「○○」が重要!解決策が効果的に働かない原因(4):社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業、あるいは業務をやっていると
そこに問題、課題が発生することは
避けられないことです。

問題、課題が発生すれば、
それを解消するための解決策を講じたいと考えて、

実際に解決策を考えたり、
解決策を行うという事をするでしょう。

しかし、それをやってみても
なかなか成果、結果につながらない
という経験をお持ちの方、
お持ちの社長、経営者、あるいは後継者の方は
少なくないと思います。

今まで4回にわたり
成果、結果が出るための解決策を考えるポイントについて
あなたと共有をしてきました。

まだその重要なポイントが
いくつかありますので、
今回はその5番目のポイントを
あなたと共有したいと思います。

4つのポイント

経営、事業、業務をやり、
そこで生じる問題、課題を解決する。

そこで実際、解決をして
解消するという成果、結果に
つなげるための解決策。

これを生み出すためのポイントとして
今まで4回にわたりあなたと共有してきました。

それは何か?です。

まず一点目。

事業、業務の中で問題、課題が発生する。

好ましくない状況、
解消したいという状況が
繰り返し発生するならば、

それを場当たり的に解決する
という方法で満足することなく、
「根本的に解決しよう!」
と認識することがまず一点目でした。

次に二点目は、
その好ましくない状況、
取り除きたいと考えてる状況が
発生しているその問題、課題の現場に
実際に「行って、見る」ことでした。

頭でわかっているからといって
現場を見ないということでは、
実際起きてる状況が
「分からない」ということです。

三点目は、
そして実際に「行って、見た」としても、
ただ問題が発生してる時に
「行って、見る」だけでは十分ではなく、
「観察」をすることが重要だ
という点でした。

この「観察」をする時には、
”長い時間”観察をすることと
”長い期間”に渡って
観察をすることが必要でした。

そして四点目。
その問題、課題が発生していて、
それを解消したいと考えている業務、状況を
実際に「体験する」ことでした。

実際にその業務をやってみて、
どういうことが起きているのかを
「体験する」ことです。

この場合も、「体験する」のは
”長い時間”をやることと
”長い期間”に渡ってやることが
必要だという点でした。

この四点について
あなたと共有をしてきました。

5点目のポイントとは?

今回取り上げる5番目。
これは何か?です。

その好ましくない状況、
取り除きたいと思っている状況が
生じている経営上の事象、
あるいは事業の事象、業務といったものに
実際に携わっている人、

多くの場合は社員、従業員、
あるいは場合によってはパート、アルバイト
ということもあると思いますが、

その業務、事象に携わっている人の
「意見をよく聴く」ということです。

実際に業務に携わっている人、
あるいはその事象に関係している人の
「意見を聴く」時には
ポイントとして二つの観点があります。

今回はこの二つのうちの
1番目のポイントをあなたと共有します。

聴く際のポイント1

この1番目のポイント。

これは何かというと、
実際に取り除きたい状況、
好ましくない状況。
問題、課題の事象。

これがいったい
”どういうことを指しているのか”という点。

もう一つ、それに関係する内容として
この好ましくない状況、
取り除きたい状況。

問題、課題の事象、状況が、
どの様なことが原因となり生しているのか?

この観点でその事象に
携わってる人の話を
「よく聴く」ということです。

必要な理由とは

実際にその問題、
課題となっている事象、業務を
自分で体験してみる、
やってみることを行なっているのならば、

敢えてそれをやっている
社員、従業員、パート、アルバイトの
「考え、意見を聴く」必要は
ないのではないか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際にその事象、
あるいは業務をやってる時に
感じている感じ方、あるいは
そこからとらえている観点は
人によってそれぞれ違っています。

