改善・改革を進めるためには

公開日:2019/07/01


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

今回は、改善・改革を進めたい
と考えているけれど、
なかなか進まないと悩んでいる
社長・経営者の方への内容です。

(動画再生時間:10分54秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

改善・改革したいこと

先日、知人の依頼で
ある社長の方とお会いしました。

創業から10年以上たち、
会社も大きくなってきた。

ただ、無駄があるし、
もっとうまくできることがある
と社長は考えている。

社長ご自身が主になって動いている部分

例えば営業などがあるので、
早く任せられるようにして、
事業の拡大の準備をしたい。

その観点からも
仕事、業務を見直して、
改善・改革を進めるのは
今だと考えている。

けれど、どうやれば良いのか
わからないことも多いので、
話を聞いてもらいたい。

これが事前に
知人から聞いた話でした。

お会いして、
社長が今、
問題・課題と考えている点
についてお話しいただくことになりました。

そこで出てきた話は、
営業担当が営業事務に、
見積もり依頼や
受注した案件について
内容を知らせてこないので、

システムでつけている
案件番号がなかなかつけれない。

その案件番号をキーにして、
人や機材のやりくりをして、
最終的に請求書にまで
つながっているので、

営業事務や、
要員のやりくりなどで、
支障が起きている様だ。

案件の情報を事務に伝えて、
案件番号を取るように、
していきたい。

そのためには、
社長が陣頭に立って、
腹を決めてやらねば
と考えていると。

その話を聞きながら、
うーんと思ってしまいました。

 

改善・改革の内容

お話いただいた内容は、
業務を改善したいという観点には
収まっていると思いますが、

知人からの話を考えると、
それはごく一部のことだろうと
考えることができます。

そもそもですが。

仕事を適切に行い、
支障なく結果を出す、
ということを考えた時、

円滑とは行かないまでも、
実際には業務はできているので、

先ほどの従わせたい業務の流れが
適切なのだろうかと思います。

人や機材のやりくりで
支障はないのでしょうか?

どの様な手間や不具合が
起きているのでしょうか?

支障があるとのことですが、
本当に支障なのでしょうか?

たまたま営業事務の人が、
作業がやりにくい
と言っているだけではないでしょうか?

やり方を変えたら、
別に問題にならないのではないでしょうか?

このような疑問が
沸き起こってきませんか?

その様な点をその後お尋ねしましたが、
明快なお答えは得られませんでした。

 

改善・改革の対象

社長、経緯者の方にお会いして、
問題・課題について
お話しいただく機会があると、

ほぼ全員の方が、
その場で考えながら発言を
してくださいます。

その時々で、
その場で考えて、
お話くださいます。

メモや書いたものをもとに、

「今、問題・課題
と考えていることはこれとこれ」

とお話くださる方は
まずいらっしゃいません。

その結果、
お話くださる時に、
思い浮かぶことを主に
お話くださるようになります。

お会いした社長の場合も、
知人が聞いた話より、
細かい内容が詳しく出てきたので、

それはそれで、
状況がわかるので、
ありがたいのですが、

本筋はそれが解決すれば良いのだろうか、
ということになるでしょう。

お話いただいた内容はごく一部で、
他にも同じようなことが
あるかもしれないし、

全体として見直して、
無駄や不具合は取り除き、

さらに任せられる様にすることを
考えていらっしゃるのでは、
と思うのです。

 

改善・改革の中身がズレる

どうしても
人は直近の事象に
思考が引っ張られます。

その時どんなに重要だ!
と思っても、

それを重要だと
覚え続けることは
容易ではありません。

そのあとに、
関連する事象が起こると、
重要だと思ったことであっても
上書きされていってしまいます。

重要だと思っていても、
その時の状況で、
思い出すことが
十分ではないことも起きます。

その時々の状況で、
起きている事象の関連性を
掴めないことも少なくありません。

それによって、
問題・課題がズレてしまいます。

十分に認識できない状況が
生じます。

今回の社長のように、
細かい内容に終始してしまい、
大きな方向性を見失うことも起きます。

改善・改革のために
取り組む内容が
ズレてしまいます。

例えば。

今回の社長の場合は、

ご自身も含め、
営業案件のことを、
営業事務に連絡することを
腹をくくってやる、
ということになっていました。

これはこれでわかりますが、
この問題の本質は、
違うところにあるでしょうし、

改善の方法は、
腹をくくってやるような
精神論的ことでは
なんともならないでしょう。

今までも守るんだと注意をして、
やらせてきたはずなのに、
できていない今があるのですから。

このようなことを
繰り返すことになるので、

改善・改革は一向に進みません。
改善・改革されません。

同じような問題・課題が、
形を変えながら起き続けます。

 

改善・改革の対象がブレさない

これを避けるには。

問題・課題、
改善・改革したいことを、
書き出すことです。

感じた時、
思いついた時、
メモ帳に書き出しましょう。

それを一週間後、
半月後、一月後に、

書き出した内容を
整理しましょう。

分類しましょう。
区分しましょう。

これとこれは同じ。
これはこれに含まれる。
これとこれは関係がありそうだ。

そうすると、
考える時、
相談する時に、

「これとこれが問題・課題で、
こうなる様に改善したい」

と伝えることできます。

それにより、
細かい問題・課題ではなく、
主たる、根本となる
問題・課題をつかみやすくなります。

主たる根本となる点が
明らかになると、

対応する内容も
今までとは全く違ってきます。

今回の社長の場合、
腹をくくって
ルールに沿ってやる、

ではなく、
本当に必要な仕事の流れを整理し、
やらない理由を明らかにして、
対応策を練ることになるでしょう。

腹をくくるのは、
今のやり方を
無理をして行うことではなく、

問題点を明らかにして
取り除くために考え、
実行することです。

そのためにも、

問題、課題、
不具合、支障がある
と感じたら、
書き出してください。

その中身を見直して、
分類・整理してください。

あなたの頭の中が整理され、
問題・課題の認識が、
明確、クリアになるでしょう。

明確、クリアになれば、
改善・改革のために、
何をすれば良いのか、
ハッキリと掴める様になります。

ハッキリ分かれば、
あとは行動に向かって、
必要なことを行い、
実践するだけです。

 

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改善・改革を進めるために、
問題・課題を適切につかむための
やり方を今回お伝えしました。

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詳細は、7月4日のメールマガジン、
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7月5日に公開する動画にて
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