続かない、続けられない理由:社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

続けたい。
続けよう。

このように考えても
なかなか続けることができません。
続けられません。

続けることができない理由
を明らかにして、

さらに続けるための方法を
今回はあなたと共有します。

【今回の内容の動画】(動画再生時間:15分51秒)

続けることの挫折!?

電車内で
次のような広告を見つけました。

「挫折の大半は、
 英語ではなく
 続ける事の挫折です。

 だから一人一人
 マンツーマンで教えています。」

ある英会話学校の広告です。

確かに、英語学習は
続けたいけれど、
なかなか続けられない、
というのが現実だと思います。

しかし。

この英会話学校の主張を
社長、経営者のあなたは
どのように受け止めるでしょうか?

「挫折」というのは、

 頑張って続けていた事柄が
 途中でダメになってしまうこと。

 あるいは、
 ダメになったことで
 気力を失ってしまうこと

と説明されています。

続けていたことを
止めてしまうこと、
続けていたことを止めることで
気力が萎えることです。

ということは、
続けることの挫折
という主張自体が
ズレているということですね。

百歩譲って、
先ほどの挫折という主張は、

英語がダメ、嫌いなのではなく、
学習を続けられないことが問題だ、
のようになるでしょう。

おかしな話だと思いませんか?

続けられないことはない

英語という対象と、
その学習を続ける
という事象を分けて、

ダメだ、嫌いだとか、
問題だどうだと
論じるようなことなのでしょうか?

英語が話せるとか、
英語が使えるようになる、
という事柄は、

極めて短期間で
あっという間に実現できる
というものではありませんよね。

時々やっていれば、
英語が使える、
英語が話せるようなる、
というものでもありません。

継続して学習し、
練習を繰り返すことで、
英語が話せるとか、
英語が使える状況になります。

ということは。

英語がダメとか好き云々ではなく、
単純に英語の学習が続けられない、
ということです。

英語という対象物と、
継続するということは、
分けて論じることではなく、

英語、英語の学習を
続けることができない、
ということ、
ひとまとまりで考えるものです。

英語という対象と
英語の学習を「続ける」ことを
分けて議論するということは、

世の中には、
続けることそのものができない人が
たくさんいることになります。

一見適切なように見えますが、
よく考えてみるとおかしいことに
気づかれるでしょう。

あなたご自身のことを
考えて見てください。

もしかしたら、
あなたご自身も英語の学習が
続けられなかったかもしれません

しかし、だからと言って、
他に続けていることが
全くないのでしょうか?

そんなことはないでしょう。

日記を毎日、
書き続けているかもしれません。

毎日掃除を
欠かさず続けているかもしれません。

毎朝、体温と血圧を測って、
記録し続けているかもしれません。

続けていることが
少なからずあることでしょう。

何をやっても続けられない。
続いていることが皆無だ!
という方は多くはない、
本当にごくわずかの方だと思います。

続けることができないのではなく、
ある対象となる事柄を
続けることができないだけです。

「続ける」という行為そのものができない
ということでは無く、

先ほどの英会話学校の場合は、
「英語学習を続けること」ができない、
そういう人が現実には
とても多いというだけのことです。

とすると。

何かを続けるためには、
続けることをなんとかするための方法
というよりも、

何を続けるのか
という点に課題がある、
ということです。

先ほどの英会話学校の例ならば、
英語の学習を続けられない
ということは、

その人にとって
英語の学習を続けること、
そこに課題が隠されている
ということです。

方法があっても続かない

例えば、
英語の学習を続けるということは、

英語が話せるようになるとか、
英語を使えるようになる
という状況、状態を
その人が求めている
ということです。

英語が話せるようになる。
英語が使えるようなる。

この状態、状況が
どうしても自分自身に必要だ
とその人が認識しているならば、

英語の学習を続けることは
それほど難しくはないでしょう。

しかし、多くの場合、
英語の学習は続けられません。

英会話学校に通っても、
最初は週2回、3回と
通っていても、
そのうちに回数が減っていきます。

受講料を支払っているからと
気力を振り絞って
なんとか通おうとしますが、
長くは続きません。

そのうち行かなくなってしまいます。

そして受講期間が終了します。

通う前よりは、
英語を多少は聞き取れるとか、
喋れるようになったかもしませんが、
思ったほどの成長をしていません。

そのうち忘れてしまいます。

そして、何かのきっかけで、
「あっ、そうだ。
 英語が使えるようになるといいよな。

 でも以前も英会話学校通って、
 うまく行かなかったなぁ」
と思い出します。

「今回は別の英会話学校を検討して、
行くようにしよう」とか、

「今回はラジオ講座にしてみよう」とか、
「外国人の友達を作ると良いらしいから、
英会話カフェに行ってみよう」と考えます。

実際に取り組んで見ますが、
結局途中で行かなくなる、
やらなくなってしまいます。

英語の学習が続けられない、
ということに結局はなります。

これがあるから、
続けることに挫折するとか、
それを避けるために
マンツーマンで対応する、
というようなことになるわけですね。

続けるという方法、やり方
例えば、マンツーマンで対応、
のようなところに問題、
課題があるのではありません。

これらの方法の部分は、
続けることを補助してくれるだけです。

マンツーマンで対応しても、
続けられない、やめてしまう事は
少なくありません。

続けられない理由は、
もっと別のところにあるという事です。

続けるために必須のこと

英語で考えてみると
わかりやすいです。

あなたはなぜ
英語の学習をして、
英語が話せるとか、
英語が使えるようになりたい
と思ったのでしょうか?

