事業で「あなた」が実現すべきこと

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたが社長、経営者ならば、事業を行う際に、
社内、社員に示していること、
掲げている内容が何かあるでしょう。

よくあるものは、例えば、
今期の売上は昨年の1.2倍とか、
具体的な金額、売上15億達成とか
があるでしょう。

(動画再生時間:12分15秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

このことを達成するために、
あなた自身も、社員の方も、
商品・サービスを販売します。

 

目標を掲げる

一般に、
今期の売上は昨期の1.2倍とか、
売上15億達成のような内容は、
事業目標、今期の目標などと言われます。

この目標の内容は、
事業を行う側、事業者の視点です。

事業を行うということは、
対象となるお客様が存在します。

どんなにたくさんの商品・サービス、
あるいは、
素晴らしい商品・サービスを提供しても、

お客様の購入につながらなければ、
売上にはなりません。

事業を行うということは、
事業者の視点だけではなく、

お客様の視点が必要になることは、
お分りいただけると思います。

では、お客様は何を求めているのでしょうか?

マーケティングを勉強すると、

「お客様は商品・サービスが欲しいのではない。
お客様は『価値』を求めている」

という表現を読んだり、
耳にすると思います。

ということは。

事業で実現すべきことは、
お客様に『価値』を提供することです。

そうすると、
ある点を疑問に思うことでしょう。

先ほどあげた、
今期の売上は昨期の1.2倍とか、
売上15億達成のような目標は、

この『価値』とはどのように
関係しているのだろうか?
ということです。

 

目的と目標

目標とは何か、と質問をされたら、
あなたはどのように答えるでしょうか?

目標を考えると、関連する言葉として
目的があります。

目的と目標、
それぞれをどのように説明するでしょうか?

目的とは、
実現を望む状態・状況・事柄のことです。

目標とは、
目的を達成するための途中の道しるべです。

したがって、
目的がはっきりとあるから、
目標を設けることができます。

事業を通じてお客様に
『価値』を提供することは、
今の目的と目標の順番から考えると
事業の目的に当たることがわかります。

今期の売上は昨期の1.2倍とか、
売上15億達成のような目標は、

事業を通じてお客様に
『価値』を提供するという
事業の目的を達成するための
道しるべ、指標のひとつ
ということになります。

 

関係が見えない

このように関連づけると、
違和感がありませんか?

お客様に『価値』を提供するときに、
その途中の段階、
途中の道しるべの一つとして、

今期の売上が昨期の1.2倍を達成するとか、
今期の売上は15億円を達成することが、
関連していないと感じると思います。

そうですね。
明確にズレています。

今期の売上がいくらだとか、
昨年の何倍だという様な内容は、

お客様に『価値』を提供することと
直接、結びつきにくいからです。

お客様にこのような『価値』を提供する。

そのためには、
このようなことができる事業体、会社
であることが必要になる。

そのような会社になるためには、
今期は売上でこのくらいが必要だ。

この売上が達成できると
利益がこの程度得られて、
この部分を整備するための投資ができる。

あるいは、
この部分を整備することができる。

それによって、
お客様に価値を提供することに必要となる
このような部分が実現に近づく。

この様な長い関係性が
全く見えてこないからです。

 

事業の根本、事業の目的

先ほどの目的の話に戻ると、
事業を行う目的は、
お客様に『価値』を提供することです。

事業の根本は、
お客様に『価値』を提供することです。

ということは。

お客様に提供する『価値』が
明らかになっていることです。

その『価値』を提供するために
商品・サービスがあり、
マーケティングを行い、
宣伝や広告を行います。

商品・サービスを販売し、
アフターケアを行います。

『価値』をより好ましい形で提供するために
新たな、商品・サービスを開発し、
販売するということにつながります。

事業の目的が、
お客様に『価値』を提供すること
なので、

事業の目標は、
お客様に『価値』を
いつ、どのようなレベルで
提供できるようになっているのか、
という点が道しるべになります。

この道しるべがあった上で、
それを実現するためには、

例えば、
会社の売上がどのくらいあるとか
新たにこのようなことが
できるようになる、という話です。

この関係性が
お分かりいただけるでしょうか?

 

確認していますか?

事業の目的が、
お客様に『価値』を提供すること
とお分かりいただけると、
社長、経営者のあなたに質問があります。

あなたの事業の目的、
お客様に提供する『価値』は
何でしょうか?

この点にスンナリと答えることが、
あなたはできるでしょうか?

あなたの事業がお客様に提供する『価値』に
何かしら答えられたとして、
では、次の質問はどうでしょうか?

あなたの会社、事業で行う業務や
様々な施策は、

事業の目的、
お客様に『価値』を提供することに
つながること、関係することでしょうか?

直接『価値』の提供につながらなくとも、
先ほどの売上と事業目的の関係のように、
何段階かの関連性を経た、
間接的な関連でも構いません。

事業の目的、『価値』の提供に
つながっていることを
確認して行なっているでしょうか?

いかがですか?

 

事業が目指すこと

例えば、
今期の売上を昨期の1.2倍するとか、
今期の売上を15億円達成する
という目標を掲げること自体が
悪いということではありません。

これだけでは足りない、
ズレている、意欲がわかない、
達成しようなんて思わない、
ということなのです。

お客様に『価値』を提供する観点で、
事業の目的がまず
設定できているでしょうか?

『価値』を提供する観点の目的を
実現する道しるべ

どの段階でどのような『価値』を
提供するのかという観点で、
目標が設定されているでしょうか?

事業者側の観点の目標、
今回何度も上げてい様な

今期の売上を昨期の1.2倍にするとか、
今期売上15億円を達成するぞ、
のようなことを実現する意味合いが、

事業の目的、
お客様に『価値』を提供する目的、
その目的を実現するための目標として
明確に関連づけられているでしょうか?

さらにいうと、
そもそもの事業の目的、
お客様に『価値』を提供する観点での目標、

例えば、来年にはこの部分で
この様な形で実現する、
『価値』を提供できる様にする。

その翌年には、
この様に『価値』を提供できる様にしよう。

その結果として、
お客様に『価値』を提供する目的が
実現できていく。

という様な観点で関連づけられて
目標を掲げているのかどうか
ということです。

この点を意識するだけで、
業務・施策の中身が変わります。

業務・施策の結果も変わります。

今まで想像していなかったような結果が
現れることが起こります。

社員の考え、行動が、
意欲的に変わっていきます。

目的、目標をどの観点で考えるのか。
その結果として
どのような内容を掲げ、
関係性を明確に示すのか。

目的、目標に沿った形で、
業務、施策を整備し実行するのか。

成果・結果を手に入れるポイント一つは、
事業の目的、目標の設定の仕方、
その中身と使い方にあります。

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