問題・課題を解消する具体的方法

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

今回は、問題・課題を
スッキリ解決、解消するために、
どの様な視点を持ち
問題・課題に対応する必要があるのか、

その具体的な方法について、
あなたと内容を共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:15分37秒)

こんにちは。
ウィズスマイル 降旗(フルハタ)です。

解消せず新たに発生

経営、事業を行うと、
問題・課題は日々生じます。

大きなものから小さなものまで、
いろいろな問題・課題が生じます。

そして、
この問題・課題は
解決する必要があります。

放置しておく、というわけには
なかなかいかないので、

なんとか解決策を見つけ出し、
問題・課題を解消しよう
とするわけです。

しかし、多くの場合、
解決策は有効には機能せず、
問題・課題の度合いは
多少は小さくなったとしても、
くすぶり続けることになります。

これがきっかけとなり、
新たな問題・課題を
導き出すことも少なくありません。

問題・課題を解決する時に
役立つ考え、
視点はどこにあるのか、
とうことを知っていれば、

問題・課題を引きずることも、
他の問題・課題を
引き出すことも避けられます。

毒ヘビを飼育!

日本人には
少しピンとこない点もありますが、

問題・課題が解消できない
解決策を実施する例として
インドの毒ヘビの事例があります。

なんでも、19世紀。

イギリスの植民地だった
当時のデリーの街中に、
毒ヘビが頻繁に出没したそうです。

危険なことから、
毒ヘビを減らすために、
当時の行政が、
毒ヘビの死骸を持ってくると、
報奨金を支払う
という対策を講じたそうです。

すると、報酬を得たい人たちが、
毒ヘビを飼育する様に
なったのだそうです。

この点が、私たち日本人には、
ちょっとピンとこない点ですね。

沖縄県の島の中には、
毒を持つハブや
農業に被害をもたらす
カミキリムシを除去するために、

ハブやカミキリムシを
生け捕り役場に持ち込むと、
一匹当たりいくらという
報酬が支払われます。

だからと言って、
ハブを飼育する人、
カミキリムシを育てる
小学生の話は、
聞いたことがありませんね。

日本人の感性では、
ハブやカミキリムシを
わざわざ育て、

それで報酬を得る、
という感性が一般的にはない、
ということなのだと思います。

そうなのでしょうが、
ここな実例の話なので、
19世紀のインド、デリーでは、

わざわざ毒ヘビを育て、
それ行政に持ち込んで
報酬をもらう人が多数いた、
と受け取ってくださいね。

わざわざ育てるのですから、
行政に持ち込まれる毒ベビの数は、
少なくないわけで、

そのためにこの対策を
業績が断念したそうです。

支払った総額が、
バカにならないほどの金額になった、
ということでしょうし、

それは、極めて多くの人が、
毒ヘビを飼育して、
換金のために持ち込んだ、
ということなのでしょう。

予想外の害

話は続きます。

行政が毒ヘビの換金の政策を止めると、
これに対して、
蛇を飼育していた人たちが激怒し、
毒ヘビを街中に放ったというのです。

行政としては、
毒ヘビを減らす対策を講じたはずだったのに、
結果として、毒ヘビの数は、
当初の3倍近くにもなった、
というのです。

この事例は何を示しているのかというと、

近視眼的な対策によって
当初は予期されていなかった弊害が
生まれることも少なくない、

ということだとされています。

良くしようと思って行ったことが、
逆に思いがけない
マイナスの結果をもたらす場合がある
ということです。

毒ヘビに限らず、
あなたの周りにも、
思い当たる様なことが
実際にあるのではないでしょうか?

思考ではなく反射

この様な良くしようとしたことが、
思いがけないマイナスの結果を
もたらすことは避けたいものです。

そのためには、
どうしたら良いのか、です。

あなたもご存知の様に
この様なことが生じる原因は、

問題を解決しようと
反射的に考えるからです。

目の前の問題をなんとかしよう
と直ぐに考え出すからです。

そのために、
目の前の問題の原因を直ぐに探り、
その原因を取り除く
解決策を導きだします。

これによる解決策が、
問題・課題の解消を遠ざけたり、
新たな問題・課題を
引き起こしたりするわけです。

目の前に生じている事象は、
そんな簡単なことが原因ではないし、
そんな簡単なことで
解決するものでもない、
ということです。

この様に、目の前の
問題・課題という事象に対して、
拙速に原因を探り、
解決策を導き出す状況を

頭脳で考えるのではなく
脊髄で反射している
と言います。

考えてるのではなく、
反射的行動だ、ということです。

高い山に登る?

