世の中には、
｢やる人、行動する人｣と
｢やらない人、行動しない人｣がいます。

今回は、この｢やる人、行動する人｣と
｢やらない人、行動しない人｣の間には
どの様な違いがあるのか、
という点を明らかにします。

（動画再生時間：7分13秒）

（BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています）

やるか？やらないか？

2019年のGWの10連休の話題が、
TVの情報番組で、
取り上げられる様になりました。

10日も連続して休みが続くと、
ゴミの収集や金融機関など、
実生活に支障が出るのでは、
という報道が多いです。

当然、10連休となれば、
旅行をする方も少なくなく、

長期の休みだからこそ
訪れたい遠くの絶景観光地とか、
の特集もありますね。

あなたは、今回の10連休。
どの様に過ごされるか、
考えていらっしゃるでしょうか？

今、どの様に考えているのか。

それによって、
10連休後に満足できる方と、

｢あーぁっ、
なんか休みが終わっちゃたよ｣と、
後悔する人になるかが、
おおよそわかるんです。

 

やる人、やらない人の違い

例えば、ここに2人の人がいます。

Aさんは、
｢この10連休、
どっか行きたいなぁ｣とか、

｢折角だし、
南の島でも行きたいなぁ」
なんて考えている人です。

Bさんは、
｢イタリアのローマと
フィレンツェに行って、

ここへ行って、あそこへ行って、
これは食べてみよう・・・」と
考えている人です。

どちらの人が、
10連休に実際に旅行に行き、
満足を感じるでしょうか？

いかがですか？

このままならば、
Aさんは、どこかに行くことも、
もちろん、南の島に行くこともなく、

10連休が終わった時に、
｢あーぁっ、なんか休みが終わっちゃたよ｣
と思うでしょう。

Bさんは、
望んでいたこと全てができるとは限りませんが、

旅行をして、
「行ってよかった。10連休楽しかったーっ」
と思うでしょう。

 

やる、やらないの差が生じる理由

何をしたいのか。
どこでどうしたいのか。

詳しくなっている人ほど、
実際にその事が実現されます。

そのものズバリ、
ではないかもしれませんが、
ほぼ実現します。

Aさんは｢やらない人｣、Bさんは｢やる人｣です。

やりたい内容、やる内容が、
詳しくなっているのか。

それとも、漠然と考えているのか。

｢やる人｣と｢やらない人｣の差は、
このわずかな違いでしかありません。

詳しくなっていることには、
二つの要素があります。

Bさんの場合で考えると、

例えば、
イタリア、ルネサンス期の彫刻や絵画など、
美術品に触れることで、
今まで実物を観たいと思っていた
自分の希望が叶う、の様に、

どの様になると満たされるのか、
という事があって、

それを実現するためには、

例えば、フィレンツェのウフィーツ美術館で、
これを観ること、

の様に、何をすることなのか、

この2点が、
明確になっていることです。

この2点のどちらも、
あるいは、

少なくとも２つのうちの前半、
どの様になると満たされるのか、
がはっきりしていれば、

2番目の、
どこで何をすれば良いかは調べればわかるので、
実際の行動につながります。

ゆえに｢やる人｣になります。

一方、Aさんは、
なんとなく旅行したいな、なので、

それを満たそう、とはならないのです。

当然、何かをやる、
という事にもつながりません。

ゆえに｢やらない人｣になります。

あなたはAさんとBさんの、
どちらのタイプでしょうか？

 

やる社員、やらない社員の違い

事業やビジネスでの
社員の行動にも同じことが当てはまります。

何を満たすのか。
そのために何をするのか。

これが具体的になっていれば、
社員は行動します。

｢やる人｣になります。

この点が抽象的な内容だと、
なぜやらなければならないのか、
何をやったら良いのか、

どちらもわからないので、
手をつけずに放っておきます。
｢やらない人｣になってしまいます。

社員が｢やる人｣か、それとも｢やらない人｣か。

これは、本人の資質以前に、

満たす内容
そのために行う事
を詳しく明らかにしていない、
という場合がほとんどです。

事業が提供する価値を
具体的な内容として伝え、

その実現のために
取り組む内容を具体的にすると、

大半の社員が、
｢やらない人｣から｢やる人｣に変わります。

この違いだけ、という事が本当に多いです。

あなたの会社、経営、事業では、
社員を｢やる人｣にできる状況でしょうか？

それとも、
社員を｢やらない人｣にしてしまう状況でしょうか？