コミュニケーション能力を高める伝わる伝える方法

公開日:2019/04/23

更新日:2019/04/24


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

あなたは日頃、仕事やビジネス、業務を行う際に、
コミュニケーションをとる機会は少なくないでしょう。

コミュニケーションを上手くやりたいと思いながらも、
次の様なことを考える事が少なくないのではないでしょうか?

  • 社員とコミュニケーションをしたいけれど、なかなか伝わらないなぁ。伝わっていないと感じる事が多いなぁ
  • コミュニケーション・ギャップがあるからなんとか解消したい
  • コミュニケーションをしても、なかなか思った通りには動いてくれないんだよなぁ
  • 上手にコミュニケーションをするには、NLPなどを学ばなければならないのかなぁ
  • 上手にコミュニケーションをとるには、相手のタイプを知る事だなんていうけれど、タイプ別に当てはめて対応することなんか実際にできるのだろうか。かなり難しいのでは?

目次

コミュニケーションとは?

そもそもですが、、、

「コミュニケーション」って何でしょうか?

簡単に言うと、

「感情、意思、情報などを、
受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと」

です。

仕事のコミュニケーションで求められる事

ビジネスでコミュニケーションをとるとは、

  • 自分の考え・意見を相手に伝えること、
  • 相手の意見・考えを良く聴いて理解すること、

です。

では、あなたにさらに質問です。

自分の意見・考えを伝える。
相手の意見・考えを良く聴いて理解する。

この内容で、ビジネスにおける、
コミュニケーションをとることとして、
充分な内容、説明でしょうか?

互いの意見・考えを言う事、聴くことは必要です。
これで仕事が上手に進むでしょうか?

いかがですか?

ちょっと想像してくださいね。

あなたが社員に、
仕事でやって欲しいことがありました。

たとえば、
仕事のやり方を改善して欲しい、
というような内容です。

社員は一所懸命、
経営者のあなたの話を”傾聴”していました。

経営者のあなたは、
これで満足、OKでしょうか?

もう少し考えてみてくださいね。

社員はあなたからの改善要望という意見を、
いったいどうするでしょうか?

実行するでしょうか?

正直に言うと、、、

実行については、確証がありません。
社員次第ですから。

しかし、経営者のあなたは、
社員に改善して欲しいのですよね。

しばらくたって、
実行しているかどうかチェックをいれるでしょう。

ということは、、、

経営者のあなたは、
コミュニケーションをとることで、
社員に改善という行動をして欲しいのです。

ビジネス・仕事の世界では、
コミュニケーションをとる結果として、
行動につながることが求められます。

仕事のコミュニケーションの3要素

整理しましょう。

ビジネス・仕事でコミュニケーションをとることは、

  • 自分の考え・意見を相手に伝える
  • 相手の意見・考えを良く聴いて理解する
  • コミュニケーションの内容が行動につながり実行される

の3点を満たすことが必要です。

特に、3番目の”行動につながり実行させること”は、
とても重要なことです。

この点を意識せずにいると、
話をして満足してしまう、
実践や行動に繋がらず、言いっ放しで終わる、
ということになってしまいます。

これでは、
せっかく仕事でコミュニケーションをとるのに、
「無駄」になってしまいます。

参照:
仕事において「コミュニケーションをとる」とは?
ビジネスコミュニケーション 3つのポイント

経営・事業・仕事においては、
伝えること、受け取ること
だけでは、実際に成果につながる、
仕事のコミュニケーションは成り立たちません

経営・事業・仕事のコミュニケーションで大切なことは、
発信側が意図した内容を伝える事で受信側に伝わり、
発信側が意図した内容で、受信側が理解することです。

この状況がそれぞれ成り立って、
初めて仕事でのコミュニケーションが成り立ちます。

ここでのポイントは「発信者の意図」です。

「発信者の意図」が、
発信者と受信者の間で、伝わり理解されることです。

そして仕事においては、
コミュニケーションによって、
結果として相手の行動につながること、
行動につなげることが重要です。

これは、誰もが求めていながら、
具体的にコミュニケーションを図るやり方が、
示されることがありません。

行動につながるように、
コミュニケーションを図る時に、
どのように話を組み立てるのでしょうか?

コミュニケーション相手の問題

言葉や文字により、
意図した内容が伝わり、理解されること。

実際の仕事の現場では、これが成り立っていません。

これが
「コミュニケーション・ギャップ」
となって現れています。

実際の仕事に関する「コミュニケーション」では、
意図した内容が相手に伝わらない、
相手が意図を理解していない、ので、
おかしな事になっています。

「相手がこちらの意図を理解していない。」
多くの人がこのように感じます。

そして、
相手が悪い、
相手の能力がない、
と考えます。

本当に相手の問題でしょうか?

実際のところは、

意図した内容が相手に伝わるように発信側が発信していない

という場合がほとんどです。

受信者、相手の問題がないわけではありませんが、
発信者側にも、大きな問題を抱えています。

これを解消するには、
コミュニケーションが抱える、
根本原因を知っている必要があります。

コミュニケーションには、
もともと気をつけなければ、

伝わりにくい、伝わらない、理解しにくい、

特徴的な根本の原因があるからです。

コミュニケーションに関する、
セミナーやビジネス書で教えるスキルは、
伝わり方を容易にする内容です。

中身の伝わり方には影響しません。

コミュニケーションで重要なことは、
中身が言葉や文字を用いて伝わるかどうかです。

こことても大事なことです。

この点をわかって
「コミュニケーション」を語っているのか?
考えているのか?

ここを押さえないと、
コミュニケーション・ギャップを解消することは、
いつまでも達成することはできないでしょう。

参考:コミュニケーション・ギャップを解消する根本原因

伝える伝わる基本

コミュニケーションを上手にするためには、

例えば、
NLPのパーシングとかミラーリングによるラポールの構築とか、
傾聴とかバックトラッキングや例え話を使うとか、

あるいは、

相手を特定のタイプに分けて対応方法を変えるなど、

テクニックがよく挙げられます。

これらのテクニックを知っていて使えることは悪くはないですが、
どのくらいの効果があるのか、実際に用いてみても、
わからないことが少なくありません。
(用いても私には実感がありませんでした)

