後継者を就ける役職とは?

公開日:2014/09/11

更新日:2019/04/11


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたの会社で後継者が働くとき、
どの様な役職に据えるのか、
経営者は悩むようです。

後継者の年齢と、
今までの仕事の内容と仕事の経験。

これによって、
どんな役職に就けるのかは代わります。

ただし、
後継者だからと言って、
安易に部長や役員に据えないことです。

既存社員からどのように見えるのか、
見られるのか、
それは意識した方が良いです。

後継者にとって大切なことは、
役職、ポジションというより、
自社でどの仕事から経験するのか
ということだと考えています。

例えば、
前職で人事や経理をやった。

だから、経理や人事の役職にまずは就けて、
能力を発揮してもらおう!

このようなことは、
少なからずやってしまうことだと思います。

最初からこのような処遇は、
避けた方が良いと思います。

後継者が自社に入って初期にやるべきこと。

それは、
自分の脳力を発揮する以前に、
自社の売上を生み出している仕事をすることです。

接客業なら接客している現場で働くこと。

製造業なら、
実際の製造現場に携わることです。

ただし、
働く、携わる、というのは、
実際の接客、製造をやるとは限りません。

大切なことは、
売上を作り出している現場を、
身をもって知る、体験することです。

その過程で、現場の人から、
実際の仕事について教えてもらう。

わからないことは質問して、
教えてもらうことです。

どの様な仕事を経て売上があがるのか。

何をどのようにして、
どんなことに注意を払い、
どんなことに苦労をしているのか。

これを細かく知ることが、
自社の事業を知ることにつながります。

このことは、
後継者だけでなく、
経営者にとっても必要なことです。

昔は自分も現場でやった。
だから、現場の仕事はよくわかっている。
と考えている経営者の方は、
少なくありません。

だから、経営者になると、
現場にはほとんど行かない、
という方も少なくありません。

知っているようで、
実際の現場のことは、
ちっともわからないものです。

その結果、現場、社員から、
暗黙の反発を招きます。

原因がよくわからないけど、
最近売上が、、、
なんてことになります。

で、、、

後継者は、
自社の売上をつくる現場を常に詳しく知り、
適切な手を打てるようにしておきます。

その最初として、
売上を創っている現場で、
仕事を教えてもらうことです。

たとえ同じ業界で働いた経験があったとしても、
最初は全てを教えてもらうことです。

教えてもらう中で、
何が問題、課題なのかをつかむことが後継者の役目です。

その問題・課題を、
現場の社員と一緒に改善することが、
後継者の役割です。

後継者が現場で教えてもらうときに、
本人にも、現場の社員にも、
抵抗のない役職に就ける

それを考えて、
後継者の役職を設定する、
ということです。

後継者が得意な分野、
そして、部長や役員に据えるのは、
現場で学び終えてからと考えています。

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