こんな理由で不採用?できる人が採用できない理由(2):人の採用と育成(2)

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

社長、経営者の方と
お話をしていて
必ず出てくる話が
人の問題・課題です。

  • 人が足りない。
  • 人が採用できない。
  • できる人がいない。
  • 社員が育たない。
  • 社員が学ばない。
  • 社員に主体性、自主性がない。
  • 社員にやる気がない。

などなど

この中でも今回は、
できる人が採用できない
2つ目の原因を明らかにし、
あなたと共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:9分05秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

応募しました

私の知人から聞いた
知人の知人の話です。

親の介護などで
仕事を離れたのち、
一段落ついたので
また働こうとしている
60代前半の方です。

手がかからなくなったとはいえ
介護のことはのこっているので、
フルタイムで働くことは
なかなか難しい状況とのこと。

まずはパート、アルバイトから
とアルバイト紹介の
ウェブサイトに登録したそうです。

登録内容は多くの場合、
氏名、生年月日、メルアド、
電話番号、最終学歴、
最終の仕事内容、
程度のことです。

サイトで関心がある求人を見て、
やりたいと思えば、
先ほどの登録内容を用いて
簡単に応募ができる仕組みです。

その方は見つけたパートの求人に、
そのサイトを通じて何件か
応募をしたそうです。

 

制限がある?

翌日ぐらいに、
応募先の企業から直接、
彼に電話があったそうです。

「◯◯さんの携帯電話でしょうか?」

「はい、そうですが、、、」

「今回は求人へのご応募、
大変ありがとうございました。
◯◯会社の□□と申します。」

「あっ、そうなんですね。
お世話になります。」

「早速ですが、
確認をさせていただきたいのですが」

「はい。何でしょうか?」

「ご年齢は63歳ということで
よろしいでしょうか?」

「はい。左様ですが。」

「大変申し訳ありません。
当社は60歳以上の方を
雇用できませんので、
今回の応募はお受けできないのです。」

「えっ、そうなのですか?
年齢で制限があるんですか?
そんなことはどこにも記載されていなかったし、
求人にシニア可だったと
思いますが、、、」

「申し訳ありません。
また、よろしくお願いします。」
と電話は切れたそうです。

「大手の会社なのに、
パート、アルバイトで
今時、年齢制限するのには驚いた」
と知人の方は言っていたそうです。

 

その制限が理由?

この方の身に起きた事例。

あなたはどの様に
感じるでしょうか?

どの様に思うでしょうか?

ちなみに、知人の知人の方は、
現在は事例の先より
待遇も良い所で無事働くことになりました。

一方、先程の会社は、
求人広告の掲載を
一度終えた様ですが、

また、求人広告を
掲載しているそうです。

パート、アルバイトが
足りていない
ということなのでしょう。

この会社の場合、
履歴書も見ていません。

応募があった時点で、
60歳を超えるなら
お断りすると決めていたわけです。

当然、本人に会っていない。
面接をしていません。

単にその人の年齢だけで、
採用可否を決めています。

この会社は、
人の働く能力は、
年齢に依存しており、

年齢で決まる、
と考えていることがわかります。

皮肉なことに
この手の会社に限って、

社長や役員の方達は、
60歳をはるかに超え、
70代、80代の方で占められています。

正直、笑えないです。

働きたい若い人がたくさんいた
高度経済成長の始まりの時期、
の様な感覚です。

 

逃す可能性が大きい

最初の会社の求人内容は、
人対人の要素が
極めて高い仕事内容です。

若年労働人口が
減少していく中で、
機械化できる仕事
ではないにも関わらず、
年齢で就業を区別する。

59歳の人と60歳の人に
働くことにどの様な差が
あるというのでしょうか?

労働、働くことは、
年齢で線引きできるもの
ではありません。

個々の人によって
個体差がある領域です。

激しい肉体労働は、
シニアの方がやるには
難しいかもしれません。

しかし、
これも個体差があります。

60代後半でも、
日頃から身体を
鍛えている方なら、

仕事内容に慣れさえすれば、
初めてでもできる可能性は
高くなります。

年齢からこの様なことが
わかるのでしょうか?

履歴書をみれば、
職歴書をみれば、
この様なことが
わかるのでしょうか?

40代でも、元気無く、
雇いたいと思えない方も、
いないわけではありません。

年齢だけで
採用の可否を判断すると、
あなたにとってプラスの人の採用を
逃す可能性は極めて高いです。

会ってみなければ、
その人のことは
わからないものです。

イヤ、会ったとしても、
ごく一部が見えてくるだけです。

年齢で判断して会わなければ、
何もわかりません。

その結果、人が採用できない、
なんてアホなことだ
と思いませんか?

 

どちらが重要なのか?

60歳以上の人を
雇う人事制度がないとか、
正社員で雇えないから仕方がない、
のようなことを
おっしゃる方も少なからずいます。

そもそもその人事制度、
あなたの会社が作っています。

変えれば良いだけです。
新たに設ければ良いだけです。

正社員が難しければ、
契約社員でも良いでしょうし、

その制度がないなら、
早急に作れば良いだけです。

会社にとってプラスになる、
会社に必要な能力がある人を
採用したいのですか?

それとも、以前からある
会社の制度やルールを
護り続けたいのですか?

どちらが重要なのでしょうか?

知人の知人の話の事例の会社は、
どう考えても、
制度やルールを守ることが

能力をある人、
働いてくれる人より
重要視しているようです。

なんともアホらしいことです。

あなたならば、
能力ある人、
働いてくれる人の採用と、

会社に制度、ルールを
守ることと、
どちらが大切でしょうか?

答えは明らかでしょう。

それならば、
採用の仕方、条件を
見直して見てください。

会社のアホくさい制度、ルールに
単純に縛られていないかどうか、
チェックして見てください。

能力ある人、
働いてくれる人を
採用するようになっているのか、
チェックをしてください。

もしうまくいない点を見つけたらならば、
能力ある人、働いてくれる人を
採用できるように、
早急に改善してくださいね。

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