理屈ではわかるけれど、
相手をタイプを見つけ出す、
それに合わせた対応をすることは、簡単なことではありません。

お伝えする事は、テクニックとは異なります。

テクニック以前に、
テクニックを用いなくても、

仕事、事業、業務の世界で、
相手とコミュニケーションをとり、
実際に行動してもらためのベースとして重要な点です。

テクニックを用いなくても、
意思・考えの伝達と理解が容易になり、
相手が動く様になって行きます。

効果があるにも関わらず、
多くの人がやらずに損をしている事です。

伝えることができていない

経営者・社長と社員の間のコミュニケーションに問題・課題があると、
経営者・社長、後継者のあなたが叱り、きつく注意しているのに、
同じミスを繰り返します。

今のコミュニケーションで、
経営者・社長、後継者のあなたの言葉、内容が、
社員たちに「伝える」ことができていない可能性が高いです。

叱る、注意をする、ということは、
その結果として、相手となる社員が、
注意した意図と内容を理解することです。

再び同じような状況になったときに、

  • 同じ過ちを繰り返さないこと。
  • 例え、またやってしまってもたとしても、自分で「しまった!」と気付き修正できること。

をあなたは求めていると思います。

これを社員が実現できるようになるために、
社員が叱られ、注意された対象の状況を、
はっきりと分かるように伝えなければなりません。

例えば、

やることができていない時に、
「こんなこともできないのか!」と言っても、
「それは、できていない!」と言っているだけです。

遅刻をした社員に
「遅刻しちゃダメだ!」と言っているのは、
「遅刻している、だらしない」と、
ダメ出しをしているだけです。

ダメ出しをしているだけで、
それ以上のことは何も伝えていません。
これでコミュニケーションになっているでしょうか。

  • 社員の君達は何ができていないのか。
  • それを社員がやらない、できないと何が起きるのか。
  • それができていないことが、なぜ良くないのか。
  • それをやることがどうして必要なのか。

このことを相手の社員がわかっているから、
同じような状況になったときに同じ過ちを繰り返さないし、
自分で気付くようになります。

叱られ、注意される側の、
社員の立場で考えてみてください。

「できていない!」と言われても、
なぜできていないことがまずいのか、
どんな影響があるのかわからなければ、
注意されても何もわかりません。

次から注意しなければいけない、
なんて本当には思いません。

怒られて注意されると、
社員のやる気が失せることはあっても、
やる気がでる!なんて事にはなりません。

日頃注意していることなんて、

「伝えなくても社員にはわかる様な内容のはず!
小学生じゃあるまいし!」

あなたはそう思ったかもしれません。

相手が小学生レベルかどうか、それは関係ありません。

経営者・社長、後継者にとっては、
相手のレベルの問題ではありません。

経営者・社長と社員が、
互いに相手の意図がわかり、理解して、
同じ認識に立つことです。

これができて初めて、
あなたのコミュニケーションが達成された事になります。

叱る、注意するだけではなく、
相手がわかり、納得できるように伝えてください

コミュニケーションはそこから始まります。

参照:注意をしても社員は繰り返す

コミュニケーションに親密さが必要か?

ある経営者さんとの会話で、
社員とのコミュニケーションに親密さが必要かどうか、
と言う議論になりました。

経営:「一番最近は、社員とのコミュニケーションを
学んだので、よくしたいと考えています。」

降旗:セミナーで学んだのですか?

経営:「レポートを手に入れて、
それを読んで勉強しました。

とても参考になりましたよ。
社員とのコミュニケーションについて、
どうしたらよいのか、よくわかりましたよ。」

降旗:社員とのコミュニケーションには、
何が重要だと、レポートに書かれていたんですか?

経営:「社員とのコミュニケーションに、
限るわけではないのですが、
コミュニケーションを上手にする、
一番のポイントは、お互いに良く知り、
理解することだ、と書かれていました。

社員とのコミュニケーションが良くなった事例も、
結構載っていましたよ。

振り返ると、社員のことを、
私は良く知らなかったなぁっと、
今、思っているんです。」

降旗:なるほど。
で、これからどうしようと、
あなたは考えていらっしゃるのですか?

経営:「レポートに書かれていたように、
もっと社員のことを良く知ろう、
もっと良く理解しようと思っています。」

親密さがなくても

経営者の方も降旗も、
学生時代にサッカーに明け暮れていました。

降旗:例えば、何かの大会で、
それまでよりかなりの好成績を出したこと、
ありませんでしたか?

経営:「かなりの好成績ですか?」

降旗:先輩がいた時も含めて、
そう3年間の間で、チームとしてそれまでより、
図抜けた好成績を出した時です。

経営:「そうですねぇ、、、
私が3年のインターハイ予選で、
県大会の準決勝までいきました。
それまでから考えると図抜けた成績でしたね。」

降旗:それまでと違うようになったのは、
きっかけがあったと思います。
ちょっと思い出してくださいね。

経営:「きっかけですか???」

降旗:チームのメンバーが、
インターハイ予選の際に、
今までと違う状況になったのですよね。
まず、どう変わったのでしょうか?

経営:「それは、、、
自分達で練習メニューも工夫して、
練習するようになりましたね。」

降旗:それ以前はどうだったのですか?

経営:「監督から言われたメニューを、
決められた時間内にこなす。そんな状況でした。」

降旗:その点も、私達のチームとおなじですね。(笑)
何がキッカケで変わったのですか?

経営:「インターハイ予選が始まる、
2カ月ぐらい前だったと思います。
ある高校チームと練習試合をしたんです。
攻撃の練習の意味合いで、負けない相手のはずでしたが、
蓋を開けたら大敗してしまって、、、

これじゃぁ、インターハイ予選は酷いことになる。
そこで、選手だけで、何度も集まって話し合ったんですよ。」

降旗:私達のチームと同じ、似ていますね。
話し合いの仕方などで、
それまでとの違いが何かありましたか?
例えば、自分から発言をはじめたとか?

経営:「最初はそれまでと同様に、
うながされて意見を言っていましたよ。
そのうち、自分から意見を言い、白熱した議論をしました。」

降旗:発言の仕方が変わったのは、
例えば、話し合いをする前に、
お互いのプライベートを開示したとか???

経営:「いやぁ、そんなことはやりませんよ。(苦笑)」

降旗:互いのことは、
プライベートを含め良く知っていましたか?

経営:「そんなことはありません。」

降旗:話し合いは、
活発におこなわれたのでしょう?

経営:「最初はぎこちなかったですが、
納得できる話し合いでしたね。」

降旗:互いにプライベートを、
知っていたわけではない。
しかし、インターハイ予選では良い成績を残そう、
ということで話し合いが開かれた。

そして自分達から納得して練習をし、
今まで以上の結果を残したんですよね?

