仕事の仕分けが社員に必要な理由

公開日:2019/11/26

更新日:2020/03/01


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

やる気を引き出されなかった社員。

このようなことには関わりたくない
と考えている社員。

そのような社員たちにも、
やる気が引き出される状況を
高い確率で作り出すために、

業務の仕分けを行うことを
前回までの3回にわたってお伝えしました。

業務の仕分けが必要な理由、
やる気を引き出すことにつながる理由を
今回、あなたと共有します。

(動画再生時間:10分25秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

【前回までの参照】
参照:「やる気」につながる社員への対応
参照動画(下の画像をクリック)

参照:社員の仕事にハッキリ優先順位づけ
参照動画(下の画像をクリック)

参照:部課長が実行できるには。頭でわかっても実践できない!
参照動画(下の画像をクリック)

やる気を引き出されなかった社員。

そのような事に関わりたくない
と考えている社員。

この社員たちに
やる気が引き出される状況を作り出すために、
現在、彼らが抱えている仕事の
仕分けをすることをお伝えしました。

なぜ、現場の仕事の仕分けが必要なのか。

今回はその点をあなたと共有します。

 

表に出さないだけ

大半の社員が、日頃の仕事、業務に対して、
次のようなことを考えています。

”「あれやれ!」、「これをやれ!」と
指示するばかりじゃないか!”

”「あれをやれ」と指示されたから
今、この業務をやっているのに、
今度は「これをやれ」なのか!理解できない。」

”今の仕事でも手一杯なのに、
「これやれ」、「あれやれ」ばかり。
一体どうしろっていうのか!”

”現場の状況を何も知らないのに、
「あれやれ、これやれ」と
指示するばかりじゃないか”

このようなことを
指示されるたびに、
多くの社員が胸の内で思っています。

不平不満を抱えています。

ハッキリ表に現れていないだけです。

下手に表に出せば、
怒鳴られるか、言い負かされるか、
「指示だ」と押し切られるか。

表に出しても、
聞く耳なんか持っていない
と思っているので、
表に出さないだけです。

 

正反対の状態

多くの社員がこのような
不平不満を抱えているので、

仕事、業務にやる気は出ないし、
指示されたことをやっておけば良いと考え、
実際にそうします。

下手に自分で考えてやると、
怒られるなど痛い目を見るので、
自分から考えようとはしません。

自分から仕事、業務について
考える必要すら感じません。

やる気があると、社員は、
自分から業務、仕事に
積極的に取り組みます。

仕事、業務について、
自分から考え、行動します。

質問や提案を
自分からするようになります。

しかし、大半の社員は、
先ほどのよう不平不満を抱え、
仕事、業務へのやる気がないので、
正反対の状態になっています。

 

さらなる抵抗を生む

今の仕事・業務に対する
不平不満を取り除き、

仕事・業務に消極的な状態を
少しでも崩しておきます。

それによって、仕事・業務に
やる気が引き出された社員が、

事業の目的、事業の将来の姿を
実現する行動を行った時に、

その影響を受けやすい状態を
作り出します。

やる気が引き出された
社員の行動をきっかけにして、

その活動を受け入れ、
関わってもいいなと考えられる状態に
近づけておきます。

仕事・業務の不満を取り除く方法は
いろいろあります。

仕事のやり方を変えるとか、
効率化を図るとか。

しかし、
今までのやり方を変えようとすると、
変えることに抵抗を示すことが
少なくありません。

その抵抗が、
さらに社員の感情、気持ちを
頑なにし、受け入れることを
拒むことにつながりやすいです。

さらなる抵抗を
生み出してしまいます。

 

業務の仕分け意図

新しいやり方を導入するよりも、
今、仕事で手一杯だ、
そんな中で新たに指示をされること
に対する不平不満を解消する方が、

より直接、社員の不平不満の解消
につながります。

社員が今抱える
不平不満の解消の近道です。

仕事の仕分けにより、
仕事が整理されるので、
結果として社員に余裕が生まれます。

新たな仕事を設定し、
その実施を引き出すことも、
経営側からすると実現できます。

さらに、仕事の仕分けを行う際に、
社員の話を聞き、議論を経て調整するので、

現場のことを経営側が把握しようとしている、
理解した上で業務を割り振ろうとしていることが、
社員にハッキリと理解されます。

指示をするのではなく、
社員の話を聞き、議論し、調整する。

この過程を経ることで、
経営側が仕事・業務の現状を
理解しようとしていること。

把握・理解した上で、
仕事・業務の適切な割り振りを
しようとしていること。

強制的に指示をして
仕事・業務をやらせるのではなく、
社員の意見も取り入れようとしていること。

これが社員にわかるようになるので、
社員が抱えている多くの不平不満を
解消することにつながります

会社が、経営が、
変わろうとしていることが、
社員にわかるようになります。

 

やる気が引き出される

仕事・業務の仕分けを行うことで、
事業の目的、将来の姿を
実現する業務が優先されます。

不要、力をかけなくする仕事が
取り除かれていきます。

仕分けを行うことで、
事業の目的、将来の姿を
実現する方向に、
社内の業務・仕事が向かうようになります。

しかも、現在、社員が抱える
仕事・業務への不平不満が解消されていきます。

この状態に対して、
すでに仕事・業務に対する
やる気を引き出された社員が
活動を自ら行います。

ほとんどの場合、
やる気をすでに引き出された社員たちは
この活動を面白がって行います。

その状況を見たとき、
まだやる気を引き出されていない社員たちは
感じるようになります。

「会社は変わり始めている。

自分の目の前で
他の社員たちによって
変化自体が起きている。

その変化を会社が後押ししている。」

これが分かった時に、
経営側が現在の仕事の状況を把握し、
仕分けをし直すという変化を
体感しているの、

既にやる気が引き出された社員の活動に、
自分自身も関与してもいいかな、関与してみよう
となりやすいのです。

 

無料レポート