成果を得るには、心配よりも●●すること:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

プロジェクトを実施する。
期日までに作業を終える。

このような場合、
計画、予定を立てるでしょう。

その時の注意点について、
今回、あなたと共有します。

洗い出し、組み立てる

計画を立てる。
予定をつくる。

この作業を行う時には、
どのような作業が必要になるかを
最初に洗い出すでしょう。

プロジェクト管理などの世界では、
タスクを洗い出す、
のように表現します。

この内容をこの期日までに終了するには、
この作業を行う必要がある。
あの作業を行う必要がある。

このように、作業内容、
あるいはタスクと呼び、
どれだけの作業を
する必要があるのかを洗い出します。

そして、実施する順序を考えます。

この作業を行なった後に、
この作業をする必要がる。

この点を外さないためには、
この作業の前に、
この作業、タスクを実施する必要がある。

このように整理をしていくことでしょう。

この作業は並行して
他の作業と実施できる。

この作業は、あの作業が終了しないと、
取りかかることができない。

それぞれの作業に
どのくらいの期間が必要か。

これらを明らかにして、
実際の計画、予定を組み立てるでしょう。

それぞれが違う作業を、
ある順序で実施する、
上記のような場合があるでしょう。

あるいは、

同じ作業を、例えば機能ごとに実施する、
という場合もあります。

その際には、標準的に、
どのような作業を
どの順番で実施するのかを
明らかにするでしょう。

その上で、実施する機能ごとに、
それぞれの作業で、
どのくらいの期間が必要かを整理し、
予定、計画を組みたてるでしょう。

次に進む人たち

ちょっと考えて見てください。

あなたが、同じような作業を
機能ごとに実施するプロジェクトの
リーダーだったとしましょう。

これからの作業内容を整理し、
実施する作業、タスクの洗い出しを
あなたの部下の一人に依頼しました。


あなたの部下が、
どの機能にも当てはまる、
標準的な作業、タスクの内容と、
実施する順番を整理しました。

あなたの部下は、
リーダーであるあなた、
作業を指示したあなたに
整理をした内容を示しました。

内容に関して、
あなたの意図は汲み取られていること。

あるいは、アドバイス等をおこない、
その内容が反映された後だ、
と考えてください。

リーダーであるあなたとしては、
部下の提案内容について、
よく整理されているし、
まとまった内容になっている、
と考えている状態だということです。

リーダーのあなたは、
部下の提案に対して、このあと、
どのように対応するでしょうか?

いかがですか?

いくつかの対応内容が考えられるでしょう。

1)うまく整理してくれた。
  次にはそれぞれの機能ごとに、
  作業、タスクに必要な期間を洗い出し、
  整理をして計画、スケジュールを作ろう。

  あるいは。

  プロジェクトチームのメンバーに説明して、
  過不足を補おう。
  その上で、メンバーも参加してもらい、
  実施に向けた計画、スケジュールづくりをしよう。

このように考える方は、少なくないでしょう。
実施する方も少なくないでしょう。

次へ進まない人たち

上記のような次のステップに進む人。
それなりにいらっしゃるのですが、
同時に、次のような人もいらっしゃるでしょう。

2)よく整理されている。
  自分の意図も十分入っている。
  しかし。
  これから検討する機能どれにも、
  この原則が当てはまるとは限らない。

  ある機能によっては、
  標準的な作業の内容と順序では、
  足りないケースが出てくるだろう。
  

このような心配をする人たちです。

心配だからと計画、
スケジュールの作成に進まない人です。

整理をした部下に、
「標準的な作業内容や順番では、
 対応しきれないケースがあるだろうと思う。
 どうするかだね」などと言う人です。

このようなことを言うリーダーなどに、
今までに出くわしたことが
あなたにもあったかもしれません。

あなたはどのように感じたでしょうか?
どのように思ったでしょうか?

次で対応する

正直に言いますね。

もし、この機能をやる時には、
標準的な内容と順番では、
足りないとか、対応しきれない、
と言うことがわかっているならば、

「この機能の時には、
 この点を考慮する必要がある」とか、

「この機能の時には、
 この作業を多く見積もる必要がある」など、

具体的に標準的な作業内容や作業順序に、
当てはまらない場合を明示してくれればよいのに、
と思ったのではないでしょうか?

