変わらないのは「食レポ」並みに伝わらないから

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

TV番組の中では、
料理店の食べ歩きとか、
スタジオで調理するとか、

料理に関するコーナーが
少なくありません。

出演者による食レポがあります。

(動画再生時間:7分8秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

最近、とてもよく聞く
食レポの表現があります。

それは、

「優しい味ですねぇ」

です。

 

どの食レポでも誰かが必ず、
「優しい味」を口にします。

これを聞くたびに、
「味がちっとも
わからないんだよね!」
と突っ込みたくなること、
ありませんか?

優しい味って、
あなたはどんな味か、
想像がつくでしょうか?

”優しい”の意味は、

  • 姿・ようすなどが優美、上品で美しい。
  • 他人への思いやりがある。情がこまやかである。
  • 性質がすなおでしとやか、穏和、好ましい感じ
  • 悪い影響を与えない。刺激が少ない。

というようなことだと、
ネットなどで調べるとわかります。

これを味と組み合わせるとなると、
思いやりがあるとか、
悪い影響を与えないとか、
刺激が少ない、
が該当するのかもしれません。

ただ。

食レポで使うことで、
味が伝わるのでしょうか?

味に思いやりがあるとは何でしょうか?

悪い影響を与えないの意味だとしても、
通常の料理の味ならば、
そもそも悪影響はないでしょう。

味で悪影響がないと言われても、
どのような味かは想像できません。

激辛ではないから、
ということがあるかもしれませんが、
それを表現する時に優しい味というのは、
どうもよくわかりません。

辛いとか、ピリッとくるとか、
スパイスが効いているとか、
甘い、辛い、出汁が効いている、
というような表現と違って、

「優しい味」は、
どうにもこうにも
味が想像できないのです。

これもあって、食レポとなると、
チャンネルを変えることも。

これはTV番組の食レポの話なので、
チャンネルを変えれば済むのですが、

これが事業やビジネスの現場で
起きているとなると、
ちょっと問題だと思いませんか?

実際に頻発しています。

「優しい味」のように、
なんとなく雰囲気はあるけど、
よくわからない表現を使うと、

伝えても伝えても、
相手には伝わらなくなります。

例えば、経営、事業、
ビジネスでよく使われる、
雰囲気はあるけど、
よくわからない表現は、

  • 顧客満足度の向上
  • 業界の発展に貢献する
  • 安心感のあるサービス
  • お客様から必要とされる

などが該当するでしょう。

顧客満足度を向上する。

誰も反対をしないです。

しかし、
何をやると実現できるのか、
よくわからない
ものです。

総論賛成。
各論になるとよくわからん。

だから、行動につながらない。
実現度合いもわからない。

同じように、
業界の発展に貢献する。

これも反対する人は、
まずいないでしょう。

しかし、
発展って何?
貢献するって何?
となると、誰も答えらません。

だから、何をやれば良いのか、
ちっともわかりません。

安心感がある、
も総論はわかりますが、
実際に何をどうするのか、
ハッキリとはしないものです。

お客様から必要とされる、
も同じですね。

なんとなく
雰囲気はわかるけれど、
具体的には
よくわからない表現です。

そのため、結果として、
行動につながりません。

これでは、
伝わっているとは
言い難い状態
です。

経営理念とか行動指針とか、
経営計画、戦略、方針、、、

これらは、
事業を進展させる、
社員の行動をより良くする、
実行して変化させること

を実現するために、
検討し公開しています。

だからこそ、
実際に理解され、行動につながる様に、
しておく必要があります。

しかし。

実際にこれらの中の表現は、
雰囲気はわかるけれど、
具体的にはよくわからない言葉、
でほとんどが構成されています。

聞こえは格好が良い。
なんかいい感じ。

しかし、
実際にはよくわからない

雰囲気だけで、
サラーっと流れていってしまう、
そんな内容になっています。

食レポの「優しい味」と同じです。

何も伝わらない。
何も変わらない。
何も影響しない。

事業やビジネスで、
この状況は好ましいでしょうか?

違いますよね。

聞こえは格好が良い。
なんかいい感じ。
しかし、実際にはよくわからない。

この状況を打ち破り、
実際の施策の実行につながり、
成果・結果をもたらす様に、
したいものです。

今までの経営理念や行動指針、
経営計画、戦略、方針、などの様に、

変化をもたらさない状態を避けるために、
伝わる中身にするために適した手法、方法として、

「事業が提供する価値」を明らかにし、
そこから戦略、さらには施策に展開し、
実行して成果を得るやり方である
「事業構築メソッド」を提供しています。

この手法・方法に沿って行うことで、
「事業が提供する価値」が、
具体的な施策、商品・サービスになり、
実現することができ、
成果結果を短期間で生み出す様になります。

 

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