よくあることは、

外国の相手と商談をするとか、

海外の相手と電話やTV会議を
頻繁にすることになったとか、

海外出張や海外赴任を
しなければならなくなったとか。

会社に所属しているならば、
TOIECなどの試験を
受ける必要が生じたとか。

英語を使わなければならない状況に
なってしまったということです。

「なってしまった」
という点がポイントです・

他からの強制力が働いて、
自らが望むと望まざるとにかかわらず、
英語を使う必要性、
英語を使う状況になった、
ということです。

やらされているという中で
続けようとするので、
続けることが苦しくなります。

続けることが嫌になります。

だから途中で止めることになります。
いわゆる「挫折」です。

英語の学習をする理由が
先ほどのような場合は、
業務とか仕事が絡んでいるので、

なんとか学習を継続し、
まぁまぁのレベルまでは
到達はするでしょう。

これが仕事と離れて、
例えば、
映画が字幕なしで
観られたらいいなとか、

海外旅行で
英語が喋れるといいな、
のような憧れ、願望だと

強制力が働かないので、
されに挫折しやすくなります。

いずれせよ、
英語が喋れるとか
英語が使える状況、状態が、

どうしても自分に必要だ、
その状況、状態が自らに必要だという
強い自己の意志が働いていないと、

対象となること、
例えば英語の学習を
続けることができません。

物事を続けるためには、
続けるその物事を
自分が手に入れた状況、状態、
できるようになっている状況、状態が
自分にとってどうしても必要だ、

その状況、状態を
実現しなければならない
という自分自身による決意、
熱意、腹ぎめという
強い自己の意志が伴っていることです。

続けるには最初に必要

ということは。

何かを継続する、
続けると考えるならば、

続けることで
あなたが手に入れる状況、状態が、

あなた自身が
実現しなければならないと考え、
あなたにとって必須であり、

その実現のために
熱意を持って取り組むという
決意、腹ぎめを最初にする、
最初に確かめる必要がある
ということです。

海外出張や海外赴任などは、
決意、腹ぎめの内容を
実現するキッカケの一つだ、
という認識でしかないということです。

しかし。

このような決意、腹ぎめを
普通はまずしません。

英語を喋るとか、
英語が使えるようになるというのは、
個々人に依存した事柄だからです。

実現するかどうかは、
個人に依存しているからです。

ところが。

経営、事業、業務の中で
継続することは、
個人に依存しているのでは無く、
やり続ける必要があります。

ということは、
やり続ける対象の事柄により
経営、事業、その業務が
手に入れる状況、状態、

それが必須であり、
その実現をしなければならないし、
実現に熱意を持って取り組む、
という決意、腹ぎめを
明確にする必要があります。

しかし。

多くの場合、やりません。

「なんか良さそうだからやろう」
ぐらいの安易な気持ちで
継続できるだろうと考えています。

その結果、
最初は鳴り物入りで始めたのに、
すぐにやらなくなります。
続けてやることをしなくなります。

それでは、
何事もうまくいく、
想定していたように進む
ということにはなりません。

あるいは。

実現しなければならない、
熱意を持って実現に取り組むと
社長や経営者のあなたは決意をし、
腹ぎめをしたとしても、

その内容を
役員や実施する社員に対して
明らかにしたでしょうか?

社長、経営者が
それだけの熱意と決意を持って、
この内容を続け、
このような状況、状態にする
と考えているかを明らかにし、
伝えたでしょうか?

さらに。

実施に際してリーダーとなる社員、
主に活動する社員にも、
社長のあなたと
同等とまでは行かないまでも、

継続すると決めた事柄について、
その実施、実現が必要なこと、

それによって実現する状況、状態が、
経営、事業、業務に
どのような影響を及ぼし、
それがどれほど重要なことなのかを
考えさせ、認識させているでしょうか?

このようなことをやらないので、
会社、社長が決めたからやる、
やれと言われたからやっている、
というやらされた状態から
脱却することができません。

その結果、社長、経営者のあなたは
継続して実現したいと考えた事柄が、
社内では続けられずに
やがて有耶無耶になるとか、
手抜きの対応で継続できません。

その結果、必須と考えた状況、
状態が実現しません。

ある事柄を継続し、
その結果として
経営、事業、業務に必須の状況、状態を
手に入れたいと考えるならば、

継続する事柄をやらされている、
自分にはたいして関係無く、
やると決まったから
仕方なくやるだけ、

というような状況を
始める前の準備段階で、
解消する必要があります。

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