成果が手に入らない原因:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業で成果を得るためには、
何が必要だと思いますか?

  • 新しいマーケティング手法
  • 新しい考え方
  • 改善、改革
  • 経営・事業に対するマインドセット
  • 経営計画や事業計画
  • 緻密な年度計画

などなど、人それぞれ
様々な考え方があると思います。

それらが正しいとか、
違うなどと評価する気は
更々ありません。

ただし。

どんなことであったとしても、
成果を得るための根本の部分は
押さえておいて頂きたい
と考えています。

そこで今回は、
成果を得るための根本、基本について、
あなたと共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:14分11秒)

こんにちは。
ウィズスマイル 降旗(ふるはた)です。

プラス思考の落とし穴

事例としてわかりやすいので、
「プラス思考」の観点から話を始めます。

自己啓発の世界では、
「プラス思考で人生が変わる」
の様な話があります。

ナポレオン・ヒル、
ザ・シークレット、
引き寄せの法則などで、
人生は思った通りになると
示されています。

実際にプラス思考によって、
成功という成果を得た
という人もいらっしゃいます。

私の知り合いの中にも、
この点を強く主張する方が
いないわけではありません。

しかし。

プラス思考によって
成果を得ている人は、
ごく僅か、一握りの人たちの様です。

私の周囲を含めて、
実際に成果を得ている人は
多くはありません。

大半の人が、
成功したバラ色の将来を描き、
「自分はできる。成功する」
とアファーメーションを繰り返しながら、

実際には何も変わらない現実を
目の当たりにします。

ほとんどの人が、
プラス思考の恩恵には
あずかれずに挫折しています。

何故なのでしょうか?

2つの理由

理由は2つあります。

一つ目の理由は、
アファメーションしている内容、
プラス思考している内容を
心底思えないからです。

なにを差し置いても実現したい事だと
考えることが困難な内容だからです。

「自分はできる。成功する」
と唱えたとしても、
そこに現実味が
感じられないからです。

何故ならば、
「できる」とか「成功する」
という事柄が抽象的だから、
実際には想像もできません。

想像できない事柄を
心底実現したいと思えるのか、
というとそれは難しいです。

二つ目の理由は、
プラス思考で考えた事柄を
思い描き、唱えているだけだからです。

先ほどの1番目の理由を解消するために、
将来の事柄など、
自分が実現したいことを
できるだけ具体的に考えること、

体験できるほど具体的に思い描き、
感じている様にすることが、
プラス思考では推奨されます。

「目をつぶって
将来の成功した姿を
体感している様に
具体的に詳しく
思い描いてください」
と言われた経験が
あなたにもあると思います。

しかし。

どれほど具体的に思い描いても、
思い描くだけでは
なにも変わりません。
変えることができません。

プラス思考の落とし穴が
この点にあります。

思い描いた成功する
将来の姿を実現するための
なにかしらの行動をしなければ、
なにも変わりません。

思っているだけで
あなたの状況が変わる、
などという都合の良いことは
現実にはおこりません。

プラス思考では、
この行動する点を示していません。

それ故に、
何も変わらない状況に
陥ってしまいます。

心底思える姿ではない、
だけではなく、

実現のための行動をせずに、
唱えている、思っているだけ

だから何も変わらない現実を
突きつけられ、
挫折するのです。

社長以外の考え

経営・事業において
成果を得ようとするときに、
プラス思考での落とし穴が
そのまま当てはまります。

経営・事業の将来の姿、
実現したい姿のために、

経営・事業の中期計画を作り、
年度計画を作っていることでしょう。

しかし。

その中身の実現を
心底望んでいるでしょうか?

「えっ?そんなことを聞くの?
経営者として
実現したいことを考えているに
決まっているじゃないか」
とあなたはおっしゃるかもしれません。

売上◯◯億円の会社にしたい。
業界で誇れる会社にした。
上場会社にしたい。
業界に貢献できる様になりたい。

あなたが思い描く
経営・事業の将来の姿は、
この様にいろいろあると思います。

社長・経営者のあなたが、
これを実現したいと
心底思っていることもわかります。

しかし。

他の人たちが、
心底、実現したいと
思っているのか、
となるとどうでしょうか?

社長のあなた以外の
役員たちはどうでしょうか?

