初カツオ!?もどりカツオ!言葉の意味を正しく知る

公開日:2014/04/28

更新日:2019/04/09


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

ある休日の夕方。

東京のとある乗り換えターミナル駅から、
電車に乗り込みました。

帰宅する人達で車内は混雑気味。

当然、座ることはできませんでした。

入口付近のつり革を手に、
本を読み始めました。

発車直前。
ドカドカと4人の人が入ってきて、
出入り口付近の立ちました。

お父ちゃんと娘二人。
長女のお婿さん。
お父ちゃんに抱かれた孫のボク。

このボクが、
ゴホゴホ、ゲホゲホ、
咳をしているんですね。

ちょっと嫌だなぁと思い、
チラチラ見ながらも、
本を読んでいました。

次の駅でラッキーにも、
前に座っているお客さんが降りて、
座ることができました。

で、本に集中していると、、、

「もどりカツオってあるよねぇ!」
という女性の声が突然車内に響きました。

声の方を見ると、
先ほどの親子の長女が、
ダンナさんに言っています。

「ねぇ、もどりカツオってあるでしょ!」

「なにそれ!そんなの知らんよ!」とダンナさん。

「ねぇ、ねぇ、
もどりカツオってあるでしょう?」
と長女は今度はお父ちゃんに。

孫のボクを抱いているお父ちゃん。
「そんなのねぇよ!」と一言。

「あるって!」と長女。

「えぇーっ、そんなのないんちゃうの?」
と妹も参戦。

この会話の行方が気になって、
本に集中できません。(笑

なんでいきなり、
もどりカツオの話なんでしょう?

もどりカツオの時期ちゃうし。

初カツオの話なら、
もうじき旬ですからね。

『 目には青葉 山ホトトギス はつカツオ 』
(山口素堂の俳句)ですからね。

美味しいとか、
今晩食べたいとか、
この間、美味しいのを食べたとか、
って話かな、程度のことですよね。

しかし、、、

もどりカツオとなると話が違います。

旬でもなければ、
話題になる時期ではありませんね。

一体全体、
この話はどこに行き着くのでしょう。

もう、私の耳はダンボ状態。
興味津々です。(笑

「もどりカツオって、あるってば!」と長女。

「もどりカツオってのは、
最初の場所にもどって、
再チャレンジするって意味よ!」
長女が言い放ちました!!!

「ふうーん、そうなんだ」と旦那さんと妹。

お父ちゃんは孫のボクの相手で無視。

「◯◯(たぶん旦那さんの名前ね)も、
もどりカツオで、
再チャレンジしないとね」

私は、本を凝視しながら、
笑いをこらえるのに必死でしたよ。

いや、いや、いや。

その「もどりカツオ」の意味。
どこから出てきたんでしょう。

その”はてなマーク”が、
頭の中を飛び交っています。

この夫婦、家族の話は、
そこから別の話に変わりました。

だれも突っ込まないんだ!

もどりカツオは再チャレンジ話で、
一件落着なのね。

降りる駅までの間、
笑いをこらえることと、
はてなマークで、
本はまったく読み進みませんでした。(笑

言い間違い。
勘違いでちょっと違うことを言った。

この程度のことなら、
私にも経験があります。

たぶん、あなたにも、
経験があると思います。

ここまでぶっ飛んだ間違いは、
ある意味、笑い(?)を呼ぶ、
新手のギャグにはなるでしょうね。

しかし、、、

同じ様なこと、
経営、事業、ビジネスでも、
ゴロゴロしていると思いませんか?

「えっ?」と、
はてなマークが頭のなかを飛び交うことを、
言われたことがありませんか?

多少の言い間違い、
勘違いはありますよ。

ただですね、、、

私達は、
言葉を使って意思を伝え、
相手の反応や意見を聴いています。

社員にも、言葉で、
コミュニケーションを図っていますよね。

そのときの言葉が、
とんでもない、
ぶっ飛んだ間違いをしていたら、
伝わることも伝わりませんね。

実行できることも、
実行されないでしょう。

適切ではないやり方で、
実行されてしまうでしょう。

もしそうなったら、
経営者として、
どう感じるでしょうか?

あなたに経営、事業に関して、
アドバイスや支援をしてくれる人が、
間違って伝えていたとしたら?

経営者のあなたは、
どうなるでしょうか?

「そんなことなんて、あるんですか?」
と思う方もいらっしゃるでしょうね。

現実には、ゴロゴロと、
あなたの周りに転がっていますよ。

  • 戦略と戦術の違いと関係がわかっていない
  • ミッションとビジョンの関係がわからない
  • 経営理念と計画内容の関係性がわからない

などなど、、、

このようなコンサル、士業の方々。

『初カツオ』と『もどりカツオ』の
意味合いがわかっていない、
電車の長女さんと同じだと思いませんか?

『もどりカツオ』の話をされても、
ちっともピンと来ない。

しかも、あとであなたが調べて、
間違いがわかったとしたら、、、

長女さんなら、しばらくいじられる(笑、
で済むでしょう。

しかし、
違う例えで教わっていたら、
あなたはどうでしょうか?

ピント外れの内容を、
社員に話してしまったら、、、

社員から経営者のあなたは、
どのように見えるでしょうか?

考えてみると、
ちょっと恐ろしいですよね。

「しっかり調べていないから、
こんなことになるんだよ!」

これ、ゴロゴロしている人が、
このような話から論評して言う内容です。

正直に言いますけどね、、、

自分が知っている内容に不安がある、
違うように感じていたら、
人は事前に調べますよ。

話の始めに、
「確かな話じゃないけど、」
とかって言いますよ。

それがない!

ということは、
そもそも疑問に、
思っていないわけね。

そこに原因があるのですね。

だから、、、

一度は疑問を持つことです。

ほんとなのかな?
もう少し詳しい内容があるかな?

疑問を持った上で、
質問をして、回答を手に入れましょう。
自分で調べてみましょう。

その上で、
自分の知識にする事ですよね。

長女さんが、どこからあの、
『もどりカツオ』の話を仕入れたのか、
それはわかりませんが、、、

もし少しでも疑問を抱いていたら、、、

電車の中で大声で、
『もどりカツオ』の話をすることは、
なかったでしょうね。

まぁ、ご本人は、
何とも思っていない様なので、
どうでもよいことですけど。(笑

経営者のあなたが、
同じ状況になったら、、、

『本当にこわい話』ですよね。

PS.
妻にこの車内の話をしたら、
やはり”大爆笑”でした。

あまりにも突飛な解釈ですからね。

『もどりカツオ』が、
再チャレンジの例えだったとは、
やはりギャグとしか思えません。

新手の車内パフォーマンス、
だったのかも、、、(笑

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