SWOT分析の落とし穴を知りましょう!

公開日:2015/12/29

更新日:2019/04/06


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営戦略で必ず出てくる言葉、
「強みと弱み」について、このところ考えてきました。

「強み」は「強み」のままじゃない。
「弱み」が「弱み」のままじゃない。

多くの「強み・弱み」分析では、
この点が全く欠落していることをお伝えしました。
参照:「強み」は「弱み」、「弱み」は「強み」かもしれない!

 

「強み・弱み」と聞くと、
SWOT分析を思い浮かべる方も多いでしょう。

内部分析から得られる「強み・弱み」と、
外部要因から想定できる「機会・脅威」から、
戦略オプションを抽出する方法ですね。
(作り方は、「SWOT分析のやり方」でググルと、
すぐわかります。)

そうなると、
賢いあなたは「あれっ?」と思いませんか?

何が「あれっ?」なのか?というと、、、

 

SWOT分析では、
内部分析から得られる自社の「強み・弱み」を洗い出します。

外部分析から想定できる、事業への影響として、
事業成長へプラスに働く「機会」要素と、
マイナスに働く「脅威」要素を抽出します。

「強み・弱み」、「機会・脅威」を、
それぞれX軸、Y軸に配したマトリクスを作成します。

  • 「強み」によって「機会」を最大限活用するために取り組むべきこと。
  • 「強み」によって「脅威」を回避するために取り組むこと。
  • 「弱み」によって「機会」を逃さないために取り組むべきこと。
  • 「弱み」と「脅威」によって生じる影響を回避するために取り組むべきこと。

4つの象限の内容として、
上記に該当する事項をそれぞれ
「戦略オプション」として見つけだします。

そのなかから、戦略を検討します。

「強み・弱み」と「機会・脅威」が、
それぞれ影響を及ぼさず独立した事項
として存在しています。

「強み・弱み」と「機会・脅威」は独立した要素なので、
SW 対 OTとなります。
そして、交叉する4つの象限を検討
(「クロス分析」と呼びます)します。

これが従来の「SWOT分析」による戦略策定です。

 

前回お話したように、
「強み」は「強み」のままではないかもしれません。
「弱み」は「弱み」のままではないかもしれません。

こうなると、従来のSWOT分析だけでは、
不足することが想像つきますよね。

では、どうするのでしょうか?

「強み」を「弱み」に転換する要因。

今は普通の事だが「弱み」になってしまう要因。
・・・これらはあなたの事業の「脅威」に当たるでしょう。

「弱み」を「強み」に転換する要因。
今は普通の事だが「強み」に転換できる要因。
・・・これらはあなたの事業における「機会」に当たるでしょう。

  • 今の「強み」を将来の「弱み」に転換する要因(脅威)をどうやって回避するか?
  • 今の「弱み」を将来の「強み」に転換する要因(機会)をどうやって活用するか?

ここにも「戦略オプション」が隠れています。

なぜ、今までのSWOT分析では、
この様な視点を語らなかったのでしょうか?

理由は簡単です。

かつての同一の事業形態の中で決まった競合が存在し、
その中での生き残りを模索していた時代に
考え出された分析方法だからです。

同一事業で同じような競合なら、
自社の「強み」は「強み」として活かすことが可能でしょう。
「強み」があれば、「弱み」を転換する必要もありません。
「弱み」を認識していれば「強み」で充分カバーできました。

しかし、現在は、
似たような顧客満足を提供するために、
いろいろな事業形態が存在し、競合は千差万別。

事業のやり方、スキームによっては、
「弱み」が「強み」になり、
「強み」も直ぐに「弱み」に転換してしまいます。

「強み・弱み」が容易に転換してしまう状況。
この転換するところに、「機会」と「脅威」が潜んでいます。

「強み・弱み」と「機会・脅威」は独立した事項ではなく、
相互に関係している指標と捕らえることができます。

気づきましたよね!

そうです。まだ、視点を組み込む余地がありますね。
それは、次話
SWOT分析を使い切るには? にて。

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