具体的な内容を踏まえて、
計画、スケジュールを組めば良いし、
期間に余裕を持たせればよいことです。

次の計画、スケジュールを
実際に練る、作る段階に進めば良い、
と考えたのではないでしょうか。

標準の作業内容、標準の作業順序に
適合しないケースがあろうとなかろうと、
計画、スケジュールを作る必要があるからです。

計画、スケジュールを作る過程で、
個別の対応をする他ないからです。

それならば、
計画、スケジュールを練る、
作るという次の作業に取りかかることに
意味と価値があるからです。

結局次で

もし、どの機能が、
標準的な作業内容と作業順序に
当てはまらないのか、
今の段階ではっきりわからないならば、

心配することに意味がない
と考えたのではないでしょうか。

生じるかどうかわからないからです。

心配しようが心配しなからろうが、
計画、スケジュールを練る、
作ることはやらなければならないからです。

生じるかどうかわからないことは、
標準的な作業内容と作業順序に
当てはまらない場合が生じた時に、
対応するしかありません。

わからないことを心配することに、
意味も価値もありません。

計画を練る。
スケジュールを作る。

この段階で、
標準的な作業内容、
作業スケジュールに合わない時の対応を
わかる範囲で組み込むしかありません。

計画、スケジュールを作った後でも、
想定外の状況が生じたら、
その時に柔軟に対応するしかありません。

起きないことを、
いくら心配しても、
対応できないからです。

起きた時に、
起きた状況に応じて対応するしか、
体操するすべはありません。

苦しむ理由

前述のように、
想定する状況に、
適合しない場合があるかもしれない。

このようなことは、
日々の業務、作業、
プロジェクトなどの中で、
当たり前のように起きることです。

起きそうな状況がわかっているならば、
想定できるならば、
その状況に対して、
対応できるように、計画、
スケジュールを練ることです。

起きそうな状況がわかっていないならば、
起きた状況で柔軟に対応するしかありません。

いずれにせよ、今回の場合、
次の計画を練る、
スケジュールを作る作業を
始める以外に対応方法はありません。

だから、
計画を練る、スケジュールを作ることに、
取り組む他ないのです。

しかし。

心配をする人たち。
前述の(2)のようなことを言い、
心配をする人とたちは、

心配をするばかりで、
次の作業に進みません。

進もうとしません。

次の作業をするために、
(1)の対応をする人のように、
チーム内で共有するとか、
チームメンバーの意見を聞くとか、
計画、スケジュール作業にとりかかかることを
やろうとしません。

実施するように取り組みません。

実施するように指示しません。

そして、計画を練る、
スケジュールを作る作業が、
遅れていきます。

計画、スケジュールがはっきりしないまま、
時間が経っていきます。

そして、実際の作業が
うまく進まなくなります。

時間が経っていくのに、
作業の成果、結果が
うまく出なくなります。

決めて次に進む

作業、業務、
プロジェクトを進めたいのならば。

そこで、成果、結果を得たいのならば。

起きるか起きないのか
はっきりしないことを
心配をしている猶予はありません。

心配をして、次の作業に進むことを、
躊躇したり、指示せずにおくことは
避けることです。

だからといって、
闇雲に突き進めということでは
ありません。

どのように対応するのかを
決めておくことは必要です。

例えば、
その時には、必要な作業を追加して、
スケジュールを見直すなどです。

どのように対応するのかをさっさと決めて、
次の作業にとりかかることです。

起きるかどうか、
おきたらどうしようかと、
心配していることに
意味も価値もありません。

それよりも、次の作業に進むことです。
次の作業を始めることです。

次の作業を行う過程で、
予定外、想定外のこと、
例えば、標準作業内容の過不足や、
実施順序の変更などの対応内容を
組み込む猶予を残すことです。

なにはともあれ、
進めることです。

心配をして、
その段階で止まっていては、
何も進めることができないからです。

進めることが重要なのです。

ただし。

闇雲に進めるのではありません。
予定外、想定外への対応を
組み込めるようにしておくことです。


ということで次回は、
計画、スケジュールを作る時に、
予定外、想定外への対応を
組み込む考え方について、
あなたと共有します。

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