経営:「そうです。」

仕事に当てはめる

降旗:では、サッカーチームを、
あなたの仕事での社員に当てはめてください。

経営:「社員にですか?」

降旗:メンバーでお互いのプライベートを
良く知っていることは、

仕事上のコミュニケーションを良くして、
成果を出すことに対してどうでしょうか???

経営:「それほど影響は、、、
無いでしょうねぇ。」

降旗:あなたもおっしゃっていたように、
知らないよりは、
知っていたほうが良いでしょう。

しかし、知らないから、
仕事に必要なコミュニケーションに影響するか?
というとそれは疑問だと私は考えています。

経営:「仕事のコミュニケーションでは、
お互いに良く知ることは、
意味がないということですか?」

降旗:意味がないとは思いません。
社員をマネジメントする際に、
知っていたほうが良いことはありますが、

仕事のコミュニケーションには、
”お互いによく知る”ということは、
必ずしも重要ではない、
ということになりませんか?

経営:「そうなりますね。」

コミュニケーションのポイントは、
”お互いを良く知ること”・・・

というのは、本当かなと考えています。

少なくとも、
互いのプライベートを知っても、
仕事のコミュニケーションには、
ほとんど影響が無いと考えています。

プライベートを知らなくても、
成果を充分に出している現実を、
あなたも目にしていると思います。

参照:
コミュニケーションの方法がわからない
コミュニケーションを図るポイント

 

わかり易ければ伝わるか?

相手の行動につながる様にするには、
どのようにコミュニケーションを図るのでしょうか?

相手が行動するためには、
コミュニケーションを図るときに何が必要でしょうか?

あなたが伝える考えを、
コミュニケーションを図ることで、
相手が解っているいることが前提です。

解っているから、
それに沿った行動につながるのです。

こちらの考え・意見を、
コミュニケーションを図ることで、
相手に解ってもらうためにどうしますか?

わかりやすい言葉で話す、
わかりやすい内容で伝えること

そうですね。
これは重要ですね。

では、コミュニケーションを図るとき、
わかりやすい言葉で話したら、
相手は話の中身を理解をして、
さらに行動を起こすでしょうか?

「わかりました」と返事をして、
実際にはちっともやらない。

こんなことが少なくありませんね。
それであなたは、
イラついているわけですものね。

では、どうしますか?

何度も言えば伝わるのか?

コミュニケーションや、
リーダーシップに関する本で、
書かれてることが多い方法が、
「何度も言う」という方法です。

コミュニケーションを図る機会を何度も設けて、
同じ内容について、その都度、話しをすることです。

何度も何度も、繰り返し言えば、

  • 社員には伝わりましたか?
  • 社員はわかってくれましたか?
  • 社員はあなたが伝えた中身を理解してくれましたか?

同じ内容を、何度も言い続けること。
それで、相手がうまく理解し、行動しそうでしょうか?

「何度も話す事が実際にあるんですよね~。
正直、何度も言うとこちらがめげてきますよ。

何度、話をしても、
わかっているように社員は見えないし。
もう、これ以上は言わなくてもいいだろう!
って感じですかね~。」

某経営者の方の回答です。

私も以前、役員だったときに、
何度も同じ中身を話しているうちに、
同じ様に感じましたよ。(笑)

易しい内容で何度言ったとしても、
”相手の行動になるようには伝わりにくい。”
これが現実、事実なのですね。

何度も繰り返し言う、伝える事には、
大きな支障が生じる可能性がとても高いのです。

何度も繰り返し伝えると起きる事

「門前の小僧、習わぬ経を読む」

このことわざ、
耳にしたことがあると思います。

このことわざが意味することを、
ご存じでしょうか?

寺にいる小僧さん。

和尚さんからの言いつけで、
毎日、お堂の周りの掃除をします。

小僧さんが掃除をしているとき、
和尚様はお経をあげて、
日々のお勤めをしている真っ最中です。

毎日唱えられているお経を、
お堂の外で聞いている小僧さん。

習ってもいないのに、
いつしか難しいお経を覚えて、
読めるようになってしまう、
という話ですね。

このことわざが伝えたいことは、

人は周りの環境に無意識に影響を受ける。
(故事ことわざ辞典)

周りの影響をうけることで、
知らず知らずのうちに物事に習熟する。(大辞林)

ということです。

『なるほど。
やっぱり、何度も何度も、
言わないとならないよね!』

ってことになるのかなぁ、
と思っていたのですが、、、

ちょっと待ってください!!!

小僧さんが習わぬ経を読んだとして、
凄いなぁと思う反面、
疑惑の渦が押し寄せてきませんか?

なんか違うよなぁ、と思いませんか?

確かに小僧さんは、
お経を覚えましたよね。
読むこともできるようになりました。
そらんじることができるでしょう。

で、思うのです。

そ・れ・で?だから、、、なに?と。

難しいお経を読めること、
そらんじること。
それは凄いことだと思います。

私には、そう簡単にはできませんから。(笑)

しかし、檀家さんやほかの人に、
お経の中身について、
説教ができるのでしょうか?

誰かにお経を教えることができるわけでは
ありませんよね。

暗記してしまっただけ。
暗唱できるようになっただけ。

これは、和尚さんが、
お経を読みお経を唱えることと、
同じ成果をもたらすでしょうか?

これを、習熟する、
と同等に考えられるのでしょうか?

 

何度も伝えると勝手に思い込んでしまう

『門前の小僧』と、
同じ様な経験をしたことを、
思い出すことがありませんか?

同じ曲を何度も聞いていると、
覚える気もなにのに、
歌詞やメロディーを覚えて、
口ずさめるようになっていますよね。

このとき、
歌詞を間違えて覚えていた、
という笑い話があります。

アニメ「巨人の星」(古い!と言わないように!(笑)
の主題歌で、

「思い込んだら試練の道を」
という歌詞が最初にあります。

これを、
「重い”こんだら”、試練の道を」と、
勘違いして覚えていた人がいました。

”こんだら”というなにか重いものがある、
と理解していた、という話です。

これは笑い話で済むことなので、
ご本人が、
恥ずかしい思いをする程度で、
害はありませんけどね。(笑)

単に覚えてそらんじても、
意味や中身を正しく知っているとは、
限らないのです。

何度も伝える事で生じる不具合

何度も言うと、社員や部下は、
『門前の小僧』になっていきます。

何度も言われるので、
いつの間にか暗記してしまいます。

し・か・し・・・

内容はわかっていません。
理解しているわけではありません。

単に言えるだけ。
そらんじることができるだけ。

思い込んだら、ではなく、
重い”こんだら”だと、
思っているかもしれません。

だから、、、

どんなに話をしても、あなたは、

  • 社員は伝わっていないのではないか?
  • 社員はわかっちゃいないのではないか?
  • 社員は理解していないのではないか?

