりました。

信号は、
自動で切り替わっています。

交差する道に車がいなくて、
危険がなければ、
赤信号直前の交差点を、
疾風のように駆け抜ける。

わからなくはないですが、、、(笑

信号は、交通のルールにそって、
変わっています。

赤は止まれ。
その時、
交差している道の車側は青。

このルールに従って運転していると、
事故に巻き込まれる確率は低くなります。

信号がコントロールしてくれるわけです。

ある意味、
交通事故による生命や怪我のリスクを、
コントロールしてくれています。

しかし、、、

経営では、
このようにはいきませんね。

ドライバーの運転を仕切るように、
あなたの経営を制御する、
信号がありません。

交通信号は、
「赤信号。みんなで渡れば怖くない」(古い!笑)
です。

経営、事業運営では、
赤信号。経営者だけでも渡っちゃう
というわけですね。

信号は、
経営者のあなた自身です。

あなたが、
「大丈夫、大丈夫!」
とか、
「赤?そんなことはないよ!
まだまだ行けるよ!」
と、言うことができてしまいます。

その結果、後戻りが、
できなくなってしまいます。

傷口を広げてしまうことも、
少なくありません。

大きな痛手を負うことも、
少なくありません。

このような状況は、
あなたにとって、
どのような気持ちになるでしょうか?

心地よいですか?
それとも、気持ち悪いですか?
避けたい状況ですか?

このことから考えると、、、

黄色信号、赤信号を、
あなたの考えと切り離し、

あなたの目の前に、
見せてくれる仕組みがあれば、
事故に遭う確率が減りますね。

それにはどうすれば、
うまくいくでしょうか???

この状況は黄色信号だ、
この状況は赤信号だ、
という判断基準を事前に決めておきましょう

その状況になった時、
自ら信号を発動しましょう。

そして、、、

スピードを緩めましょう。
一度止まってみましょう。

状況と内容を確認し、
どうするのかを検討する時間を設けましょう。

その上で、
そのまま走るのか?
少し徐行して様子を見るのか?
完全に止まって見直すのか?
決めることをしましょう。

タクシーの運ちゃん。
今回は運良くすり抜けました。

交差点の見通しが良ければ、
交差点の状況がわかるからですね。

経営、事業運営は、
そんなに見通しがハッキリしているとは、
言えないですよね。

それだけに、、、

事前に信号を設定して、
判断と行動をすることが、
あなたを事故の確率から、
遠ざけてくれるでしょうね。

あなたは、
無謀な深夜のタクシードライバーですか?

それとも、
リスクを察知して回避できる、
上手なドライバーでしょうか?

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