手間をかけずに社員、部下を動かす方法:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

前回は、
社員、部下が必要なことを
実際に行動しない理由とその対策を
あなたと共有しました。

前回の内容を実際に、
社長、上司、先輩のあなたが実施すると、
結構手間がかかると感じたことでしょう。

今回は、その点を
解消する内容を公開します。

毎回では手間がかかる

前回の内容は、社員、部下に、
あなたが必要と考える行動を
実際にさせるためには、
その行動について、
社員、部下が必要だと考えつく
質問をすることでした。

「社員の考えの足りないところを、
 気づかせ考えさせるための
 質問をするわけでしょ。

 毎回、毎回、何かをしてもらう度に、
 それを繰り返しやるなんて、
 そんな手間ばかりかかるよね。

 話も理屈もわかるけれど、
 そんな手間のかかること、
 毎度毎度やっていられないよ」
という声が聞こえてきます。

確かに、毎回、毎回、
同じ様な質問を繰り返してるす、
などということをやっていては、
手間ばかりかかることでしょう。

毎回、同じような質問をして、
社員、部下に気付かせ、
考えさせることを繰り返すこと。

これは避けなければなりません。

手間ばかりかかってしまい、
社長、上司、先輩のあなただけでなく、
それに付き合わせれる社員、部下も、
嫌になってしまうことでしょう。

毎回、毎回、
同じ様なことをやらずに済む様に、
整備をすることが必要だ、
ということです。

教育、研修は効果なし

「整備をする」となると、
あなたはどの様なことを
考えるでしょうか?

どの様な観点で考えれば良いのか、
それを社内研修の様なもので、
社員、部下に知らしめる、
ということを考えるかもしれません。

社内研修で社員、部下に身につけさせる。
この考え、どうでしょうか?

悪くはないかもしれませんが、
身につくことはあまり期待できないでしょう。

あなたにも経験があると思いますが、
社内研修をやった内容が、
そのまま現実の業務で使われることは、
実際にはほとんどなかったと思います。

研修や社内教育だけでは、
効果が得られることは期待薄です。

それは、社内研修や社内教育、
それ自体に効果がない
という意味ではなりません。

研修や教育の時間を設けて、
必要な中身を伝えただけでは、
それが実務に反映されることはない、
ということです。

ではどうするのか?

組み込む

必要なことを実際の業務で
おこなうように、
業務処理の中に組み込むことです。

仕事の中に組み込む過程で、
その意味合いや効果を
研修や教育の機会で伝えるから、
実務の中で実行される様になります。

というより、
仕事の中に組み込まれているのから、
やらざる追えなくなるわけです。

例えば。

行動や施策を社員、部下が考える時に、
どの様な観点、視点で考えるのか、
というリストを準備します。

それをチェックリストとして
社員、部下が考える際に
用いる様にします。

前回の話の内容を
少し思い出してください。

予定に遅れずに、
仕事をやってもらうために、
社員、部下に
考えてもらいたい観点として、

自分の仕事の進捗だけではなく、
関連する業務全体の進捗
についても考えた場合、

今までの考え以上に、
さらにどのようことが必要になるかを、
社員、部下に考えてもらう、
ということがありました。

業務全体の進捗の観点から、
自分の仕事の進捗を毎日の仕事終わりに
自身でチェックするだけではなく、

全体の仕事を管理している上司に、
自身の仕事の進捗を報告する、
という点を考え出したわけです。

行動や施策を考える際の観点を
リストにして、

このリストを用いて、
その観点が組み込まれているかを
社員、部下にチェックしてもらい、
その結果を一緒に提示するように
仕事の仕組みに組み込めば良いわけです。

誰が作る?

行動内容、試作内容を提示する際、
このリストのチェック結果も
一緒に提示することが
仕事の中に組み込まれているので、

あなたが毎回、
「この観点で考えるとどうなる?」
と質問をしなくても良いわけです。

行動内容や施策を考える際に、
必要な観点でチェックされるわけです。

このチェックリストの話をすると、
「仕事、業務に組み込むと、
 社員、部下がやるようになることは
 よくわかる。

 しかし。

 チェックリストを
 こちらで準備しないとならないから、
 また、手間がかかるよね」
と考える方もいらっしゃるでしょう。

正直に言いますね。

なんでもかんでも、
社長、上司、先輩が用意して、
仕事に組み込むお膳立てをして、
それを社員、部下にやってもらう、
という考えは
やめた方が良いです。

「それならば、
 考える観点のチェックリストを
 誰が作って用意するんだ?」
という疑問が湧いてくるかもしれません。

作る人は

チェックリストは、
社員、部下に作ってもらいます。

「えっ?
 チェックリストの中身がわからないから、
 社員に質問をして、
 考えさせたわけでしょう。

 こちらが考えさせる機会を
 作る必要があるわけですよね。

 それなのに、
 社員、部下にそのリストを
 作らせるというのは、
 一体何を言っているのか」
と思う方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、社員、部下に
ゼロからチェックリストを作らせる、
ということではありません。

それはあなたが考えている様に、
現実としてチェックリストはできません。

リストの体裁を
社員、部下に作ってもらう、
という意味合いで言っています。

社員、部下の考える観点が
足りないので、
行動内容や施策内容が、
社長、上司、先輩のあなたが
考える内容から見ると、
足りていないわけです。

そこで、
この様なことを実現するには、
どの様なことが必要と考えるか?
と社員、部下に質問をし、
考えを加えさせていくわけです。

身につく

社長、上司、先輩のあなたの質問内容。

これを社員、部下に整理をさえて、
考える時に考慮する観点として
リストに纏めさせます。

あなたは、
そのリスト内容をチェックし、
不足部分を補う様に、
社員、部下に質問をして考えさえ、
リストを補強させます。

社長、上司、先輩のあなたは、
社員、部下に行動内容、施策内容を
考えさせるために観点を示し、

社員、部下はそれをリストとして整理、
同時に、不足していた観点を補う。

それを何度か繰り返す過程で、
チェックリストの中身が整備されます。

このチェックリストを、
仕事、業務で必ず使う様に、
組み込めば良いのです。

チェックリストの中身が増えれば、
新しいチェックリストを使う様に、
バージョンを変えるだけです。

手間はかかりますが、
社長、上司、先輩の手間は、
思った程かかるものではありません。

社員、部下にとっても、
自分達が整理するリストを
用いることになるので、
身近なリストとの認識に
なりやすいものです。

仕事、業務の中に、
このチェックリストを使うことが
組み込まれているので、

リストの観点で、
繰り返し物事を考える様になります。

チェックリストの観点が、
身につく様になっていきます。

新しくその仕事に関与する
社員、部下にとっては、
チェックリストを使うことで、
最初から必要な観点で、
物事を考えるようになります。

チェックリストの様な形で、
必ず取り組む仕掛けがある。

それが仕事の中に
組み込まれていて、
やる必要が必ずある。

チェックリストが、
必要の応じて、
どんどん自分達の整理で
更新されていく。

この様な状況があるから、
社員、部下に、
行動、考える際に
必要となる観点が明らかになります。

仕事の中で繰り返し行うことで、
身につく様になっていくわけです。

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