と常に、イライラし不安なのです。

いかがですか?

社員は『門前の小僧』、
『重いこんだら』だと思っている。

この事に気づくと、
何度も言うと社員はわかってくれる、
理解している、という考えには、
たどり着かないです。

何度も言えばOKではなく、
伝える内容、伝える方法を、
工夫する必要があるという事がわかります。

何度も言っているのに伝わっていない!
とあなたはイライラし続けますか?

それとも、
社員への伝え方、伝える内容を、
考え、工夫して、
伝わった実感を手に入れますか?

参照:何度も言うと伝わるのか?

何度も言われた時の気持ち

何度も繰り返し言われ、伝えられる事で、
相手は益々動かなくなってしまいます。

その点を次に説明します。

これから話す内容を、
イメージしてくださいね。

あなたは小学校とか中学生の時、
自分から進んで勉強をしましたか?

私もそうでしたが、
お世辞にも、
自分から進んで勉強をした方は、
多くはないでしょうね。(苦笑)

勉強をしなかったとき、
親からはどの様に言われましたか?

親はあなたに、
『勉強しろ』とか、
『宿題はやったのか?』とか、
何度も言っていたと思いますよ。

そのように何度も言われたら、
あなたは何も言わずに、
直ぐに一所懸命に勉強をたでしょうか?

そんなこと聞くだけ野暮ですか?(笑)

『わかっているよ』とか、
『今やるところだよ』などと、
口答えをしていたと思いますが、いかがですか?

口答えをしながらでも、
直ぐに勉強に取り掛かったでしょうか?

またまた、、聞くだけ野暮でしたか?(笑)

たいていグズグズしていて、
直ぐ親に『勉強はどうした?』とまた言われて、
ムカっとしていたと思いますが、いかがですか?

しつこく何度も言われたことは、
なんかやりたくないなぁ~、
という感じがあるのですね。

何度も言われた時の部下が、
『勉強しろ』と何度も言われた時の、
あなたと同じ気持ちだ、
と言ったらどう感じますか?

コミュニケーションの後に行動する理由

では、、、

嫌いな勉強ですが、嫌々ながらも、
自分から取り組んだ時がありませんでしたか?

内申書に影響する試験の前とか、
入試の直前とかには、
自分から勉強に、
取り掛かったのではありませんか?

このときばかりは、
嫌いな勉強なのに、
なぜとりかかったのでしょうか?

あなた自身が、
勉強する事が必要だと、
解っていたからではありませんか?

自分自身が勉強しないと、
内申書や入試に影響がでる、
まずいと思ったからですよね。

ここに重要なヒントがあります。

あなたがコミュニケーションを図ることで、
話の中身が自分に必要だ!
と社員にわかることが必要なのです。

参照:コミュニケーションを行動につなげる方法

伝わらないコミュニケーションの象徴

コミュニケーション能力を高め、
伝える伝わるコミュニケーションができる様になるために、
重要なポイントに関するお話。

2020年パラリンピックの正式種目、ブラインドサッカー。

随分以前に、ブラインドサッカーの新聞コラムを
切り抜いていたことを思い出しました。

なぜ切り抜いたのかというと、
上手なコミュニケーションのコツが
導き出せる内容だったからです。

その記事を引っ張り出したところ、
今でも役立つ内容でした。

ブランドサッカーは、
「声だけで伝える」ことで、全てのプレイが成立しています。

声で伝えるからこそ、
「コミュニケーションの落とし穴」を見つけ出すことができます。

しかも、晴眼者(健常者)である私たちには、
日ごろ、気づかない「コミュニケーションの落とし穴」が、
明快に示されています。

伝わらないコミュニケーションを
象徴する様な状況が生まれている事を
目の当たりにする事ができるからです。

この「コミュニケーションの落とし穴」に気づくことは、
「コミュニケーション」を上手くすることに当然つながります。

題材のコラムは、
日経新聞に掲載されていた吉田誠一氏の「フットボールの熱源」です。

 

発言をしない

音で伝える

ブラインドサッカー。

視覚障害の方のサッカー競技で、
世界選手権もありますし、
パラリンピックの正式種目です。

フットサルと同じゴール、
競技エリアを用い、
フィールドプレイヤー4人と
GK1名の5人制で行われます。

コーチとコーラー
(選手に声で状況を知らせる人)、
GKが晴眼者(健常者)。

4人のフィールドプレイヤーは、
視聴覚障害のある選手です。

鈴の入ったボールを蹴り、
晴眼者がフィールドプレイヤーに声で指示をして
ゴールを目指します。

日本ブラインドサッカー協会

試合中のプレイにはびっくりしますよ。

フットサルコートを目隠しをして全力で走り回れと
もし言われたとしたとしたら、
『そんなこと無理だ!』と即答するでしょう。

声によるアドバイスがあっても、
そう簡単にできることではありません。

シュートコースが
正確なことに驚きますし、
シュートのスピードも凄いです。

声で伝える体験

コラムによると、
日本ブラインドサッカー協会が、

健常者向けに、
ブラインドサッカーの出張授業を、
しているそうです。
(現在は「スポ育」として、
似てはいますが
内容は変わっています)

ブラインドサッカーを
体験するのだから、
目隠しをしてサッカーをやろう!

というわけにはいきません。

さすがに難しいです。

もっと易しいことで、
同じ様な体験をするプログラム
だったそうです。

四角形の頂点に立つ
4人の健常者が、

アイマスクをした一人の健常者に指示をして、
四角形の辺の上を誘導して歩かせる
というものです。

どうすれば
上手くできるでしょうか?

簡単ですね。
声で誘導することで可能です。

誰もが思うことです。
誰でも簡単にできそうなことです。
いや、誰にでもできることです。

では、やってみましょう。

アイマスクをした仲間は、
上手く四角形の辺上を歩き、
頂点から次の頂点に
移動できたでしょうか?

驚くべき事に、、、

頂点に立っている健常者から、
初めのうちは声が出ないのだそうです。

声を出して誘導するだけなのに、
その声が出ないのです!

信じられますか?

声にならない理由

同じ様な経験をしたことが、
あなたにもありませんか?

