こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
今の社長も後継者も、
不思議には思わないのでしょうか?
私には、
事業承継における後継者教育が、
変で不思議でズレている
と思えて仕方がありません。
何が変で不思議でズレているのかというお話。
あなたにお子さんがいたとしましょう。
このように考えたらあなたはどうしますか?
お子さんが、
もっと勉強ができるように、
自信がつくようになりたい!
と言ってきたら、
あなたはどうしますか?
学校に行かせずに、
自分で子供に勉強を教えますか?
そんなことはしませんよね。
では、どうしますか?
まず、、、
学校に通わせますよね。
さらに成績を良くするために、
塾にいかせたり、
家庭教師をつけるかもしれませんね。
どんなに自分が、日頃、暗算をし、
そろばんを弾き、
少し難しい計算をやっていても、
教えることはしないでしょう。
これって普通の感覚だと思います。
ところが、
全く逆を行っているところがあるんです。
事業承継を実施した、
中小企業へのアンケート
(日本公庫総研レポート「中小企業の事業承継」2010年)
の集計結果を見て驚きました。
調査の設問のひとつは、
後継者の育成方法について重視していること
です。
もっとも重視していることは、
「現経営者が後継者をサポートしながら、
経営に関する経験を積ませる」こと。
二番目が、
「後継者には社内で実務的勤務経験を積ませる」こと。
この二つの割合が図抜けて多いのです。
この結果を聴いて、
あなたはどう思うでしょうか?
当然?
変だよな?
どちらでしょうか?
絶対変だ!
と私は思いますよ。
先ほどの、
あなたのお子さんの勉強と同じです。
お子さんの勉強の力を伸ばすために、
ほとんどの親は、
子供を学校や塾に行かせます。
自分では教えません。
学ばせることがうまい専門家に依頼します。
今の経営者の状況は、
子供の親と同じだと思います。
にもかかわらず、
今の経営者、経営幹部が教えられる、
と考えているわけです。
五十歩ゆずって、、、
後継者が経験を積めたとしても、
それを実際に活かせるでしょうか?
経験することとそれを使えることは、
全く別のことです。
後継者は社内で育つ!
そんなことはありません。
社内で身につく経験は、
経営とはいうより、
今の会社の事業のやり方です。
それに今の経営で、
赤字事業になっているのですよね。
その今の経営を教えられて、
後継者が、
自信と期待を持って、
将来の経営を担えるでしょうか?
会社内に置いておけば、
後継者は育てられる。
経営について学ぶことができる。
これって、
今の経営者の傲慢さ、だと思います。
この状況にいる後継者は、
甘えていると思います。
経営、事業運営について、
後継者は社外で学ぶことをしましょう。
体系立てて学び、
実践することをしましょう。
その上で、
社内で事業の経験を積む機会を、
増やすようにしましょう。