まぁ、役員は、
社長、経営者のあなたが
選んできているでしょうし、

彼らも今のポジションが大切
でしょうから、
好むと好まざるとにかかわらず、
あなたの考えに同調するでしょう。

では。

社員はどうでしょうか?

なぜ社員のことが必要になるのか?
とあなたは思うかもしれません。

しかし。

経営・事業において、
実際の業務のやり方を考え、
対策を講じ、実施しているのは、

ほとんどの部分を
社員が担っています。

社長、経営者のあなたが
全てをもれなく指示し、
やる過程も、やった結果も、
全てを把握し、対応している
ならば別です。

しかし、そんなことは、
現実にはありません。

考えることも、
実行する内容も、
実施状況も、
社員に任せています。

ということは、

経営・事業の将来の姿を
実現する際の主体でもあります。

社長、経営者、役員だけでなく、
社員の考え、それによる行動も
成果を得るためには
重要な要素だということです。

社員は同意しない

あなたが掲げる
経営・事業の将来の姿を
社員は実現したいと
考えているでしょうか?

ほとんどの社員が
あなたの考えには
同意しないでしょう。

あるいは、
俺には関係ないよね、
と思っていることでしょう。

掲げている経営・事業の姿が、
具体的ではないし、
自分には関係あるとは
見えないからです。

心底実現する必要がある、
とは一向に思えないからです。

大半の社員が、
給料がもらえるから働いているからです。

あるいは、
会社の将来はそれはそれ。
自分は自分で望むことがある、
という社員も少なくありません。

この様な社員は、
往々にして社内では
「できる」と評価されることが
少なくない社員です。

そして彼らは、
タイミングが訪れると、
躊躇することなく
あなたの社員から去ります。

社長、経営者のあなたが
どんなに能力を買っていても、
去っていきます。

実行しないから

もう一つの理由の観点で
経営・事業を見てみましょう。

それは、
将来の姿を唱えているだけ
だからです。

将来の姿を実現するために
経営・事業の
中期計画や年度計画を
策定しているでしょう。

それがあるから、
実行していない、
なんてことはないと
あなたは考えるでしょう、

今までを振り返って頂きたのですが、
計画された内容が
どれだけ実行されたでしょうか?

特に、変革や改革を伴う事柄、
将来を実現するために
取り組むべき事柄は、
どれほど行動に移されたでしょうか?

計画のうち、
現在の業務や経営・事業の内容を
少し改善して良くする、
の様なことは取り組まれてきたでしょうが、

先ほどの様な
将来に関する事柄がは、
大半が手付かずだったか、
ほんの少し手をつけただけ、
という状況だと思います。

計画の中で唱えるだけで、
実際の行動につながっていない状況
が現実なのではないでしょうか?

2つの理由が解消されないので、
あなたの経営・事業の状況は
今までとほとんど変わらず、
同じ様な課題・問題を
引きずり続けています。

成果に必要な観点とは

これらの点がわかってくると、
経営・事業で成果を得るためには、
どの様な観点、視点で考え、
行動する必要があるのか
わかってくると思います。

どの様な観点から、
経営・事業の将来の姿を
作り出す必要があるのか。

経営・事業の将来の姿は、
抽象的な中身ではなく、
社員が体感できるほどの
具体的な内容である必要があります。

それらの実現のために
経営・事業に関する計画を作ったならば、
それを掲げるだけではなく、

行動するための具体的な中身を
検討する必要がある、
ということです。

この様な観点を一挙に網羅し、
実現できる様に、
「社員のやる気と売上を
一度に伸ばす方法」として、

「3フェーズ9ステップ」の方法を
この「社長の経営講座」のサイトや
動画チャンネル、音声サイトで
公開しています。

前回お届けした
”「現状を変えるための方法」は2つだけ”の中で、
現状維持バイアスの観点を
取り上げました。

改革・変革・改善、変わること
を阻害する要素が
「現状維持バイアス」です。

この「現状維持バイアス」を
取り除くためにも、
今回お伝えした2つの理由と
それを取り除く点、

経営・事業の将来の姿を
誰に対して明らかにするのか
ということ。

将来の姿をできるだけ
具体的な内容にすること。

実現のための
具体的な行動を起こすこと。

この点は、
有効に機能します。

経営・事業だけではありませんが、

問題・課題を解決し、
成果を得るためには、
意識しておくと
好ましい点と考えています。

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