後継者が経営能力を身につける方法

公開日:2015/04/24

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業承継をする後継者が、
身につけいていてほしいと、
経営者、社長が望むこと。

それは「経営能力が高い」ことです。

事業承継をこれから迎える経営者の方へ、
実際におこなった調査結果にも、

経営者・社長が後継者を選ぶ際に、
重視する項目として「経営能力の優秀さ」を、
56.3%の方が選んで第一位になっています。

(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
2005年12月 「事業承継」「職業能力承継」アンケート)

とはいえ、「経営能力」とは何なのか?
という点がフニャフニャでわからない!
ということ、

「経営能力」の優劣をもたらす根本は、
「判断基準の有無」だということを、
以前お伝えしました。
参照:後継者が事業承継までに身につけること

 

「適切で効果のある経営、事業に活用できる、
ハッキリとしていて細かいことにまで適用できる判断基準」

これがあるか、ないか、
ということが、経営能力に大きく影響します。

では、この経営、事業に活用できる「判断基準」

後継者の方は、
どうやって身につければよいでしょうか?

その前に、、、

経営者・社長のあなたにも、
ご自身の「判断基準」を用いて、
経営、事業を行っていると思います。

その「判断基準」はどうやって、
あなたの中に形作られたでしょうか?

ちょっと考えてみてくださいね。

 

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いかがですか?
思い出した、考えついたでしょうか?

多くの場合は、

実際の経営で失敗もし成功もした経験を経て、
ご自身の中に形作られた

と同時に、

本を読み、セミナー・研修を受講し、
先輩経営者の話を聞くなどして、
ご自身の経験と重ねあわせながら形作られた

ということだと思いますが、いかがですか?

あるいは、
まだ、スパッと判断できる判断基準とは、
なかなか言えない状況。
今も、悩むことが少なくない。

という方もいらっしゃるでしょう。

経験によって判断基準を得ようとすると、
それなりの経験が必要なので、
時間がかかります。

本を読み、セミナー・研修を受講しても、
どれをどのように用いれば判断基準にできるのか、
悩ましいことも少なくありません。

実際に、判断基準を自分の中に形作る
その基準を用いてスパッと決定できる、
という状態になるには、
恐ろしく長い時間と、
多くの経験値が必要になるでしょう。

あなたご自身が経験されたように。

では、、、

後継者が「経営能力の優秀さ」を手に入れるため、
要は「判断基準」を手に入れ使えるようになるためには、
どうしたら良いでしょうか?

あなたご自身と同じように、
実際に多くの経験、失敗、成功の経験をして、
自らの中に形作らせますか?

様々な書籍やセミナー・研修を受講させて、
そこから自分で考えて、
判断基準を形作らせますか?

あなたが経験したのと同じように、
多くの時間と労力をかけさせますか?

これひとつの方法ですね。

ただし、その結果、
「経営能力の優秀さ」に結びつく、
「判断基準」を手に入れることができるでしょうか?

現在、社長・経営者であっても、
ご自身の判断基準に自信が持てない方も、
少なくないのが現実です。

後継者の方が、
どれほど勉強し、経験を積んでも、
その結果、判断基準が手に入る、
ということは容易では無いかもしれません。

だとしたら、、、

最も簡単なこと。

それは、

「判断基準」を形作る基本の考え方を教わること

です。

教わり、わかった上で、
その判断基準の考え方を、
後継者が関係する経営・事業の領域で、
小さなことで良いので、
実際に使ってみることです。

今までは、

いろいろ学び、多くの経験をして、
経営者・社長が、
試行錯誤しながら「判断基準」を手に入れました。

その結果、手に入れられる人もいれば、
どんなにやっても、
自信・確信が持てない方もいました。

このやりかたを逆転します。

逆転することが、成果にも効率にもつながります。

最初に、経営、事業をする際の、
「判断基準」の基本の考え方を、
学んでしまいます。

その上で、その判断基準を、
実際の経営・事業で使います。

使うことを経て、
自分、自社の事業に、
さらに合うように調整します。

そしてその判断基準を、
また自身の経営、事業に当てはめて使います。

結果を見て、
また調整を加えていきます。

これを繰り返します。

答え、解き方がわかった上で、
問題を解くようなものです。

問題を解いた上で、
さらに良い解き方にするやり方です。

手探りで勉強し、経験を積む、
今までのやり方よりも、

明確な考え方を、
自分の経営、事業に合わせて調整するほうが、
容易ですし、確実だと思いませんか?

あとは、
「判断基準」の基本の考えを、
どうやって、どこから手に入れるか?
という点だけですね。

「逆転の学び方。」

 

後継者の育成には、この発想で、
後継者に「判断基準」を形作らせましょう。

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