後継者の育成は社外勤務で!?

公開日:2014/08/05

更新日:2019/04/10


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者を育成するために、
後継者に何を学ばせるのか?
何を身につけさせるのか?

現実に事業承継をおこなった、
中小企業への調査レポート
(「中小企業の事業承継」2010年 日本公庫総研)によると、
後継者育成で重視した事柄トップ3!は、、、

  • 現経営者が後継者をサポートしながら経営に関する経験を積ませる
  • 後継者には社内で実務的な勤務経験を積ませる
  • 後継者には社外で勤務経験を積ませる

ダントツで選ばれた最初の2項目は、
会社を継ぐ後継者の育成方法
で、お話しました。

今回は、3番目、
後継者には社外で勤務経験を積ませる
についてです。

この項目、先ほどのトップ2と比べると、
1/3の割合で選ばれている程度なのですが、

他の項目、例えば、
「勤務経験以外の学習経験を積ませる」
と比べると3倍以上です。

後継者の育成では重要と考えられている、
と思っても誤りではないでしょう。

実際に、あなたの周りでも、
後継者が、他の会社で若いころ働いていた、
という話を聞くと思いますよ。

で、、、

社外で勤務経験を積ませる時に、
後継者をどうやって、
送り出しているでしょうか?

「お前は後継者だ。
他社で働いたときには、
自社の経営に役立てられるように、
学んで来るんだぞ」
と送り出していませんか?

後継者は、あなたが期待したように他社で学び、
自社の後継者として成長したでしょうか?

以前よりはましかもしれないが、
後継者として物足りない、まだ頼りない、
と思っていませんか?

環境にぶちこんだからといって、
それで学べるとは限りません。

自ら多くのことを学べる人は、
後継者にかぎらず多くはないからです。

では、どうしたらよいのか?
ですよね。

他社での勤務に送り出す前に、
ハッキリさせておくことがありますよ。

他社で勤務することで、

  • どの様なことを学び、どの様なことを身につけるのか?
  • そのために、どのような行動をするのか?

です。

その上で、
途中でどこまで身についているかチェックします。

修正が必要なことがらは、
この時に修正します。

ここまでやるから、
後継者として、
得るものがあるかもしれません。

ただし、
得るものがあるかもしれない、です。

勤務先の状況により、
こちらの思惑通りのことが、
学べるとはかぎらないからですね。

このままだと、
他社から盗みとってくる
スパイみたいですよね。(笑

他社勤務によって後継者が得るものは、
『スパイ』みたいな内容とは異なる、
と私は考えています。

他社勤務は、
社員とはどういうことなのか?
を身を持って経験する場所、
だと考えていますよ。

スパイのようなこととは、
意味合いが違うのですね。

この点については、
後継者には修行が必要 を読んでくださいね。

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