ポジティブ思考が上手くいかない理由

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたは、ビジネスや事業、
仕事に関して、毎日、
気にかけるようにしていること
があるでしょうか?

先日、知人から、
あるコンサルタントの教材DVDを
一緒に観て欲しい
との依頼がありました。

”そんなぁ、面倒くさいなぁ。”
と思ったのですが、
どんな教材かという興味もあって、
一緒に観ることしました。

(動画再生時間:9分01秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

 

結論から言うと、
あぁ、時間が無駄だったなぁ、なのですが、

メルマガの題材にもなったので、
完全に無駄とは言えない、
かもしれないですね。(笑

DVD教材の中で、
そのコンサルタントさんは、

教材の主題とは別なのですが、
話の流れから、
アファメーションをクソミソに、
批判していました。

アファメーションをご存知ですか?
(別にアファメーションを
勧めるわけではないですよ)

自分自身に肯定的な宣言をすること
と説明されています。

自己啓発系のセミナーなどでは、
「私はできる」とか
「私はお金持ちです」の様な、
肯定的、ポジティブな言葉を
毎朝言う様なことが勧められます。

で、このコンサルタントさんは、
「アファメーションなんか意味がない。
勧めているのは碌でもないですよ。
あんなのに騙されちゃいけない」
なんてことを言っていました。

DVDの教材の中で、
あの様な発言はいただけないなぁ、
と思って聞いていました。

で、ですね。

アファメーション自体が良くない、
と言うのではなく、
どの様な内容を口にしているのか、
日頃から気にかけているのか、
という点が重要だと考えています。

自己啓発系のセミナーなどでは、
「私はできる」
「私はお金持ちになる」

あるいは、実現した状態
「お金持ちだ」の様な表現、

ビジネスの場合は、
「私は事業で成功する」の様な、

ポジティブ思考の内容、
肯定的な内容を
口にすることを勧めています。

しかし。

毎朝宣言し続けて、
効果はないものです。

実現した表現だろうが、
結果の事柄だろうが、
その様な結果は、
生じないからです。

結果をどんなに唱えても、
何かしらの行動がなければ、
結果は変わらないからです。

今までのまま何もせずに、
結果を唱えていたら、
その結果が引き寄せられる、

なんてことは起きません。

直接的か間接的は関係なく、
行動があるからこそ、
結果が生じるからです。

ということは。

アファーメーションする内容は、
自分がどの様な考え方をするのか、
どの様に行動するのか、

につながる内容を口にすることです。

行動する時、
行動内容を選択する時、
繰り返し口にしている内容が、
思い浮かぶ様になります。

「あぁ、こっちの考えで、
行動したほうがいいな」とか、

「こっちを選ぶ方が良いな」
行動を整えることができます。

だから、
ブレなくなるので、
好ましい結果が生じる様になるわけです。

アファーメーションを
するかどうかは、
あなたの判断にお任せしますが、

同じ様なことが、
日々の事業の運営、ビジネスで
起こってしまっています。

結果ばかりの
アファメーションの様に、
事業の結果ばかりを掲げています。

目標数値ばかりが並んだ、
予算、今期の計画の書類。

「お客様に貢献する」
「業界の発展に貢献する」
の様な言葉が並ぶ理念。

「◯◯の豊かさを人々に提供する」
「顧客第一主義」
の様な言葉ならぶ行動指針。

この様な言葉を並べられると、
誰も反対はしないでしょう。

社員も反対しないし、
「そうだよなぁ」と
思うでしょうね。

しかし、
予算の数字は毎期未達だし、

行動指針や理念が、
どのくらい実現できたかは、
誰もわかりません。

指針に沿った行動を
実際にしているのか、
しようとしているのか、
誰もわかりません。

理念の実現を目指して
日々の仕事をしているのか、
実現しようとしているのか、
ハッキリわかりません。

どれもこれも、
総論では賛成だけど、
実際には行動できない。
行動していない。

ハッキリ言うと、
そんなことは気にしていない

気にしていないから、
実現するわけがありません

その最たるものが予算。

社員は、数字は知っている。
達成したいこともわかっている。

今まで通りでは、
予算が達成できないことも
わかっている。

でも、何をやれば良いのか、
ちっともわからない。

これが社員の本音。

会議では予算未達の理由を、

人手が足りないとか、
今までの仕事が残っているとか、
やったけれどうまくいかなかった、
と言い訳をします。

今更、やる事がわからない、
とは言えないし、

予算発表の時に
その手の質問をしても、
「それは担当部署で検討して、
予算達成を目指せ」
と言われるし、

質問しても、
そもそも経営サイドもわかっていないし、
ということ知っているので、

質問しないし、
言い訳でなんとか
やり過ごします。

あなたの会社は
違うかもしれませんが、

私自身、多くの会社や経営現場で、
社員として
同じことを感じましたし、

実際質問をしても、
先ほどの様な回答しか
なかったですから。

同じ様に、
結果ばかりを並べるので、
クレドを作っても、
何も変わりません。

毎朝、朝礼で、
理念や行動指針を言っても、
何も変わりません。

大切なことは、
結果をもたらす行動に
関係することを
日々の仕事で
意識できる様にする事です。

どの様な考えをするのか。
どの様に行動するのか。

詳細で具体的な内容があるので、
実際の行動につながるし、
行動を選ぶことができます。

だからこそ、望む結果、

予算の達成や、
理念の実現、
指針に沿った行動
ができるのですね。

事業、ビジネスは、
お客様に価値を届けること。

それなので、
事業の価値がハッキリしていること
であり、

その価値の実現のために、
どの様な考え方、
どの様な行動をするのか、
が詳細にわかっていること
です。

詳細、具体的な内容を伴った、
事業が提供する価値
が明確になっていることが、
とても重要になってきます。

あなたの事業には、
詳細で具体的な内容を伴った、
事業がお客様に提供する価値、
が設定できているでしょうか?

その内容を、社員など、
事業に関わる人がよく分かって、
日々の業務をしているでしょうか?

チェックしてみてくださいね。

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