“ダメ経営者”の3つの特徴:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

私の知人の体験談から、
若い社長が可哀想な理由は、
前回の他にもまだあります。

なぜ可哀想なのかというと、
今回お伝えする様な、
かなり大事なことを、

気づくことなく、
知ることなく、
教わることなく、

これからも経営をしていくだろう
からです。

では、知っていた方が良いこと、
それは何かに入りますね。

責任の所在

知人が体験した打ち合わせで、
若い三代目社長は、

「◯◯さんには申し訳ないですが、
 僕はこの話は
 乗り気じゃないから」

と最初に言い放っています。
(◯◯さんは私の知人です)

ちょっと待ってくださいね。

今回の打ち合わせの日程と内容に、
社長はOKを出しているのですよね。

それにもかかわらず、
自分は乗り気じゃないと、
否定的な話を持ち出すというのは、

「自分がOKしたことを棚に上げた
 責任転嫁になるよね」と知人。

突然、飛び込みで来られたならば、
わからなくもないですが、
自分でもOKしているのに、
おかしな話です。

この社長は、日頃から、
同じ様に他人への責任転嫁を
当たり前にやっているのでしょうね。

日頃やっていないことを、
突然やるなんてことは、
人はできないものだからです。

相手を気にしない

知人の様な人がわざわざ東京から、
片道4時間以上かけて来る、
ということを、
若社長ははわかっていました。

今回の打ち合わせに、
若社長がOKを
しているのですから。

好むと好まざるとに関わらず、
労力をかけて来た相手を前に、
乗り気じゃないと
社長が言い放つのは、

「相手の労力を
 全く気にかけていない」
との考えの表明でしょう。

相手のこと、相手の労力は、
この社長は日頃から、
全く気にしていない、

自分のことだけを考えている、
ということの現れですね。

相手への礼節

知人はいきなり
「◯◯さんには申し訳ないですが、
 僕はこの話は
 乗り気じゃないから」
と言われています。

困っているなら力になりたい、
と考えて出向いた知人は、
温和な方ですが、
流石に驚いたそうです。

「以前の私なら、
 席を蹴っていたかもね」
と知人は笑っていましたけれど。

「どんな理由があっても、
 遠路、長時間かけて、
 わざわざ来てくださった人に
 言うようなことじゃないよね」と。

知人は、若社長より20歳近く年上です。

その観点からも、
礼節を尽くさない社長の姿勢は、
おかしいと言われても
不思議ではないでしょう。

知らない。教わらない。学べない。

  • 他人に責任転嫁をする。
  • 相手の労力を気にしない。
  • 礼節が足りていない。

この様な社長と、
あなたは一緒に、
仕事をしたいでしょうか?

この様な社長に、
力を貸そうと思うでしょうか?

「はい、やりますよ」とは、
なかなかならないと思います。

今回の三項目だけでなく、
他にも大事なことはありますが、

「人の上に立つ者として、
 知識と認識と感性の欠如で、
 経営者として致命傷かもね」
と知人との結論になりました。

どうにも可哀想だなぁと。

このようなことは、
誰も注意しないでしょう。
誰も教えないでしょう。

自ら気づくようなキッカケも、
すでに社長になってしまえば、
容易なことではないでしょう。

たとえ気づいたとしても、
学ぶ機会はほとんどありません。

後継者塾とか
経営講座がありますが、

どこでも学べる様な
マーケティングなどのテクニック、
そして精神論ばかり
教えていますから。

マーケティングや戦略、
計画策定、財務などの
知識もテクニックも大事ですが、

経営や事業運営の根本になる
理論と技術と
その実践方法があります。

その一部が、
責任の話とか礼節とか、
社員との応対とか、
マネジメントとか、
組織を作る考え方などです。

自身に当てはめ明らかにし、
何度も繰り返し実践し、
適切な修正が加わることで、

これらのことを
日頃から実行できる様になります。

根本、基本の大事なこと。

結構忘れてしまっています。
見失ってしまっています。

知人とともに最後には、
「私たちも気をつけないと。

 自分のことは
 よく見えていないからね」
との結論に達しました。

あなたはどの様に考えるでしょうか?

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