事業の気づいていない点を知る方法

公開日:2019/05/09


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

私たちは、日頃、
たくさんの情報に接します。

ビジネス、経営、事業に関する事、
プライベートに関係することなど、
それはそれはたくさんの情報です。

それらの情報に接したときに、
初めて知ったこともありますが、
多くは知っているとか、
自分はできていると思う事が少なくありません。

実際にはどうなのでしょうか?

嫌になっちゃう

ある日の午後。

ある喫茶店でコーヒーを飲みながら、
テーブルにパソコンを広げて仕事をしておりました。

先ほどから、隣の二人の女性の話が、
聞くとは無しに聞こえてきます。

「あのね、この間ね、
この靴と同じ靴を履いている人がいて。

それがね、その人、もう、おばさん丸出しで、
ほんと、嫌になっちゃう。」

「えぇ、そうだったの。
それ、ショックよねぇ〜。」

キーボードを打つ手を止めて、
背筋を伸ばす様にちょっと伸びをしながら、
どんな女性が話をしているのかと、隣の席を見ました。

女性は、足を組んで、
例の靴を指差し、覗き見ながら、
色がどうだとかデザインがどうだと、
話を続けていました。

嫌になっちゃったと嘆く女性が履く、
オバさんと同じだったという靴が見てみました。

靴はスニーカー。

スポーツタイプではなく、
とは言えファッション的でもなく、

まぁ、歩きやすいだろうなぁ、
でも、そんな高級品じゃ無いよなぁ、
と見える飾り気の無いスニーカーでした。

実際にはわかっていない

で、うーんと思ったわけ。

以下は私の主観です。

お二人とも、
そこそこご年配と見える女性。

話題に出ていたオバさんを見ていないので、
なんとも言えませんが、

隣のお二人の女性も、
十分オバさんに見えます。

おめかししているとか、
少し着飾った様にには見えませんでしたしね。

お化粧もバッチリ、
というわけでもなさそうです。

ショッピングというよりは、
ちょっと買い物に来た、という出立ち、雰囲気です。

履いているスニーカーは、
滅多に手に入らないとか、
散々探し回ってやっと手に入れたもの
かもしれません。

見た目より、
実は高価だったかもしれません。
(どう見てもそうは見えませんが、、、)

だから、
他の人が履いているのは、
ちょっとショックだったかもしれません。

でもですね。

例えば、
ハンドメイとの一点物ではなく、
普通に売っていた靴でしょう。

同じスニーカーを履いている人はいるし、
出会わないとは限らないです。

その相手が、
オバさんオバさんしているから
気にくわないと言っている方も、

はた目にはオバさんに見えるので、

このスニーカーを履いていたお二人を、
客観的に見ると、

どちらもオバさんの可能性が高い
と思うんですね。

自分がどう見えるのか、
どの様な姿に映っているのかということは、
わかっている様で実際にはわかっていないものです。

自分のことはわからない

「いやいや、鏡を見るだろう。
それならわかるだろう」なんて思いますか?

鏡を見ても、
正面からのことが多いでしょ。

毎日見ているから、
見慣れた顔でもあるし、
見慣れた姿でもあるでしょう。

鏡で見えている様でも、
それは日頃から見慣れた姿で、

それで満足しているので、
見ているとは限らないです。

さらに。

後ろ姿とか横から見た姿は、
鏡の前でもほとんど確認することがありません。

見たとしても、
雰囲気を見ている程度です。

自分が知っている姿は、
ほとんど正面から見た姿です。

他の人は、
正面からだけ見ているのかというと、
そんなこと無いものです。

後ろからも横からも見ています。

見慣れていないから、
色々気づくことも少なくありません。

自分の姿をわかっている様に思っていますが、
他の人から見られる姿は、
実際のところは、ほとんどわかっていないものです。

「相手がオバさんでがっかりした」
と言っている方も、

お二人はどちらも同じ様なオバさんだった、
ということもあるわけです。

自分のことは、わかっている様で、
実のところ
他からどう見えているかは、
全くわかっていないもの
です。

自分の事業を知る方法

しかも。

自分が思っている姿と、
他の人から見える姿は、

往々にして大きく異なっています

異なっていることを、
私たち自身はほとんど気づいていません。

どのくらい異なっているのか、
それを知りません。

自分が考えている姿で、
他の人からも見えていると、
疑うことなく信じています。

恐ろしいと思いませんか。

ビジネス、事業でも
同じ様な事が起きています。

私の事業は、こう、こう、こうだ、
と思っていても、
実際には違って見えています

私はオバさんじゃなくて、
イケてて、歳より若く見えるいい女

と思っていても、
「オバさんだ」と見えるのと同じ様に。

この状況で良いのか、
といったらどうでしょうか?

避けたい、解消したいと思いませんか?

それには。

客観的な意見をしてくれる人に、
事業に関する話をして、
あなたの問題、課題を聞いた上で、
意見をしてもらうこと
です。

お客様の声は参考になりますが、
突っ込んだ中身、事業の根本部分には、
なかなか至りませんから。

何も無いよりは、
お客様の声はあった方が良いですけれどね。

あなたの事業について。

あなたはあなた自身の見方で、
事業を理解し、把握しています。

実際にはどの様に見えるのか。
どの様に映っているのか。

あなたは把握する術、相手がいるでしょうか?

そして、掴めているでしょうか?

 

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