後継者の不安を取り除く

公開日:2014/12/18

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業を承継する、
会社を継ぐ後継者は不安を抱えています。

どのような不安かというと、、、

  • こんな厳しい状況の会社を継ぐ気はしない。でも、継がなきゃが、仕方がないのかな・・・
  • いきなり経営者になって、従業員はどんな風に自分を見ているのかな
  • 子供の時から知っている社員もいるし、、、しがらみが多くて面倒くさい。どうしたらいい?
  • 経営をするといっても、なにをやるのかわからない
  • 自分に経営をする能力があるのかな?なにを学べばいいのだろう?
  • 現場のことはわかるけど、経営と言われても、、、

この悩みが解消できれば、
経営者として後を継ぐことができる。

だから、、、

経営者としての覚悟が必要だ!

あるいは、

後継者の能力を高めるために学ぶ!

さらに、

会社の現状を把握することが必要だ!

として、やり方を教えます!
というコンサルタントや士業の方が、
少なくありません。

「バカいってんじゃないよぉ。
 バカいってんじゃないよぉ」なのです。(笑

ちょっと考えてみてくださいね。

覚悟を決めても、不安はなくなりません。

覚悟を決めることで、
受け入れるべきことを無理やり決意し、
不安の対象から目をそらせただけです。

覚悟を決めることがダメ!
と言っているのではありません。

覚悟をすることも悪いことではありません。

しかし、、、

それではまったくのところ、
『たりない』と思うのです。

ちょっと考えてみてください。

人を成長させるには、
長所を伸ばすとか、
意欲を高めるとか、
褒めるとか、
最近はよく言われます。

多くの調査や実例でも、
強制するよりはこちらのほうが伸びる、
と考えられています。

それに対して、
「君は後継者だから覚悟しろ!」というのは、
この流れに逆行していると思いませんか?

能力を高めても、
これでは後継者の不安はなくなりません。

能力を高めれば、自信は増すと思います。

何とかできそうだ、
と思うことも増えるでしょう。

先ほどの不安を、
少しは軽くはできるでしょう。

しかし、一度、不安が膨らめば、
自信は直ぐにしぼんでしまいます。

テクニックを身につけたから「できる!」と思っても、
実際にやると惨憺たる結果でドカンと落ち込み、
なかなか復活できない経験は、
誰にでもあると思います。

今の会社の現状を把握すると、
不安が減るどころか、逆に不安は増すばかり、
という事のほうが多いでしょう。

後継者の不安を取り除くには、
全く別の観点が必要だと考えています。

ちょっと考えてみてくださいね。

あなたが好きなこと、ありますよね。

時間を忘れて熱中できること。

例えば、、、

小さいころのプラモデルづくりとか。
サッカーに没頭したこととか。

プラモデルを作るぞ!
サッカーをうまくなるぞ!
と覚悟を決めたからでしょうか?

プラモデルを作る技術を習得した。
サッカーのテクニックを習得した。

だから熱中したのでしょうか?

自分の工作技術をチェックして、
「こんなんじゃ、プラモ作れないじゃんか!」
と思ったから、プラモの作成に没頭したのでしょうか?

自分のサッカー技術が足りないから、
練習に没頭したのでしょうか?

ちょっと違うと思いませんか?

プラモデルを作るのが好きだから。
できたプラモデルが格好良くて好きだから。

サッカーをやっていて楽しいから。

実際には、このようなことで、
プラモデルづくりやサッカーに、
没頭したのではないでしょうか?

没頭するから、
プラモ作りの技術をもっと高めたい、
サッカーのテクニックをもっと身につけたい、
と思うのではありませんか。

プラモデル作りが好き。
サッカーが好き。

この時に、
プラモデル作りやサッカーに対して、
不安を持っているでしょうか?

不安があったとしても、
何とかしなきゃな!と思い、
行動するだけではないでしょうか?

不安で悩み、不安で心配になる、
ということではなく、
不安に挑戦するという姿勢だと思います。

不安に挑戦する気持ちなら、

  • 覚悟をすることで、挑戦する気持は更に強くなるでしょう。
  • 能力を高めることに貪欲になるでしょう。
  • 会社の現状を知ったとしても、不安が増すのではなく、挑戦する気持ちがより強まるでしょう。

お気づきだと思いますが、発想が逆です。

覚悟するとか、
能力を高めるとか、
会社や事業の現状を知る、
というテクニックや方法は大切です。
いらないなんて言いません。

しかし、
テクニックがあるから、
後継者の不安がなくなり経営できる、
何て話じゃないんです。

事業や会社の将来に、
後継者が魅力を感じ、実現したいと思う

後継者の心の根底に、
一番必要なことだと思いますよ。

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