後継者には『決意』も『覚悟』も不要

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者にとって、
会社を経営するために大切なことは「覚悟。」

後継者がまずやらなければいけないことは、
会社を継ぐ『決意』と『覚悟。』

これは後継者の育成に関して、
良く言われる事です。

だから、後継者の育成カリキュラムには、
後継者の覚悟を決める、
という時間が設けられています。

「後継者の覚悟が必要だ!」と唱える方々は、
「覚悟」の意味が分かっているのでしょうか?

「覚悟」をググると、

  1. 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は―のうえだ」「断られるのは―している」
  2.  仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
  3. きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。「もうこれまでだ、と―する」
  4. 覚えること。記憶すること。
  5. 知ること。存知。

(デジタル大辞泉より)ということがわかります。

通常使われる意味合いは、
事例がある事からもわかるように1と3です。

「危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、
それを受けとめる心構えをする」

あるいは、

「きたるべきつらい事態を、
避けられないものとしてあきらめること。観念すること。」

このことからわかることは、
経営は、危険で困難で不利なこと、
辛い、避けられない事態で、
あきらめるしかないこと、
ということになります。

えぇーっ!

経営ってそんなに辛い事なのでしょうか?
辛いから、あきらめるしかないようなこと、
なのでしょうか?

それだったら、事業承継なんて、
誰がしたいと思うのでしょうか?

事業承継を避けたい、
会社を継ごうとは思わない、
そんな後継者がいるのは、
当然ではないでしょうか?

経営って、
そんなにひどい事なのでしょうか?

もしそうなら、
後継者として継いでも、毎日が辛いだけです。

後継者が、毎日、暗い顔をして、
辛い、嫌だ、怖い、
もう諦めるしかないと思う姿。

これを経営者のあなたは、
求めているのでしょうか?
望んでいるのでしょうか?

違うのではないでしょうか?

後継者が、
意欲をもって経営に取り組む。
やっていて経営は面白いと感じている。

将来に期待をもって事業をしている。

この様な状況が、
好ましい、望ましいと思いませんか?

経営をする事。
事業に取組む事。

それは、
危険なこと、不利なこと、
困難なことでもなければ、
つらいと諦めなければならない事、
でもありません。

そもそも、
経営者のあなたは、
経営をしながら、
そのように感じていたでしょうか?

違いますよね。

なのに、後継者には、
あなたと真逆のことを感じながら、
経営に取組ませようとするのですね。

これは、
コンサルタントや士業の先生のワナです。

悲壮感をもたせる事、
危機感を煽ることで、
ありきたりの方法を学ぶことで、
安心させているだけです。

経営は、
基本を押さえ実践すると、
将来に期待がもて、
面白く、意欲的に取組めるものです。

経営の基本を知り、
将来に期待がもてる事業のつくり方を知っていれば、
危機感を煽る必要はありません。

もっと、期待をもって経営に取組めるように、
後継者を導く事ができます。

経営の本質を知っていて、
後継者が期待がもてる様に育てるのか?

知らずに、危機感を煽るのか?

どちらが、後継者にとって、
プラスに働くでしょうか?

じっくりと考えてみてくださいね。

 

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