昨日の朝の地震。
大きな揺れで驚きました。

東京では、
あの３月１１日以来の、
大きな揺れだったとか。

あらためて、
備えを確認しましたよ。

さて、、、

ドラッグストアでの、
買い物から帰ってきた妻が怒っています。

妻：「ひどいのよ。
聞いてくれればいいのに。」

降旗：どうしたの？

妻：「レジ袋を入れてくれなかったのよ。」

降旗：えっ？

妻：「かごの中に、
手提げ袋をたたんでいれていたからって、
何も聞かずに、
レジ袋を入れてくれなかったのよ。」

降旗：レジ袋不要のカードを、
かごに入れたわけでもないのに？

レジ袋不要のカードがレジ横にあって、
それをかごに入れると、
レジ袋無しになるんですね。

レジ袋無しだと、
１ポイントを加えてくれます。

妻：「入れてなんかいないわよ。
ただ、小さくたたんだこの袋を、
かごに入れておいただけよ。」

と小さくたたんだ、
手提げ袋を見てくれました。

降旗：そうなんだ。
レジ袋が必要かどうかを、
レジ係の人は聞いてくれなかったんだ。

妻：「そうなのよ。
何も聞かずにレジ袋無しよ。」

降旗：そうなんだ。

妻：「普通は聞くでしょう？
『レジ袋は必要でしょうか？』って。
それを勝手に、
なしにしちゃうわけよ。」

降旗：ひどい話だよね。

同じ様なこと、
経営でも起きていると思いませんか？

『そうそう、
わからないことがあるなら、
社員は聞いてこいよ！
質問してこいよ！』ってね。

だから、、、

『わからないことは、
質問してくるように、
社員に指導しましょう！』
なんてアドバイスになるんですね。

これ、よく聴くでしょう。

この場合は、
ドラッグストアのレジ係が、
社員に当たるわけです。

このアドバイスをどう思いますか？
正直に言いますね。

逆ですよ。逆！

わからないことは質問してくるように、
社員に言っても、
社員は質問してきませんよ。

わからないことだと、
社員が気づいていないからです。

だから、逆ですよ。

わからない人が、
尋ねるのではないですよ。

わかっている人が質問するのですよ。

ドラッグストアのレジ係は、
社員と同じではなく、
経営者と同じ立場ですよ。

レジ袋が必要かどうか、
忘れている相手・お客様に、
レジ係が確認するために尋ねるのですよ。

経営においては、
経営者がレジ係の立場です。

経営者が、社員に尋ねるのです。
質問するのです。

いろいろ気になっていることについて、
経営者、役職者が、
社員に質問をするのです。

社員に質問をするから、
いろいろなことがわかります。

わかるから、
必要な手だてを、
講じることができます。

これを逆に考えて、
社員が聞きにくるものだ、
と考えているから上手くいきません。

あなたは、
自分から社員に質問をしますか？

それとも、
社員が質問してくるのを、
待っている人ですか？