誰でも、初めての状況、
慣れていない状況に置かれると、
普段は出る声も出にくくなります。

例えば、、、

初めて出席した会議
知らない人ばかりの打ち合わせ
知らない人ばかりの中に置かれた
意図がわからず召集された会議

こんな時、
人はなかなか発言しません。
発言をためらいます。

何を発言すると、
どのようになるのか、
わからないから恐ろしいのです。

どこまで何を言えば良いのか、
わからないので避けたいのです。

未知のことには何か危険があると
本能的に感じるからでしょう。

その結果、
発言は誰にでもできることですが、
誰も進んで発言をしません。

発言を引き出す

自ら意見を言うことを待つと、
誰も何も言いません。

発言したいことがあっても、
”まぁ、いいや”と、
言わずに済ませてしまいます。

”そもそも私には関係ないし”
なんて気分になっていきます。

思い当たることがありませんか?

組織、チームとして、
成果を出そうとする時に、
この状況は好ましくありません。

発言を引き出そうとすることで、
やっと何かを言うようになります。

発言をしても
自分に不具合が起きない。

発言内容を一度、
受けとってもらえることがわかる。

それによって、
発言が増えていきます。

  • 参加者から意見を引き出す
  • 発言をしても大丈夫、安心、安全だとその場の人が感じられるようにする

この状態を作り出すことは、
その場を仕切っている人の
重要な役割です。

と同時に、
コミュニケーションを進める際に、
必要なことでもあります。

声に出してもらうために

これから会議がありますか?
打ち合わせの予定がありますか?
人と話をする機会がありますか?

参加者、相手が誰か
わかっているでしょう。

なにについて話をするのかも、
わかっていることでしょう。

どの様にしたら、
参加者や相手の発言を、
引き出すことができるでしょうか?

どのように話を進めると、
相手から意見を
引き出せるでしょうか?

どのように応対をしたら、
相手に発言することが安全だと、
感じてもらえるでしょうか?

考えてから会議や打ち合わせに
臨んでくださいね。

実際に発言を引き出すように
取り組んでくださいね。

参照:コミュニケーションができない!?

伝えたいのに伝わらない

伝えるための簡単なゲーム

先ほどの5人でチームを作り行うゲーム。

声が出る様になったら、
4人の晴眼者が声によってアイマスクをした人に指示をして、
四角形の頂点から頂点へ辺の上を誘導して歩かせます。

すぐにできそうでしょうか?

前回お伝えしたように、
最初は4人の晴眼者から、
声が出ないのでした。

しばらくするとそれを克服し、
声が出るようになります。

アイマスクをした人を、
声で誘導することは、
簡単にできるでしょうか?

伝えられたのに不安

実際にやってみると、
これが結構難しいのです。

4人の晴眼者から、
どの様な指示の声がでるのか
というと、

「こっち、こっち、
こっちに向かって来て!」

とか、

「そこを曲がって!
曲がるんだよ!」

の様な声だそうです。

あなた自身が目隠しをして、
周りから誘導さている人だ
と考えてみてください。

このような指示内容の声が、
四方から飛んできたら、
あなたはどう感じるでしょうか?

あなたには、
「こっち」がわかるでしょうか?

曲がるべき「そこ」が
わかるでしょうか?

どちらに曲がるのか
わかるでしょうか?

「こっち」に向かって、
自信を持って歩けるでしょうか?

自信を持って、
「曲がる」ことができますか?

私が答えるまでもないでしょう。

アイマスクをしたあなたが、
どんなに考えても、

「こっち」がどっちなのか、
どっちに進むのかわからない。

どこで曲がるのかわからない。

自信を持って歩けない。
自信を持って曲がれない。

こんな気持ちになりませんか?

というより、
不安でその場に
立ちすくんでしまい、
一歩も歩けないではないか

と思います。

伝えたいのに伝わらない

指示を出す晴眼者だったら、
どうなるでしょうか?

アイマスクの人は、
あなたの意図した指示通りの方向に
歩いているでしょうか?

指示と異なる方向に向かっいる
のではないでしょうか?

あらぬ方向に進む
”アイマスクマン”に、
何度も「こっち!こっち!」と、
あなたがイラつきながら
叫ぶ光景が思い浮かびませんか?

「あーっ!
そこで曲がるんじゃぁなくって!」
とか、

「そっちじゃなくて、
こっちに曲がって!」

と”アイマスクマン”に、
怒鳴っている姿が
思い浮かびませんか?

そして腹の中で、
『あ”ーっ!
なんでわからないんだ!』
とイライラしている
と思いませんか?

”アイマスクマン”に
伝えたいのに、
ちっとも伝わっていない
のです。

小さい頃にやった
スイカ割りと同じですね。

伝えるためのポイント

実際にこのゲームをやって、
このような疑似体験をするうちに、

”アイマスクマン”が、
どの様な情報を求めているか、

そして、
アイマスクマンのことを、
思いやる必要があることに、
晴眼者は気づく様になります。

そして実際に、
「あと何歩、そのまま前に歩く」
という具合に、
晴眼者からの指示の質が、
上がるのだそうです。

”アイマスクマン”の動きは、
指示内容に
合致するようになります。

”アイマスクマン”は、
不安が少なくなり、
自信をもって歩くことが、
できるようになるのだそうです。

これはブラインドサッカーを
疑似体験するゲームでの話です。

実際のプレイ、試合では、
目が見えない状態で
あのサッカーをやるのですから、

晴眼者の声を信用できなければ、
ドリブル、パスが
難しいだけでなく、

シュートでゴールするなどは、
できる事ではありません。

さらに、
試合に勝つとなると、

晴眼者からの声の内容と質が、
どれほど重要なのか、
という事がわかります。

日頃のコミュニケーション

私達が日頃、
仕事の中でおこなっている
コミュニケーション。

振り返ってみてください。

  • 伝える言葉の内容が足りている。
  • 相手にわかる内容になっている。
  • 相手が自信を持って行動できる中身を伝えている

とは、
お世辞にもいえない場合が、
少なくないと思いませんか。

「○○をやっておいて!」
「△△の件、
報告しておいてくれ!」
などなど、、、

ざっくりな内容。
抽象的な内容。
こんなことばかりです。

言われた側は、
「よく判らないけれど、
とりあえずなんかやっておくか」
と対応します。

あるいは、
「それってあれのことだろうな。
こうやっておけばいいか」
と考えます。

その結果、
あなたが予想していたこととは、
異なる内容が目の前に広がります

あなたはイラッ!

社員を呼びつけて怒るか、
あきらめて自分でやるか、
なんてことに、
なっているのではありませんか?

