仕事のコミュニケーションについて、
経営者の方との話の続き。

経営者の方との、
ビジネスのコミュニケーションのポイントの話。

いよいよ、佳境に！

（以下、経営者の方を”経営”と略します。）

あなたはＯＫ？

降旗：お互いに意見・考えを言い、良く聴けば、
ビジネスのコミュニケーションとしてＯＫですか？

経営：「改めて聞かれると、、、
それでは足りませんか？」

降旗：互いの意見・考えを、
言う事は必要ですが、
それで仕事が上手に進みますか？
ということです。

経営：「わからなくなってきました、、、
そこまで考えた事、なかったですよ。」

降旗：ちょっと想像してくださいね。
あなたが社員に、
仕事をこの様にやって欲しいと、
言ったとします。

経営：「仕事のやり方を改善して欲しい、
とかですね？」

降旗：そうです。
で、改善内容について、
ご自身の考えを伝えたとします。

経営：「そういう場面、
結構ありますね。」

降旗：社員は一所懸命、
あなたの話を聴いていました。
”傾聴”をしていたって事ですね。

経営：「えぇ。」

降旗：あなたは話を終えました。
それであなたはＯＫですか？

 

望むこととは？

経営：「社員はわかったと、
言っているのですよね？」

降旗：えぇ、そう言う事にしましょう。

経営：「それでしたら、
話としては一応ＯＫですね。」

降旗：では、社員は、
あなたの要望をどうするでしょうか？

経営：「実行する、、、と思います。」

降旗：確証が無い様ですね？

経営：「まぁ、社員次第ということが、
ありますから、、、」

降旗：でも、あなたは、
社員にやって欲しいんですよね？

経営：「まぁ、それはそうです。
後でやっているかどうか、
チェックしますよ。」

降旗：ということは、
やはりあなたは、
社員に行動をして欲しいのですよね。

 

コミュニケーションが無駄？

経営：「そうです。
あ～、なんか、
ちょっと解ってきましたよ。」

降旗：どんな事に気づかれましたか？

経営：「話をした結果、
社員の行動につながる、ということですよね。」

降旗：そうです。
ビジネスのコミュニケーションとは？
を整理するとどうなりますか？

経営：「自分の考え・意見を、
相手に伝えること、
相手の意見・考えを良く聴いて理解すること。
で、、、行動につながる事、
、、、ですかね？」

降旗：そうですね。
ビジネスのコミュニケーションは、
今整理していただいた様に、

• 自分の考え・意見を相手に伝えること
• 相手の意見・考えを良く聴いて理解すること
• コミュニケーションの内容が行動につながる事

この3点が必要になりますよね。

経営：「そうですね。そのとおりですね。

でも、言われるまで、
２番目と３番目は意識していませんでした。」

降旗：特に、３番目の、
”仕事の行動につながる事”はポイントですね。

経営：「そうですね。」

降旗：良くあるケースが、
話をして満足しちゃう事です。

そこから実践や行動に繋がらず、
言いっ放しで終わっちゃう事。

これでは、コミュニケーション自体が、
”無駄”になってしまいますね。

経営：「コミュニケーションの無駄ですか。
言われて見ると、そんなケースが、
ゴロゴロしていると思います。」

降旗：恐ろしいことですね。
コミュニケーションというと、
話すことに意識を集中してしまっています。

経営：「そうですね。」

降旗：行動につながる様に、
どの様に話を組み立てるか？
がポイントなんですよね。

そうなると、
お互いを良く知っていることは、
重要ですか？どうですか？

経営：「それは、、、
知っていればいいかな、程度ですね。
やはり先ほどの３つを、
考えてる方が大切だと思います。」

コミュニケーションというと、
伝えることに一所懸命になっていること、
ありませんか？

伝えることだけでなく、
相手の言うことを良く聴くことも、
はずせないですよね。

そして、、、

ビジネスコミュニケーションの目的は、
行動につなげることです。

行動につなげるために、
どのようにコミュニケーションをするのか。

ここははずせないことだけれど、
ついつい忘れてしまっていることですね。

あなたは、
社員とコミュニケーションするとき、
傾聴までを意識している人でしょうか？

それとも、

相手の行動に、
つなげることを考えて、
コミュニケーションを、
している人でしょうか？

他にもコミュニケーションに関する大切なポイントを
コミュニケーション能力を高める伝わる伝える方法
でまとめています。