経営計画、事業計画で売上を増加する

公開日:2013/10/25

更新日:2019/04/07


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたの会社には、
今期の経営計画、事業計画がありますよね。

まず、それを出してきてくださいね。

経営計画、事業計画を開いて、
最初のほうに書かれている、
今期の経営目標、事業目標を、
じっくり見てください。

今期の目標として、
経営計画、事業計画には、
どのような内容が書かれていますか?
どのような内容が掲げられていますか?

売上○億円

営業利益(事業利益) □千万円

営業の強化

新製品の開発

新規顧客の獲得

どうですか?
こんな内容が並んでいませんか?

 

社員は思っていません!

これを見て、
経営者のあなたはどう思うでしょうか?

「よし!やろう!」と思っているでしょう。
「これを達成するぞ!」と燃えているかもしれません。

では、社員はどうでしょうか?

この内容を読んだとき、
知ったときに、
あなたと同じ様に「よし!やろう!」と、
思っているでしょうか?

社員だった頃の経験、
社員同士で話していたときの経験をお話しすると、
「よし、やろう!」とはこれっぽちも思っていません

社員の意見を聞いても、
ほぼ同じ様な返事が返ってきますよ。

さらに、、、

「経営計画、事業計画の説明はあったけれど、
会社がどこに向かっているのか、
事業として何をやるのかちっともわからない」
と不満を口にすると思いますよ。

なぜ社員は、経営計画、事業計画の、
今期の目標を知っても、
「よし、やろう!」と思わないのでしょうか?

 

経験と気分ですか?

それは、、、
『ちっとも目標の中身がわからない』からです。

漠然とした目標なので、
具体的な事がちっとも考えつかないからです。

例えば、「売上○億円」の目標。

○○で売上いくら。
△△で売上いくら。

事業、商品、サービスの区分で、
売上の内訳って明確にしていますか?

あっ、その位はやっていますよね。(笑)

では、○○の売上額のうち、
既存顧客でいくらの売上を獲得するのでしょうか?
新規顧客でいくらの売上でしょうか?

既存顧客の売上のうち、
すでに目処が立っている売上はいくらですか?

ということは、既存客でも、
目処がなく、これから獲得する売上はいくら?

目標をクリアするために足りない売上はいくらでしょうか?
こんなことまで検討しているでしょうか?
やっている会社は、多くはありません。

今までの経験と気分で、

「売上目標○○億円。
え~っと、今年が既存顧客で△△億円だったから、
○○億円、まぁ、いけるんじゃないかなぁ~」

なんて考えている会社は少なくないですよ。
それで達成できてしまうなら、
苦労しないなぁ~。悩まないなぁ~。

「営業の強化」などの他の項目にも、
同じことが当てはまります。

目標を読んでも、
直ぐに具体的な内容が、
考えつかないのですね。

実感がわきません。
実現性が感じられません。

自分とは関係のない、
どこか別の話、
と感じている社員は少なくありませんよ。

 

経営計画、事業計画はOKか?

計画・戦略の中身を、
具体的に分解して考えましょう。

抽象的な言葉、耳障りの良い、
格好が良い言葉を使うことはやめましょう。

経営計画・事業計画の内容は、

  • 社員に実感がわくように、具体的なイメージができる内容にしましょう。
  • どこを目指しているのかわかる、具体的で詳細な内容にしましょう。

さて、、、

ここまでやれば、
売上アップにつながる、
経営計画、事業計画になるでしょうか?

いかがですか?

 

今期の経営計画に書かれた目標。

もう一度、じっくり眺めてみてください。
そこに並んでいる内容。

売上○億円

営業の強化

新製品の開発

新規顧客の獲得

これを見て、何か気づきませんか?

具体的にしようという話は、
一旦横においておいて、
他に気づくことがありませんか?

「あっ、忘れているじゃないか!」って、
冷や汗が流れてきませんか?

 

商売だからわかっている必要があります!

あなたは「商売」をしていますよね。

相手が、法人でも一般消費者でも、
扱うものが、商品でもサービスでも、
あなたは「商売」をしています。

商売の原則をご存知でしょうか?

これを知っているかどうかで、
商売のやり方が180度変わるほどのことです。

重要な原則のひとつが、

「購入の決定権は100%お客様が握っている」

です。

ということは、

「購入したい!」とお客様が思うように、
商売をしているあなたが動く必要がある!
ということです。

さらに、、、

お客様は、
商品・サービス、それ自体が欲しいのではなく、
商品・サービスによって、
お客様自身が手に入れる「価値」を評価しています

ということは、、、

どの様な価値を、
 どの様にお客様に提供するのか

ということを、
あなたもあなたの社員も、
よ~っく判っている必要がありますね。

 

経営計画、事業計画の恐ろしい現実

あなたは、
スンナリと、この内容を言えるでしょうか?

社員の頭脳には、
刻み込まれているでしょうか?

・・・

・・・

残念。

ほとんどの会社で、明らかになっていません。
社員の頭脳には、刻み込まれていません。

そもそも、
経営計画、事業計画に書かれている目標は、
会社の都合が羅列されているだけ、
ということです。

商売の原則である、

「どの様な価値を、
どの様にお客様に提供するのか」

については、
経営計画、事業計画では、
全く触れられていないということです。

恐ろしい!と思いませんか?
これでは、売上アップにつながらない、
と思いませんか?

経営計画、事業計画に、
今、すでに書かれているような目標を掲げる前に、

今期は、どの様な価値をどの様にお客様に届けるのか

ということが、しっかり、ハッキリ、
細かく、謳われていなければならないのですね。

謳われていないということは、
「お客様が第一!」「お客様が大事!」と、
あなたの会社がどれほど叫んでいても、
現実には、お客様のことなど、
これっぽちも気にしちゃいない!ということです。

「今期は、どの様な価値をどの様にお客様に届けるのか」

これがあって、
経営者のあなただけでなく、
社員も理解したうえで、
売上や会社の状況に関する目標が、
詳しく、明確に検討されている必要があります。

このように検討した経営計画、事業計画があるから、
計画の中身の実行につながります。

経営計画、事業計画が実行されて、
売上アップを実現することができるのです。

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