伝わるコミュニケーション

ブラインドサッカー
出張講座のゲームで、
”アイマスクマン”へかける声
のことを思い出してください。

コミュニケーショの結果、
人を動かそうと思ったら、

相手が判るように、
行動できる様に具体的に話す

ことが必須です。

そのベースは、
相手の立場に立つことで
相手を思いやり、
言葉と内容を選ぶこと
です。

相手の状態を確認して、
充分に適した内容を
相手に伝えること
です。

相手のことを見ていないと、
伝えたいと思いながら、
実際には伝わらないものです。

コミュニケーションの時に、
つい忘れてしまう点です。

コミュニケーションの
テクニックに注目していると、
疎かにになってしまう点です。

伝えているのだから、
伝わっていると
勘違いしてしまう点です。

日頃のあなたは、
具体的に話しているでしょうか?

相手の状態を見て、
伝える中身を
考えているでしょうか?

それとも、
「あっち!こっち!」と、
叫んでいるだけでしょうか?

この点に気づくだけでも、
コミュニケーションは
大きく変わります。

コミュニケーションをしたあとの、
相手の行動が変わり始めます。

参照:コミュニケーションを左右する言葉の質

伝えるための流れを作る

ブラインドサッカー日本協会が、
かつて実施していた出張講座。

目がみえない状態でプレイする事を、
健常者がゲームを通じて、
体験できるようにしていました。

体験ゲームの一つ。

晴眼者全員が、
グランドに散らばります。

全員がアイマスクをした後、
同じ血液型毎に集合します。

集まるまでに、
どんな事がグランドで起こるのか想像できるでしょうか?

伝わらずに大混乱!

ゲームがスタートすると、
「A型はこっちに集まれ!」
「B型はここに集合!」などの声が、
グランドのあちこちから上がるそうです。

ゲームの参加者になったつもりで、
あなたも眼を閉じてみてください。

そして耳を澄まして、
「A型はこっちに集まれ!」
「B型はここに集合!」
の声を聞いてみてください。

自分がどこに集まればよいのか、
あなたはわかりますか?

・・・

・・・

声は聞こえるでしょうが、
どこに行けば良いのかは、
ちっともわからないでしょう。

「A型はどこ、どこに集まるんだって?」
なんて叫び声をあなたは上げませんか?

あるいは、
「あぁ~、わからないよ-っ!もう!無理だよ、無理!」
なんてあきらめていませんか?

グランドは大混乱でしょう。

 

ビジネスに活かすポイント

混乱状況がしばらく続いた後、
「A型の人はトレイの前に集合」と声を出して
リードする人が現れるそうです。

リードする人とその声を聞いて行動する人に参加者は分かれ、
実際に動き始めるのだそうです。

そして、無事、同じ血液型の人が集合できるわけです。

ここでのポイントは次の3点です。

  • 声を出してリードする人が現れることで、参加者の行動が統制される。
  • リードする人の発言内容が具体的になり、参加者が行動できる様になる。
  • 目印になる建物(例えば、トレイ)の位置を、参加者全員がほぼわかっている。

 

リードする

2項目は、上記でお伝えしています。

この項でのポイントは第1番目。

声を出してリードする人が現れ、
参加者が行動できる様になった点です。

会議でも、打ち合わせでも、ディスカッションでも、
もちろんコミュニケーションでも、

人が意見を交わすときには、
その場の発言をリードする人の存在が、
コミュニケーションの流れを円滑にし、
進める事ができる様になります。

参加者みんなが、誰かが発言する事を待っていては、
コミュニケーションは一向に進みません。

特に、仕事や業務のコミュニケーションでは、

考えや意見を発し、相手にそれが伝わり、
行動につながる事が大切なので、

ゲームで参加者の行動が統制された様に、
コミュニケーション全体の流れを統制するリーダー役は必須です。

招集した人が口火を切り、
その場の話の流れを作り、
全体をリードする事が基本です。

リード役が、相手からの意見を引出し、
よく聞き出すようにします。

相手や参加者に伝わるために、具体的な内容を発言できる様にします。

狭い意味のコミュニケーションだけでなく、
会議、ミーティング、交渉などの勘所、コツもこの点にあります。

リードする人が、その場の話の流れを統制します。

これをおこなうと、
コミュニケーションだけでなく、
短い時間の会議、ミーティングなど、
中身の濃い議論ができます。

短い時間であっても相手に伝わり、
行動につながる成果を手にすることができます。

これからコミュニケーション、あるいは、
会議、ミーティングがありますか?

どのような発言で、その場をリードするのか?
その場のコミュニケーションの流れを作り出すのか?
そのために何を準備しておくのか?

考えてみてください。
事前に準備をして、
その場に臨んでください。

今までとは異なる結果を手にする事ができます。

参照:コミュニケーション3つの極意

コミュニケーションでさまよう

目隠しをした参加者が血液型ごとに集合するこのゲーム。

「A型の人はトレイの前に集合」と声を出してリードする人と、
それを聞いて行動する人に役割が分かれると、
うまく血液型毎に集まることができます。

ただし、、、

うまく集合する様になるためには、重要な前提があります。

行動するための前提とは

ゲームの参加者が、グランドで、

【 集合場所になったトイレがどこにあるのかわかっている 】

ということが前提です。

その上で、
自分がグランドのどこにいて、
トイレの場所との位置関係がつかめて、

現在の自分の位置から、
トイレがどの方向で、
どのくらい離れているのか?
が想像できることが前提です。

想像できるから、
アイマスクをした状態で、
今の場所から集合場所のトイレの前に、
移動することができます。

トイレの場所と、
今自分がいる場所との位置関係が、
想像できない、わからないのであれば、

「トイレの前に集合!」と言われても、
動くことができません。

アイマスクをしたまま、
右往左往することになります。

下手に動けばますます混乱して、
集合場所に移動することが、
できなくなります。

位置関係がわからないままに、
当てもなく動きまわれば、
迷子になってしまうだけです。

下手に歩けば、集まる目的から、
ドンドンと遠ざかるばかりです。

いつまでたっても、
血液型A型の人たちで、
集まることができません。

集まる目的を達成できずに、
ゲームの負け組になってしまいます。

 

仕事ではわかっていないもの

あなたは気づかれたと思います。

ビジネス、経営でも、
同じことが当てはまります。

経営者、経営幹部だけでなく、
実務をおこなう社員が、
事業の全体像、
目指している姿が
はっきりとわかっていることです。

先ほどの血液型集合ゲームでは、
【グランド全体の構造】と
【血液型A型が集まるトイレ】
に当たります。

次に。

目指している姿と対比した時、
自分の仕事が今どの状態なのかを
経営者、経営幹部、社員が、
同じ認識でわかっていることです。

これは、トイレの位置に対する、
【今の自分の位置】
に当たります。

仕事も同じです。

・自分がなぜその仕事をしているのか?
・その仕事やる目的は何か?
・その仕事をおこなうことで、なにを達成し、実現するのか?