問題、課題を解決するためには、
原因を探るところから、
解決策を導き出すところ、
それを実施すること、
結果を評価すること、

どのタイミングであっても、
反射的ではなく、
頭脳による思考が必要です。

思考するには、
目の前の問題・課題の
事象そのものではなく、

その背景や関連する事象の把握など
より広範囲に物事を観て、
捉えることが必要になります。

「高い山に登って観ること」
と良く言われることです。

問題・課題を
解決しようと反射的に考えるのではなく、

時間をとり、広い視野で見られるように、
より高い視点を持つこと、
視点を移すことの大切さを表しています。

問題・課題を含め、
俯瞰的にとらえてから
行動方針を
決定するのでも遅くはない、
ということです。

これをもって、
「症状を見るのではなく、
その原因を
見るようにすることが大切だ」
と指摘される場合もありますが、
これはズレています。

反射的な場合であっても、
原因を見ていないわけ」
ではありません。

反射的に事象を捉えるので、
捉えている視野が狭い、
ということを指摘しているだけです。

原因自体を軽視しているわけ
ではないからです。

「原因を見る」と言い出した時点で
ズレている、ということです。

やり方がわからない

さらに。

この手の議論をすると、
次の様な結論に導かれます。

「症状ではなく原因を見る。
より俯瞰的な広い視野を持つ様にする。
印象的な瞬間だけではなく、
あらゆる文脈を理解しようとする。

このようにして、
決断を下していくように努めるべきだ。」

あるいは。

「自分の下したその決断が持ちうる
すべての可能性について、
最大限に考える。

「もしもこうだったら?」
という疑問を常に持ち、
可能な限り情報を集めたうえで
自分にできる最善の選択を
意識的におこなうことが大切だ。」

これらの考えを
否定する気は更々ありません。

しかし。

わかった様な、
でも釈然としない気持ちに
なりませんか?

より高い視点、視野で
対象とする事象を捉える。

この様なことは、
言われればわかること。

言われなくてもわかっているよ、
という方もいらっしゃるでしょう。

より高い視点、視野で
対象とする事象を捉える。

脊髄で反射的に対応せずに、
頭脳を使って考える。

情報を集め、
最善の選択を意識的に行う。

この様に言われても困るのは、

わかっちゃいるけど
現実にはなかなかできない、
やり方が良くわからない、
ということではないでしょうか?

経営・事業に関する
問題・課題が目の間に生じたとき、

どうやって高い視点、視野で
その事象を観るのか、
捉えるのか。

経営・事業の目の前の
問題・課題に対して、
反射的にではなく
頭を使って考えることは
どうやったら実現できるのか。

このやり方がわからない限り、
実現することはできません。

具体的な方法

ということで、
今回は、経営・事業の
問題・課題が生じたときに、

どの様にして高い視点、視野で
その事象を捉えるのか。

どうやって、
反射的ではなく、
頭脳を使って考えるのか、
という点をこの後明らかにします。

人は、高い視点で物事を見ろとか、
最善の選択をしろと言われても、
できるものではありません。

この様なことを実際に行うには、
比較するものがあることです。

比較するものと
目の前の事象を対比することで、
新たな視点で物事を
捉えることができる様になります。

このとき、
ここでの比較するものは、
そもそも高い視点、視野で
設定されているもので
なければなりませんね。

その点は
お分かりいただけると思います。

例えば。

クラスで赤点を取らなければ良い、
という事と比較して、
今の自分の学習状況を検討することと、

全国模試で百番以内を目指す事と
今の自分の学習状況を比較するのでは、
捉え方が全く変わってしまうからです。

では。

経営、事業において、
そもそも高い視点で
設定されているものは何か?です。

年度計画とか、
中期計画の目標値、
などをあげる方も
いらっしゃるでしょう。

ただ、これは比較対象としては、
あまり適切ではありません。

経営、事業の観点で
そもそもの基本から考えると、

価値の提供の視点で考えた
経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

がこの比較の対象に該当します。

この価値提供の視点で考えた
経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

と比較して考えたとき、

今、あなたの目の前にある
経営・事業の問題・課題は、
どの様に観えるのか、
という事です。

この価値提供の視点で考えた
経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

から考えたときに、
今、あなたの目の前にある
経営・事業の問題・課題の
原因は何で、
どの様な解決策が適切なのか、
という事です。

この価値提供の視点で考えた
経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

の観点で物事を捉えれば、
反射的に捉えることは
無くなります。

「実現すべき
経営・事業の将来の姿」という
高い視点で、

目の前の問題・課題を捉えることも、
解決策を導き出すこともできます。

ということは。

この価値提供の視点で考えた
あなたの経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

を作り出し、持つことが
重要になります。

この価値提供の視点で考えた
あなたの経営・事業として
実現する必要がある将来の姿

を考えていること、
持っていることが、

あなたの経営、事業にとって、
適切な施策、行動を行うために
重要だということです。

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