事業の成果は関係性と順番で決まる

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

(動画再生時間:12分25秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

色々なことに取り組んでいるのに
事業の成果結果につながらない理由は

ズレてしまっているから、
という点を前回お伝えしました。

参照内容:いろいろ取り組んでも成果が出ない理由
参照動画(以下の画像をクリック)

 

ズレていない関係性について今回はお伝えします。

少し考えてみてください。

あなたは、ある団体のリーダーです。

これからこの団体を率いて、
一緒に旅行に行くことになりました。
あなたがこの旅行の責任者です。

旅行に行こうとなった時、
最初に考えることは何でしょうか?

「そうだ!
みんなで新幹線に乗ろう!」とか、

「みんなで飛行機で旅行をしよう!」とか、

「バスでの移動がいいな」と
考えるでしょうか?

あなたの率いるこの団体が、
乗り鉄とか、飛行機大好きの人だけ
が集まった団体だったならば
それは別にして、

通常、旅行をしようという場合は、
この様に何に乗るか、何で移動するかを
最初には考えないでしょう。

まず、温泉に行こうとか、
美味しい海産物を食べようとか、

あるいは、
札幌に行こう、沖縄に行こう、
台湾に行こうと
最初に考えると思います。

最初に、
目的と目的地を決めて、

そのあとに、
そこにどうやっていくのか
を検討するでしょう。

団体を旅行に連れて行くときに、
新幹線に乗りたいから、
飛行機に乗りたいから、
だから旅行に行く、
と言っても、

誰も賛成してくれないでしょうし、
ましてや、その旅行に
参加しようとはしないでしょう。

やはり、温泉に行くとか、
札幌に行く、沖縄に行く、
という旅行の目的、目的地があるから、

賛成してくれますし、
参加してくれるでしょう。

旅行の例をお話ししましが、
経営、事業を行うことは、
この旅行の場合と同じです。

片方は何億、数十億を売上げ、
団体旅行はかかっても
数百万円だから、
規模が違うという意見もあるでしょうが、

基本となる考え方は、
どちらも同じです。

旅行の目的、目的地は、事業の目的、
事業が将来実現する姿、将来像
に当たります。

団体旅行の出発地点、
出発の集合場所が、
今現在の事業の状況です。

札幌や沖縄という目的地に着くこと、
そこで温泉に入るとか
美味しい海産物を食べる

この目的を達成するために、
どの経路をたどり目的地に着くのか、
ということが、
事業における戦略、事業戦略です。

SWOT分析、3C分析、4P分析などは、
この戦略を作るための手法、
やり方に過ぎません。

事業の目的、将来像が
ハッキリとあるからこそ、
戦略を作るためのこれらの方法、
手法に意味があり、効果があります。

次に、旅の経路をたどって、
どこにどのタイミングで着いているのか、

例えば、羽田には何時に到着する。
札幌駅には何時に到着する。
そこからどこの観光地に何時に到着する、

という旅のスケジュールが
事業では目標であり、
事業の計画に当たります。

羽田に何時に到着するために、
集合場所からバスを使うとか、
電車で移動するとか、

羽田から札幌は、
飛行機を使うとか、

あるいは、
鉄道と北海道新幹線を使うという

目的地、目的を実現するために
経路、目標、スケジュールに
最も適した手段としての
交通機関を移動手段として選ぶわけです。

旅行でのこの移動手段にあたるものが
事業では具体的な実施施策であったり、
マーケティングの手法や、
集客の方法、宣伝の手法などから

適切なものを選んでくること
になります。

事業目的、
事業の将来像、将来の姿があり、

事業の戦略が設定され、
目標とスケジュールが
ハッキリしているからこそ、

具体的な施策、手法、方法である、
マーケティングの手法や、
集客の方法や宣伝の方法を
選ぶことに意味がでてきます。

旅行と同じ様に、
事業の目的と将来像、
この事業の目的地が明らかになり、

旅行の目的地へ到着し、
旅行の目的を達成するための経路
に当たる事業の戦略が
設定されます。

そして、旅の経路と目標と日時、
スケジュールに当たる、
事業の目標、事業計画を設定し、

そのあとに、
目標とスケジュールの実現に適した
移動手段に該当する

マーケティングの手法や
集客方法、宣伝方法などの
具体的な施策を明らかにする、
という順番です。

この順序で設定することで、
初めて団体で旅行をすることに当たる
経営・事業に実際に取り組むこと、

そして成果・結果を得ることが
ができる様になります。

旅行の例で逆の順序、
移動方法を決めて、
そこから旅の目的、目的地を
決めることがない様に、

事業においても、
目的、目的地を決めて、
戦略を検討し、
目標、計画を立てて、
そしてやっと具体的な手法、
やり方を選択する、
この順序が重要なのです。

理屈ではわかっていても、
実際にはこの順序で検討し、
明らかにし、そして実行していることは
ほとんどありません。

いかがですか?

あなたご自身の事業で考えた時に、
事業の目的、事業の将来像から順番に
戦略、事業計画、事業での目標を考え、
そして実際の具体的な手法に落とし込む
という関係性になっているでしょうか?

事業の目的、将来像が
明らかになっていないのに、

この広告手法で売上が伸びた。
この集客方法でお客様が増えた。
この方法なら戦略、計画が作れる。

の様な言葉に惹かれて、
その手法に取り組んでしまっています。

この様なやり方、手法に取り組むのですが、
そのやり方、手法で事例として
挙がっている様な結果は、
ほとんどの場合に得られません。

上手くいかないのは、
手法が適していないからだと、
別の手法を探して取り組むことを
繰り返してしまっています。

事業が上手くいかない理由。
事業で成果・結果が手に入らない理由。
それは、順序が逆だからです。

具体的な手法や施策ばかりを
探して選んでいるという
ズレたことをやってしまっているからです。

事業の目的、将来像を
明らかにしてください。

目的、将来像を実現するときに、
あなたが今から辿る経路、
これが戦略に当たりますが、
この戦略を検討してください。

戦略に沿った行動をするための
ポイント、ポイントでの目標と
そのスケジュール、計画を
検討してください。

その上で、戦略に沿った
このたどるべき経路と
それぞれのポイントでの目標を
スケジュールに沿って達成することを
考えたときに、

世の中に溢れている
マーケティングの考え方や方法
集客方法や宣伝手法などの中から

最もあなたの事業に適している、
戦略、あるいは計画の実現に
最も適していると考えらえる内容を選び、
それを実践することを行なってください。

この順番、順序で行うということは、
それぞれの要素、

事業の目的、事業の将来の姿、
事業の戦略、事業の計画、
具体的な実施内容が全て、

密接に関係、関連していることを
意味しています。

事業の目的から具体的な実施施策へ
たどったとしても、
逆に、実際に行なっている実施施策から
事業目的へだとったとしても、

それぞれの要素が密接に
関係していることがわかる、
ということです。

この目的を実現するためには、
この具体的な施策が適している、
この具体的な施策をやる方が良いことが
わかるということです。

具体的施策を行い得られる結果が、
事業の目的、事業の将来像の
この部分を実現している、
この部分を実現することにつながると
ハッキリとわかることです。

あなたの事業では、
この様な関係性がハッキリとわかる状態に
なっているでしょうか。

あなたの事業の目的、将来の姿、
戦略、計画、具体的な施策内容について、
この点、この関係性をチェックしてみてください。

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