これらをはっきりとわかっている、
理解して日々の仕事に取り組んでいる
という必要があります。

これをわかって仕事をしているのか?
それとも、淡々と日々、仕事をこなしているのか?

この違いによって、
実際の動きが全く変わってしまう
という事が起きてしまいます。

自主性ではなく場を設ける

あなたの会社の社員は、
先ほどの様なことをわかって、
仕事をしているでしょうか?

いかがですか?

もし、わかっていないとしたら、
わかってもらう必要があると思いませんか?

先ほどの様なことを社員が、
ハッキリと理解し、
日々の仕事・業務に取り組める様にするには、
どうすると良いでしょうか?

社員の自主性に任せますか?

経営者側が、
社員に知らせる場を、
積極的に設けてはどうでしょうか?

経営をおこない、
事業を進めている側から、
多くのことを伝える必要があります。

伝えることを繰り返すので、
社員は目指す『トイレの位置』がわかるようになります。

『自分の位置とトイレの位置関係』を、
知るようになります。
わかるようになります。

位置関係がわかるので、
『集合場所のトイレ』に向かって、
自分の位置から動き出す事が、
できる様になります。

仕事のコミュニケーションを上手に進め、
伝え行動してもらう事が
実現できる様になります。

あなたの今の会社の状況。

アイマスクをして、
集合場所の『トイレ』の位置がわからず、
右往左往する人の群れでしょうか?

それとも、
集合場所の『トイレ』に向かって、
歩みを進める人達の集まりでしょうか?

参照:目的・目標がわからずに右往左往!?

傾聴が必要な理由

コミュニケーションに関して、
伝えるだけでなく、
「相手の意見を聞くこと」も大切です。

細かいことを言うと、
『聞く』ではなく『聴く』です。

聞く:hear、聞こえてくるの意味合いが強いですね。
聴く:listen to 意識して耳を傾けることです。

コミュニケーションでは、
相手の声・言葉が耳になんとなく入ってくるのではなく、
意識をして耳を傾ける必要があります。

で、これをもう少し、
難しい言葉で表現すると、

「傾聴」

という言葉になります。

社員とのコミュニケーション、
特にあなたが事業に巻き込み、
活動の核に据えたい社員とのコミュニケーションでは、
「傾聴」が重要になります。

「あぁ、傾聴ですね。知っていますよ。
相手の話を充分聴くって事ですよね。」

「社員の意見を、よく聴く事ですよね。」

そうですね。
そうなのですが、、、

ここで質問です。

あなたは社員の意見を、
本当に聴いているでしょうか?
傾聴ができているでしょうか?

いかがですか???

よくあるコミュニケーション

【経営者】この点について、○○君はどう考える?

【社 員】私は△△がポイントになると思います。

【経営者】ほう、△△か。他にはどうだろうか?

【社 員】□□も重要だと思いますが、
優先順位では△△だと思います。

【経営者】そうか。□□か。そうなんだよね。
□□はだね~、どのようなことかというと、、、
(以下、略)

「意見を聴いている」という現場を再現すると、
このような状況であることが少なくありません。

最初の意見や考えを社員から聞きだしていますが、
直ぐに自分の意見を言い始めてしまいました。

話の口火を切った後は、
社員はひたすら聞き役になります。

部下の意見も聞かずに経営者が話しまくる、
経営者が自分の意見を得々と語る、

ということからすれば、
はるかに良くはなっているように見えます。

しかし、社員の気持ちは、
以前とほとんど変わりません。

「意見を聴いてくれるのかと思ったけれど、
社長が自分の意見ばかり言っている」
と思っています。

経営者自身は傾聴ができている、
と思っているのですが、
傾聴からはほど遠い姿が現実です。

傾聴の意図はスポンジをイメージ

水をいっぱいに吸ったスポンジが、
あなたの目の前にあります。

そのスポンジに、
水をじゃぶじゃぶと注いだら、
どうなるでしょうか?

スポンジは水を吸うことなく、
かけた水は、ただ排水溝へ流れていきます。

水を一杯含んだスポンジを、
指で少し押すとどうなりますか?

スポンジの中から水が少し出てきます。

でも、指を戻すと、
また水をいっぱいに吸って、
もとの水浸しのスポンジに戻ります。

これからあなたとコミュニケーションをする社員は、
この水を吸ったスポンジの状態だとイメージしてください。

あなたが質問して、
最初の意見や考えを言わせるのは、
水を吸ったスポンジを、
ちょっと指で押した状況です。

その状況では、
あなたが話をしても吸収しません。

スポンジから、
水がたくさんあふれでないと、
水を注いでもスポンジが新たな水を、
吸わないことと同じです。

あなたの意見や考えを言っても、
社員はそれを受け入れる余地がありません。

では、、、

水を吸ったスポンジに、
新たな水を吸わせるにはどうしますか?

スポンジから、
水をギュッと絞り出す必要があります。

指でちょっと押すぐらいでは足りません。
何度も何度も押して、握りしめて、
スポンジの中の水を出します。

スポンジから水を出し切って、
新たな水を吸い取る余地ができると、
スポンジは新たに水を吸い込む事ができる様になります。

水でいっぱいのスポンジになっている社員に、
自分の考え・意見を言い尽くさせることです。

そのためには、
一つ二つの質問では足りません。

質問をして、社員の意見・考えを言わせ、
さらに質問をして、更に意見・考えを言わせます。

これを繰り返して、社員から引き出し続けます。

時間を割いて、
社員の意見・考えを吐き出させます。

もしかしたら、
あなたの質問から外れたことを、
社員が言うかもしれません。

それでも、
あなたはひたすら聴き、
質問を繰りかえし、そしてまた聴きます。

この繰り返しによって、
水でいっぱいだったスポンジ社員から、
水が抜け出ます。

あなたの意見・考えを伝えると、
水を吐き出したスポンジが、
新たな水を吸うように、社員は聞き入れますよ。

傾聴に必要な本当の能力

傾聴。

大切なことです。

但し、これは「良く聴く」ことだけを、
意味しているのではありません。

良く聴くためには、
相手から聞きだす必要があります

水を吸ったスポンジから、
水を絞り出す事が「傾聴」です。

聞きだすには、
相手の話を理解し、
適切な質問をする力が必要です。

相手の意見を引き出す、
質問ができる力が必要です。

「聴く」の裏には、
質問する能力がくっついています

多くの場合、
質問の能力が弱いので、
上手く聴くことができません。

「傾聴」で聴く重要性は語られても、
質問の重要性には、
触れられることはありません。

「わかっていないぁ~」なのです。

経営者のあなたに必要なのは、
聴く力だけでなく、
聴く力を活かすために、
適切な質問をおこなう能力です。

参照:
『傾聴』に必要な能力とは?
コミュニケーションに加えること

伝える時にやるべきポイント

コミュニケーションのポイントは、
相手がわかるように「伝える」ことです。

当たり前!そんなの当然のこと。

確かにそうです。
コミュニケーションに関する書籍やセミナーでも、
この点は頻繁に指摘をされています。

ではここで質問です。

相手、例えば社員に「伝える」ために、
あなたは何をしなければならなのでしょうか?

