新しいリーダーシップ?リーダーの姿?

公開日:2016/03/10

更新日:2019/04/05


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

昨晩の対北朝鮮となった、
今回の女子サッカーリオ・オリンピック
アジア最終予選の日本女子サッカーの最終戦。
1−0で勝ちました。

良かったです。

業務改善にはプロセスが重要でも触れた様に、
攻守における目的、目標、実現するための戦略・戦術。

  • どの様にやることを目指していて、実際にはどうだったのか。
  • うまくできた理由は何で、うまくできなかった原因は何か。
  • これからどうやって改善するのか

は検証してほしいものです。

一方、世界卓球の女子。
(もちろん、男子も素晴らしい成績でした)

福原愛選手が、最年長としてまとめあげ、
二大会連続で銀メダルを獲得しました。

「なでしこ」と比較して、
卓球は福原選手が精神的にまとめ上げたが、
「なでしこ」は、澤選手が抜けて精神的な支柱を失った
と言うコメンテーター もいました。

福原選手へのインタビューでは、
監督からリーダーを指名されたわけではなく、
最年長だからと自発的にまとめあげたこと。

チームメンバーの心の温度を同じに保つ様に心がけたこと。

その一つとして、
事前合宿中の石川選手の誕生日に
サプライズを10日前から仕掛けたこと。

などが語られていました。

これらの行動、対応から、
福原選手がチームをまとめあげたやり方を、
「新しいリーダー像」「リーダーシップの方法」
として取り上げるメディアもありました。

サッカーの澤選手の場合は、
自分の背中を見せることで、
選手を鼓舞していたとも言われます。
それとは違うリーダー像だと言うのでしょうね。

正直に言うと。

リーダー像は、それこそ人によって千差万別
だと考えています。

これがリーダー像だとか、
新しいリーダーの姿だ、
という考え方、定義自体、全く意味がない
と考えています。

リーダーのとる行動は、
まとめる対象となる人の状況と、
目的・ゴールの状況によって全く異なると考えています。

どちらに向かうのか、
目的・ゴールがはっきりせずに、
その団体や組織を構成している人が迷っている時には、

共感と賛同がもたらされる目的・ゴールを示すことが、
リーダーの役割だと考えています。
組織の先頭に立てることだと考えています。

今回の卓球のメダルを目指すこと、
リオオリンピック出場切符を獲得するなど、

目的・ゴールがはっきりしている状況では、
その目的を目指す構成員の状態によって、
リーダーがとる行動は変わってきます。

構成者のスキルや意欲が高いならば、
同じ時に同じ状態になり、保つことができるように、
リーダーは構成者の関係性を高め、
目的・ゴールの達成に構成者を巻き込むようにするでしょう。

そして、メンバーの状態が同じレベルになるようにするでしょう。
今回の卓球のチームのように。

もし、構成者のスキルが高くないなら、
目的・ゴールを実現するために、
戦略、戦術を整え、練習をし、
ゲームのような実際の場で発揮できる状態を、
メンバー内に作り出す準備をするでしょう。

スキルはあっても、意欲が揃っていないなら、
同じような意欲を持ち、スキルを発揮できるように、
構成者を巻き込むようなことを考えるでしょう。

リーダーとして、どのような行動をしているのか。

これは重要ですが、

  • 目的・ゴール設定の状況
  • 構成者の能力・スキルの状況
  • 構成者の目的・ゴール達成への意欲

の関係がどうなっているかをわかったうえで、
読み解く必要があると考えています。

この点をすっ飛ばして、
形や行動ばかりを取り入れようとするので、
リーダーとして活動ができません。

リーダーシップを発揮したつもりで、
リーダーシップが活かされません

新しいリーダーシップ像だとか、リーダーの姿、
という捉え方は、ほとんど意味がないと考えています。

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