「売上」と「やる気」の経営の二大課題は同じ要因

公開日:2019/01/24

更新日:2019/05/28


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

(PodCastのBGM:音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

売上を伸ばしたい!
社員のやる気を出させたい!

この様に考える経営者の方は、少なくないでしょう。

売上が伸びて、社員のやる気も出たら、
どれほど良いかと考える経営者の方は、
たくさんいらっしゃると思います。

「売上」と「社員のやる気」を伸ばすために、
重要になる要因は何かという点をお伝えします。

 

売上、やる気は変わらない

一時期TVでよく流れていた、
次の様な人材コンサルティング会社のCMがありました。
覚えていらっしゃいますか?

社長「また退職者かぁ。残業は?」

「減らしました」

社長「副業は?」

「認めました」

社長「飲み会をやってないんじゃないのか?」

「やりました」

社長「・・・打つ手なし!」

組織改善に関する解決方法を販売するCMです。

実際の解決方法は、
まずアンケート調査から始まります。

「メンバーが一体感を持って
仕事に取り組むことを求めるか」
などのアンケート項目に答えると、

今までの調査データなどをもとに、
例えば、
伝達に関する事柄がどの程度できているのかわかります。
改善が必要な組織の特定ができます。

調査結果をもとに
具体的なアクションプランを作り、
実行することで解決できる、というものです。

この手のアンケート調査は、
実は、以前から、
特に外資系の大企業では行われてきました。

私も、実際に、何回もこの手のアンケートに
答える体験したことがあります。

どの組織が、どの観点で不足があるのか、
明らかになります。

対策を講じると、
上司とのコミュニケーションが、
以前よりは少し良くなったとか、

部門間の連携がやり易くなった、
ということはありますが、
退職者が減るわけではありません。

社員のやる気が出るわけではありません。

業績が良くなることは、現実にはほとんどありません。

他のある企業では、
社員のやる気を向上させるために、

人事コンサルのアドバイスで
社員が内容を企画して実施する誕生日会を
毎月やる事にしました。
さらに、社員旅行を行うことにもしました。

私も経験したことがありましたが、
誕生会や社員旅行をやったからといって、
退職者が減ることはありませんでした。

誕生会や社員旅行によって、
業績が良くなることはありませんでした。

同じ様な観点で、
理念を浸透させるとか、
評価制度を整備する、

などといったことが、
解決策として行われますが、

社員のやる気が出て、
業績に反映することは、まずありません。

 

やる気だけで満足ですか?

売上・利益を伸ばしたい!
社員のやる気を良くしたい!

多くの経営者の方が望むことでしょう。

ここで質問です。

社員のやる気が良くなれば、
経営者のあなたは満足ですか?

売上が伸びなくても、
経営者のあなたは気にしませんか?

そもそもですが、、、

なぜ社員のやる気を良くしたい、
と経営者のあなたは考えるのでしょうか?

退職する社員を減らしたいから。

そうですね。

人が減ると業務が回ら無くなりますから。

それに、昨今、
採用は容易ではありませんから。

でもですよ、採用の時に、
よりできる社員をあなたは望みますよね。

辞めた人と同レベルでもいいでしょうに、
それでも、よりできる人、
を望むのはなぜでしょうか?

それは、この機会に、
仕事がよりよくなり、
結果として売上の増加につなげたい、
と考えているからでしょう。

社員にやる気を出させたい理由は、
気持ちよく社員に働いて欲しいから、
というものもあるでしょう。

なぜ社員には気持ちよく
働いて欲しいのでしょうか?

社員が辞めなくなるから、
ということもあるでしょうが、

よく考えてみると、
社員が気持ちよく働くことで、

事業にプラスに働くだろう、
売上の増加、事業の成長につながるだろう、
と考えるからではありませんか?

 

売上とやる気の関係

社員のやる気と売上は、
実は強く関連した事象
です。

お客様に最も近いのは社員です。
お客様に接しているのも社員。
商品・サービスを扱い、販売するのも社員。

社員が熱心に意欲を持って取り組むので、
売上につながり、
事業の成長につながります。

コミュニケーション状況とか、
理念の浸透度合いの調査をしても、

それは、不平・不満、不足を
炙り出しているだけです。

理念を浸透させるとか、
コミュニケーションの改善とか、
評価や給与の制度整備とか、

この手の解決策を実施すれば、
社員の不平・不満は減りますが、
それだけのことです。

不平・不満、不足を解消することは必要ですが、
それで売上の増加、事業の成長につながることはありません。
(このことは、1960年代に米国で行われた
社会心理科学実験・調査からも明らかになっています)

実際に、先ほどのCMにあった調査、
アンケートをやった企業の声を見てみると、

売上増になったとか、
事業成長をもたらした、
というコメントは全くありません。

目指せるだろうとか、
つながるだろうの様な、
期待の言葉が並ぶばかりです。

 

売上増とやる気増をもたらす要因

不平・不満の解消と、
仕事へのやる気は別です。

理念の浸透とか、
コミュニケーション云々以前に、
社員のやる気を引き出す必要があります。

簡単にいうと、
社員が仕事を通じて実現することに、
魅力を感じ、賛同できる

ということです。

社員が、あなたの事業に
魅力を感じ、実現に賛同できると、
社員のやる気が、
不平・不満を越えていきます。

実際、給与や処遇に、
不平・不満があったにも関わらず、

社員の事業へのやる気を引き出すだけで、

売上増を実現し、
社員自らが考え、進んで行動する

ようになった事例がたくさんあります。

理念を暗記しようが、
クレドを作ろうが、
計画を立てようが、
評価制度、給与制度を整備しても
うまくいかなかったのに、

事業の基本、原理原則である、
賛同できる事業内容を明らかにし、
その実現に取り組むだけで、

社員のやる気が増し、同時に、
売上の増加を実現した事例が、
たくさんあります。

売上の増加と社員のやる気向上。

経営者のあなたが抱えるこの二大課題。

根っこは同じ処にあります。

売上を伸ばすことと
社員のやる気、モチベーションは、
別々のことではありません。

別々に解決することでもありません。

別々に扱うほど、
あなたの負荷は増すばかりになります。

本来の目的、
売上増、事業の成長から遠ざかっていきます。

この様な、
事業の本質、原理原則、

問題・課題の原因の見つけ方、
解決策の見つけ出し方、
簡単に成果を手にする考え方、

といったことを、
実際の事例などに基づき、
参加者の方と議論できる場として、
リアルの「勉強会」を考えています。

「勉強会」では、
私が実際に体験し、
解決してきた事例などについても、
お話しする機会があると思います。

「勉強会」について、
どの位の方が関心をお持ちなのか、

開催に関する要望はどの様なことなのか、
あなたのご意見を収集しています。

「勉強会」に少しでも関心がありましたら、

以下のリンクから、
あなたの要望・考えをお答えください。

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