後継者を育成するときの大切な考え方

公開日:2014/08/06

更新日:2019/04/10


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

会社を継ぐ後継者の育成は、
どの様な考え方でおこなわれると、
成果をだすでしょうか?

事業承継をおこない、
後継者に引き継いだ企業が、
後継者に重視する能力は次の順で選ばれます。
(出典:「中小企業の事業承継」2010年 日本公庫総研)

  • リーダーシップ
  • 判断力
  • 自社事業に関する専門知識
  • 将来への洞察力
  • 自社の事業の実務経験
  • 営業力
  • 実行力
  • 経理能力
  • 人的ネットワーク
  • コミュニケーション
  • 論理的思考

これを見た時、私は違和感を感じました。

これって、
「後継者だから必要な能力」
なのでしょうか?

どうみても、
管理職の能力と差がないように、
思えませんか?

後継者は、
管理職の先にあるもので、
管理職に毛が生えた程度の存在!
ってことなのでしょうか?

とんでもないですよね。

自分で言うのもなんですが、、、

コンサルタントとしてお客様から頼りにされ、
成果をドンドン出していたかつての私は、
これらの能力はかなりあったと思います。

その状況で、
ヘッドハンティングされ、
中小企業の役員になって事業を引き継ぎました。

しかし、当初、後継者としては、
成果も結果も出せませんでした。

胃がキリキリと痛む毎日を送り、
悩み続けました。

そりゃ辛かったです。

あるとき、わかったんですね。

経営者と管理職には決定的な違い、
大きなギャップがあることを。

後継者としてやるべきことがわかれば、
リーダーシップ、判断力とか、
先ほど挙げたような能力は、
自然に発揮します。

発揮しなければならない状況に、
自然になります。

リーダーシップや判断力を
後継者が学ぶ理由は、
社員や管理職、幹部に、
それらの能力を発揮させるためです。

社員がそれらの能力を発揮できるようにして、
事業に効果的に使うためです。

サッカーで考えてみると、
わかりやすいです。

キックの技術、パスの技術、
攻めて得点をとる技術は、
試合をするプレイヤーの能力です。

プレイヤーは会社で言えば社員です。

監督、コーチは、
これらの技術を理解した上で、
プレイヤーの能力を把握し、
適したポジションを与えます。

試合で技術を使って得点をうみだし、
試合に勝つために指示します。

後継者は、監督、コーチです。

選手ではないし、
名選手である必要もありません。

成果を出す監督・コーチが、
名プレイヤーだったとは限りませんからね。

この状態と同じことが、
経営者と社員の間に横たわっています。

 

リーダーシップなどを理解し、
それを社員、幹部ができるようにするために、

学び、実践できるように、
後継者の育成はおこなわれる必要があります。

リーダーシップを学ぶことで、
リーダーシップを発揮できる。

これは、サラリーマンの発想、感覚です。

後継者の発想、感覚は、
例えばリーダーシップを
社員に発揮させる方法を実践できることです。

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