こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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先日。
映画を観にシネコンが入った、
ある商業施設(ショッピングモール)に、
行った時のことです。
映画を観おわったのが14:00前。
小腹がすいたので、
なにか軽く食べようと思ったわけです。
映画って、
昼食や夕食時間にかかった、
中途半端な時間に上映するってこと、
意外に多いですよね。
あれ、なんとかならないかと、、、
あっ、話が脱線しました。
元に戻しますね。
でね、カフェはいっぱいで、
店の外に列をなしているし、、、
というわけで、
ちょっと心外だけれど、
ショッピングモールにある、
フードコートに行ったのですね。
正直、フードコートって、
あんまり好きになれないんですよ。
走り回る子供。
大声で騒ぐ子供。
そんなことを気にしない親。
グデーとしてだらしなく座る学生。
なんか、気分が良くないんですよね。
何かをそこで食べるって気持ちに、
なれない場所が、
フードコートなんですね。
気乗りがしないまま、
フードコートを覗くと、、、
平日のお昼すぎ、ということもあって、
子供はいない、
子供ほっぽりぱなしの親はいない。
さらに、
だらしない学生はいない、
のナイナイづくし!(笑)
おぉ、なんてラッキーな。
となぜかちょっとテンションが上って、
フードコートで食べようってことに、
なっちゃったのですね。
何軒ものお店を見て回って、
あれがいいとか、
これはなんてことないとか、
品定めをして、、、
で、あるオムライスの専門店(!)
に決めたんですよ。
メニューを見ると、
トロットロの玉子にソースがかかって、
アツアツな感じです。
もうっ、たまらない!
で、何種類もあるオムライスの中から、
デミグラスソースがかかったのを選んで、
カウンターでスタッフに注文しました。
料理ができるまでに少し時間がかかると、
スタッフが言うんですね。
今更、他の店で料理を探せるほど、
空きっ腹はガマンできないし、
そのまま注文をしましたよ。
すると、スタッフが、
ちょうど手のひらに握れるぐらいの機械を、
渡してくれたんです。
「えっ、これなんですか?」
「ご注文いただいたお料理が出来ましたら、
こちらのアラームを鳴らしますので、
カウンターまで、
お料理を取りに来てください。
それまで、
お席でお座りになって、
お待ちいただけますので。」
その店では、小さな携帯型の電子ベルで、
呼び出すんだそうです。
へぇーっ!
「○○オムライスをご注文の、
□番カードのお客様ーっ!」なんて、
声で呼び出されるのか、
と思っていたんですね。
世の中、進んでるなぁ、
なんて関心したんですね。
そのお店から、
少し離れた席に座って、
5分ぐらい経った頃でしょうか。
携帯型電子ベルが、
”ピーピー”鳴りました。
注文をしたオムライスを、
その店のカウンターに取りにいきました。
店のカウンターには、
私の注文したオムライスらしきものが、
トレーに乗せておいてあります。
若い女性スタッフは、
別のお客さんの注文に対応中。
応対が終わるまで、
私はカンターから少し離れて、
立って待っていました。
こんな風に待たされるとは、
電子ベルを鳴らした意味がないじゃんか!
とちょっとイラッ、
としていましたよ。(笑)
私が待っている間にも、
店内の他のスタッフが、
チラチラと私の方を見ています。
カウンターの前を通り過ぎる、
他の女性スタッフもいるんですね。
誰一人として、
忙しく手を動かしている訳では、
ないように見えます。
動きは太極拳の動作のように、
優雅でゆったりしていますから。
しかしですよ!
誰一人としてスタッフは、
私に声はかけてこないんですよ。
だから私は、そのままズーッと、
立ったまま待ちつづけることに。
若い女性スタッフが、
他のお客様との応対を終えました。
「はいっ?」とこちらにやっと、
声をかけてくれました。
私は電子ベルと引き換えに、
やっと料理を手に入れました。
その店のスタッフの胸に、
大きな名札がついていましたよ。
もう、これ見よがしの、
ネームプレートです。
手際が悪いというか、
スタッフの応対がイマイチなんで、
女性スタッフの名札をチェックしました。
その名札には、
氏名の前に大きく、
”キャスト”と書かれていましたよ。
キャストですよ、キャスト!
キャスト?って、
どこかで聞いた事、ありませんか?
そうです!
ディズニーランドです。
お客様が”ゲスト”で、
スタッフは”ゲスト”を
お迎えする”キャスト”です。
ディズニーランドは、
スタッフではなく、
”キャスト”と呼ぶこともあって、
最高のサービスをゲストに提供できる、
とも言われていましたね。
フードコートのその店は、
多分これをパクったんでしょう。
しかし、、、
スタッフの応対は、
お世辞にもサービスが良いとは、
言えないですよね。
チラチラとこちらを見るけれど、
応対せずに放っておくのですから。
しかも!!!
それだけじゃぁ、なかったんですね。
オムライスも酷かったんですよ。
ケチャップライスが盛られているのですが、
その中心部分は温かくないんですよ。
多分ですが、
冷めたケチャップライスを型に入れて盛りつけ、
レンジでチンでもしたんでしょうね。
冷えたオムライス!
美味しくなさそうでしょ!
フードコートの店だから仕方がない!
ってことにはなりませんよね。
”キャスト”と呼ぶ事が、
重要なのではないですよね。
お客様への接し方について、
大元になる考え方と、
それを実現するための行動が、
あるはずです。
その一部として、
”キャスト”と呼んでいるんですね。
”キャスト”と呼ぶ事で、
何かが変わる訳じゃぁないです。
マネなければならない事は、
お客様への接し方に関する考え、
それを実現するための、
やり方についての発想でしょう。
ところが、
基本になる考え方や、
実現方法に関する発想ではなく、
”キャスト”と呼ぶことだけを導入して、
満足してしまうんですよ。
”単にマネをした”という状況です。
形だけマネしたとも言いますね。
サルマネですね。
サルです、サル!
ヒトではないのですね。
サルが檻の外の人の動作を、
マネしているのと同じと思いませんか?
人がなぜその動作をするのか?
どうしてその動作なのか?
にはサルは思いを巡らさないです。
だから、
見たその通りにしか、
マネすることができません。
応用する事ができないので、
成果はどうしても出にくいのです。
マネをするのは、
表面に見えることではなく、
背景、基本、本質をマネする事なんですね。
背景、基本、本質を知れば、
それを自分の状況に合わせて、
実行する事を考えることができますね。
実行して表面に現れる事象は、
マネをした素と同じとは限らないのですね。
自分のところにあったやり方だから、
”キャスト”と呼ぶ、
とは限らないのです。
実施方法、表面の見え方は、
マネをした素と違って良いってことですね。
というより、
違って当たり前だと思いますよ。
どんなに実行力があっても、
サルマネでは、
成果を手にする事は容易ではないんです。
あなたは、
ヒトとしてマネをしたいですか?
それとも、
サルとしてマネをしたいですか?