必ずしも誰もが
同じことを考えている
とは限りません。

誰もが同じことを
同じようにとらえている
という風にも限りません。

ですから、あなたが実際に
体験をして感じたこと、
それはそれとして、

他にその事象、業務等々をやっている人、
関係している人の意見、考えを聴くことは
とても重要なことであり、

あなたが気づかなかった観点を
教えてくれるというメリットがあります。

そして今まで
4つのポイントをお話しましたが、
特に、お伝えした中の4番目のポイント。

実際に自分自身でその事象、
あるいは業務をやってみる、取り組んでみる
という点については、

それを”長い時間”ですとか
”長い期間”に渡っておこなうという部分では
なかなか充分できないというケースも
出てくると思います。

その際には尚更、
その事象、業務に関係している社員、
従業員、パート、アルバイトの方の
「意見をよく聴く」ことは
とても重要なことになります。

実施する際の1番目の注意点

更に、「聴く」時に
付け加える点があります。

それは、その問題、
課題として認識している事象、
あるいは業務に携わっている

できるだけ多くの人、
多くの社員、従業員、多くのパート、アルバイトの方の
「意見を聴く」ことです。

主におこなっている
一人の人の意見だけを聞こう
ということではなく、

三人、四人の人が携わっているならば、
できれば三人全員、四人全員、

あるいは、五人、六人と多くの人の考え、
意見を聴くことが重要です。

それは先ほども申し上げたように、
人によって事象のとらえ方が異なるからです。

経験年数とか
他の業務を経験した結果として
見ている観点とか。

そういったものによって
とらえ方が変わってくるので、
色々なとらえ方を知ることは、
とても重要になってくるからです。

実施する際の2番目の注意点

そしてその事象、あるいは
業務に携わっている社員や従業員、
パート、アルバイトの意見を
あなたが聴く時には、

あなたの感じたことは
一旦脇に置いてください。

例えば、あなたが社員の方から
意見を聴いている時に、
あなたの感じ方と違う観点で
意見を言ってくることは
少なくありません。

その時に
「いやいやいや。違う。
 僕はこう感じたよ」とか、

「僕はこういう風にとらえたよ」
というのは
特に言う必要性はありませんし、

そのようなことを言うことによって、
逆に社員が意見を言いにくくなります。

従業員やパート、アルバイトの方が
自分の感じていること、
自分の考えを言いにくくなる、
ということが生じてしまう可能性があります。

ですから、あなたの意見、考えは
一旦脇に置いた方がいいです。

実施する際の3番目の注意点

さらにあなた自身が
自分自身の考え方やとらえ方を持って
それを前提に相手の話を聴く事をすると、

相手の考え、意見を
素直に受け入れることをしにくくなります。

”彼はこう言ってるけれども
 実はこうなんじゃないのか”ですとか、

”彼はこんなことを言ってるけれども
 こういう観点が足りてないじゃないか!”
というようなことを考えながら聴いてしまうと、

相手の考え意見を受け入れる、
受け取ることが
やりにくくなってしまいます。

ですから、あなたの意見、考え、
例えばあなたが現場を見た。
「観察」をした。
実際にやってみた。

その結果として得ている
自分自身がとらえたものは一旦脇に置いて、

まっさらな状態で相手の意見、
考えを充分、受け取るように
聴くことが必要です。

当然”それを聴く”、
”相手の考えを聴く”という過程で、
よくわからないこと、
不明なこと等々があれば、

そこは質問をして
より深く聴き出すことを
おこなう必要性もあります。

そして今申し上げたように
自分自身の意見は
一旦脇に置くわけですから、

”相手のここが間違っている”とか、

”ここがよく分かっていないのは良くない”とか、

”ここが分かっていない。
 うまく説明できないのだから関係ない”

とか言ったような否定的なことは
一切言わないこと。

あなた自身もできるだけ
考えないことが必要です。

何しろ不十分であっても
相手の意見、考えをよく聴く。

相手の社員、従業員、
パート、アルバイトの人が
この不具合が生じている、
取り除きたいと思ってる事象に関して、

「実はこういう風にとらえているんだ」、

「ここに原因があるんだ」、

「ここの部分も
 不十分だと思っているんだ」
というようなことを

まるごと受け取る形で
聴くことが必要になります。

それが、あなたが
これから考える解決策に
とても大きなプラスになり、
帰ってくる可能性が高いからです。


では二つポイントがあると
お伝えしましたので、

社員、従業員、パート、
アルバイト等々の方の話を聴く時に
重要になる2番目のポイント。

これは何かということについては
次回あなたと共有をしたいと思います。

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