成果が出ない理由は断言できなから

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社長・経営者の方は、
会社、事業について、

将来こうしたい、こんな風にしたい、
こんな形にしたい、
といった考え、要望が
あることでしょう。

(動画再生時間:6分24秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

それを実現するために、

  • 理念を作るとか、
  • 行動指針を考えるとか、
  • 戦略を検討するとか
  • 計画を作るとか、
  • 計画の進捗を追いかけるとか、

といった活動をします。

これらの内容を、
社員は知っているでしょうか?

いかがですか?

 

社員に伝えたことがありますか?

理念や行動指針は、
検討して出来上がれば、
社内に公表するでしょう。

ウェブサイトや
会社のパンフレットに書くでしょう。

計画を検討すれば、
新年度が始まる前に、
計画内容を社員に
説明をしたでしょう。

理念、行動指針、
計画内容にしても、

このような内容の理念、行動指針、
あるいは計画内容はこれ、
という検討した結果を
伝えることはしたでしょう。

そうです。
結果は伝えています。

その結果が導き出された、
根本となる考えを
話しているでしょうか?

どのような考えから、
この理念にたどり着いたのか、
この行動指針なのか、

今期の計画はこの内容なのか、
という点を、
詳しく話しているのでしょうか?

意外に、
ここまで伝えていることは多くない、
というのが現実です。

 

社員はわかっているはず?

理念、行動指針や、
計画内容を社員に
伝える機会を設けたとして、

伝えられた社員は、
その内容を知っているでしょうか?
内容を理解しているでしょうか?
中身を詳しくわかっているでしょうか?

社長、経営者の方にこの質問をすると、
多くの方が次のように答えます。

「社員は知っているはず。
内容を理解しているはず。
わかっているはず」と。

あなたはいかがですか?

わかっているではないのです。
わかっていると断言できません。

わかっているはず、
ということなのです。

厳しい言い方ですが、
社員は理解していると、
社長の希望的観測で
思い込んでいるだけです。

もちろん、
理解している社員はいて、
ゼロ人ではないでしょう。

とはいえ、
それが本当かどうかも、
どのくらいの社員が理解しているのかも、
確かめられていません。

実態は、
ほとんどの社員が知らないし、
理解をしていないし、
わかってなんかいません。

 

「はず」ではどうにもならない

社長・経営者の方は
社員が理解している、
社員がわかっていると捉え、
そのことが前提になっているので、

「社員がやらないのはおかしい」とか、
「社員が動かないのは理解できない」とか、
「なぜ社員はやらないんだ!」

のような、
社員を批判、非難する言葉が
社長、経営者の方から出てきます。

どれほどの社員が知っていて、
その中身を理解し、
わかっているのか

これがわからない状況で、
どんなに社員を批判、非難しても、
どうにもならないことです。

そもそも、
社員は知らないし、
理解していないし、
わかっていないのですから。

 

何回も伝える

理念や行動指針、
年度計画の中身など、

重要な点を伝える機会を
数多く設けてください。

一度言っただけでは、
社員は存在を知るだけです。

何度も何回も伝える必要があります。

折に触れて、
重要点を引っ張り出して、
繰り返し、手を替え品を替え、
伝えることをやってください。

伝える時には、
理念や行動指針の文言、
計画内容を並べるだけでなく、

その背景にある、
実現する将来の姿に関する、
詳しい内容を伝えてください。

なぜその詳しい将来の姿を
実現することが必要なのか、
という点を伝えてください。

 

わかっているはずでは無く確認する

さらに、
その重要な中身を、
社員が理解しているのか、
を確認してください。

理解しているはず。
わかっているはず。

ではなく、

社員はここまで理解しているとか、
この先はまだわかっていないとか、
確認するようにしましょう。
確認する機会を設けましょう。

重要な点を理解し、
わかっている、となれば、

どのような行為、行動をして、
実践、実行するのかを
社員が自ら考えることが
できるようになりますから。

理念や行動指針の文言、
計画の中身だけでなく、

その背景にある
実現を目指す将来の姿、
実現が必要な理由を

知っているはず、ではなく、

社員は知っていると
あなたは言えるでしょうか?

理解しているはずではなく、
社員は理解していると
あなたは言えるでしょうか?

わかっているはずではなく、
社員はわかっていると
ハッキリとあなたは言うことが
できるでしょうか?

 

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