社員は育つのか?それとも育てるのか?:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

前回まで、
社員や部下に責任ある行動を
取るようにするための方法を
あなたと共有しました。

経営者、上司、先輩が
社員、部下に対して行う方法。

あの中身を考えると、
社員は手間をかけて
育てないとならないのか、
と思った方も少なくないでしょう。

社員、部下は育つのでしょうか?
それとも育てるのでしょうか?

今回はこの点について、
あなたと共有します。

どちらだど思うか?

社員、部下に成長してもらいたい。
能力を高めて、
業務に活用してもらいたい。

そうすれば、
会社、事業の業績向上にもつながる。

社員の評価もよくなる。

このように考える経営者、社長は
少なくないでしょう。

前回までに扱った
責任ある行動を社員に
取らせるようにすることも、
社員の成長、能力を高めること
につながる事柄です。

前回までの内容を考えると、
社員に成長してもらう。
能力を高めてもらうには、
やはり手間をかけることになる
と考える方が少なくないでしょう。

社員は育つのでしょうか?
それとも育てなければ
ならないのでしょうか?

あなはたどちらだと思いますか?

社員が育つ!?

社員が「育つ」というのは、
学ぶ、成長する環境を用意すれば、
社員が自ら学び、能力を高め、
成長することを指します。

環境を用意するとは、
外部の指定した研修を受講させるとか、
受講したら費用を会社が持つとかです。

学ぶ際に生じる負担を
金銭的、時間的に軽減する処置、
仕組みを用意することを指します。

社員はその仕組み、環境を使い、
自ら望んで学び、
成長することを、
社長、上司は期待するわけです。

あるいは、外部の研修だけでなく、
社内で研修の仕組みを作るとか、
教材を提供するとかも
この環境の一部と捉えることできます。

これにより、
社員が育つことを期待します。

現実にはどうでしょうか?

もちろん、
成長する社員が
いないわけではないでしょう。

伸びていく社員もいることでしょう。

しかし。

多くの場合、大半の社員は、
現状の業務の忙しさを理由に
学ぶ機会、環境を
使うことをほとんどしません。

故に、
社員が育つことは望み薄です。

そこで、役職者など、
一部の社員を選び出して、
半ば強制的に受講させる
という場合もあります。

すると受講はして、
宿題などをこなしていきますが、
それだけのことです。

会社が設定した
こんな研修を受講した。以上。

こんなことだけが、
社員の人事記録に残る場合が
あるくらいのことです。

社員は「育つ」のか?

この問いに対する答えは、
「社員が育つというのは幻想」
ということです。

環境や仕組みを使い、
自ら学び、成長する社員が
いないわけではありませんが、
本当に一握りもいません。

社員が自ら育つことは、
極めて珍しいことです。

自ら学び、
成長している社員がいたとしたら、
その社員は大事にした方がよい
ということです。

育ててもだめ!?

社員は育てるものです。
育てなければならないものです。

社員を育てるから、
社員が成長することで、
経営、事業、業務に
成果が生じるようになります。

成長した内容が、
経営、事業に反映し、
成果・結果を良くすることに
つながります。

ここまでの話を聞いたあなたは、
頭に?マークが浮かび上がったでしょう。

先ほど、「育つ」の話の際に、
仕組みや環境を用意しても、
社員は現業の忙しさにかまけて
受講をしない、
という話をしました。

そのために、
人選をして、研修を
強制的に受講させる、
という場合もあると説明しました。

あなたは思ったことでしょう。

これは、社員を「育てる」ことに
当たるのではないかと、
考えたのではないでしょうか?

今の話の流れだと、
社員が「育つ」ことはないし、
社員を「育てる」としても、
現実には育つことがないことに
なってしまうのではないか、
ということです。

社員は「育つ」こともないし、
「育てた」としても
育つことがない。

社員が能力を高める、
ということそれ自体が、
期待できるようなことではないのか、
ということになってしまいますね。

先ほどからお伝えしているように、
「育つ」社員は、
いないわけではありませんが、
本当に一握りです。

大半の社員は、
「育つ」ための環境、
仕組みを用意しても、
それを使って「育つ」ことは、
ほとんど期待できません。

社員の能力を高める。
社員を成長させる。

これには、基本として、
「育てる」ことが必要です。

しかし。

先ほどあなたが考えたように、
今まで当たり前に、
よく行われてきたやり方では、
どれほど「育てる」ことをやっても、
社員が成長し、能力を
高めることはありません。

「育てる」時に、
外してはいけないことがあります。

現実には、
ほどんとの場合に、
外してはいけないことを
外していしまっています。

先ほどの例にあったように、
人選をして、
半ば強制的に受講をさせ、
社員が宿題、課題をやったとしても、
それだけのことです。

社員の能力が
以前より高まることは
あるでしょうが、そこまでです。

経営、事業、業務に反映され、
社長、経営者のあなたが
期待するように、

経営、事業の成果、結果に
反映するようにはならない
ということです。

社員が成長し、能力を高め、
それを経営、事業、業務に活かし、
経営、事業の成果、結果に
反映するためには、
外してはいけないことを
外さずにやることです。

では。

外してはいけないこととは
一体何なのでしょうか?

それについては、
次回から、あなたと共有をします。

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