相手に納得してもらうために、
どのようにコミュニケーションを
あなたはおこなえばよいのでしょうか?

コミュニケーションの相手にさせること

店のスタッフと店長との会話を例に考えてみましょう。

開店前のスタッフミーティングに遅れてきたA君。
店長のM氏。

M:A君、スタッフミーティングは、
50分から開始がルールだったよね。
今日は3分ぐらい遅れてきたようだね。

A:はぁ・・・

M:君が遅れてくると、
スタッフミーティングはどうなる?

A:開始が遅れると思いますが、、、

M:開始が遅れるとどうなる?どんな影響がでる?

A:終わる時間がすこし遅くなりますかね。
開店までの時間が短くなるから、、、
開店に影響するかもしれませんねぇ。

M:開店までの時間が短くなって、君は困らないの?

A:まぁ、お客さんがくるまで何もすることがないし・・・

M:調理場で仕込みをしているCさんや、
テーブルセッティングしているDさんは困らないの?
A君、彼らがスタッフミーティングの後、
いろいろやっている仕事は知っているよねぇ。

A:はぁ、忙しそうに準備しているのは知っていますよ。

M:スタッフミーティングの開始が遅れて、
開店までの時間が短くなると、
CさんDさんはどうなるかな?

A:そうですねぇ。
かなり忙しくなるかもしれませんねぇ。

M:CさんDさんは、君が遅れたために、
なかなか始まらないミーティングを待ちながら、
どんな気持ちだろう?

A:時間がなくなると思って、焦っているでしょうね。
イライラしている、、、かな。

M:AさんがCさんやDさんの立場だったらどうなる?
イライラするかな?

A:そりゃイライラすると思いますが、、、

M:君がCさんやDさんの立場だったら、
遅刻してくるAさんを許せるかな?

A:それは、、、許せないと思うでしょうね。

M:その状況を今回、
Aさん自身が引き起こしていると思わない?

A:・・・そうですね。やってしまっています。

M:イライラして焦ったまま、
Cさん、Dさんが開店前の作業を始めたら、どうなると思う。
Aさんが、Cさん、Dさんの立場だったらどうなる?

A:雑になるでしょうし、
もしかしたらミスするかもしれませんね。

M:ミスしたらCさん、Dさんはどんな気持ちになる?

A:もっと焦るし、イライラするかも。

M:もっとイライラしたDさんが
お客様をお迎えしたらどうなる?
ニコニコと自然な笑顔で、普通にお迎えできるかな?
AさんがもしDさんと同じ状況だったらどうかな?

A:自然な笑顔は難しいでしょうね。
笑顔でも引きつっているかも。
不機嫌な顔かもしれませんね。

M:不機嫌顔で接客されたら
お客様はどんな気持ちになるかな?
Aさんがその時のお客様だったらどう感じる?

A:気分はよくないでしょうね。

M:時間がなくて、仕込みが雑になるとか、
テーブルセッティングが雑になったら、
お客様の気分はどうなると思う?

A:お客様にわかっちゃうかもしれませんね。

M:わかったお客様はどう思うだろう?
このお店に来て良かったと思うかな?
またこのお店に来ようとAさんは思う?

A:思わないでしょうね。

M:お客様にそんな風に思われてもいいの?

A:それは、、、良くないと思いますけど。

長くなるのでこの辺りで、、、

ポイントは、相手に考えさせることです。

発生した事象によって、
そこから生じるだろう状況を自分の身に置き換えて、
自分の感情、自分の行動としてどうなるのかを引き出します

その時、

  •  あなたならどんな気持ちになるのか?
  •  あなたの場合、その事象が原因となりどんな状況が発生するのか?
  •  発生する状況でどんなことが次に引き起こされるのか?
  •  その状況をあなたは好ましいと思うのか?

相手に考えさせて、答えを自分で引き出すように導きます。
好ましい状況、対応を自身で納得できるようにします。

その上で、次にできなかったときに、
必要ならば叱歩だけのことです。

怒って怒鳴ればいいってものではありません。
「ダメだよ!」と指摘すれば良いわけでもありません。
これでは人のやる気は萎えるだけです。

コミュニケーションのポイントは、
相手に考えさせるように話をして、
好ましい答えを相手自身の言葉として引き出すことです。

本人は納得しやすくなります。
理解もしやすくなります。

だから、守ることもできますし、
同じような状況の時に応用ができますし、
ミスってしまっても自分で気付くことができるようになります。

参照:経営者・社長が社員に伝える時のポイント

コミュニケーションで忘れられている大切なスキル

相手に考えさせるコミュニケーションには
気にかけておくとよいコツがあります。
そのコツについてです。

そのコツは、、、

相手に質問をすること

です。

ただし、質問にもやり方があります。

質問と称して、
次のようなことを言う場合があります。

例えば、
前話:経営者・社長、後継者が伝えるためには
で取り上げたミーティングへの遅刻の話でいうと、

「遅れてくるのは良くないことじゃないか?」とか、
「遅れて来ないようにしないとダメだと思わないか?」、
という質問ではありません。

これ、「はい」としか答えられませんよね。
あるいは、何も言えずに、無言は同意としてしまうか。

いずれにせよ、
質問と称して、答えは決まっています。
これでは、「相手が考える」質問にはなっていません。

しかし、
往々にして、この手の発言をして、
質問だと満足してしまうことが少なくありません。

相手が考える質問とは、次のようなものです。

「君が遅れてくると、ミーティングにはどんな影響がでる?」
「君がやらないと、どんな状況になるかな?」

質問をされた相手が、
質問内容の状況をイメージし、自分の考えをまとめると、
これらの質問に応えられるようになります。

質問の内容で大切なことは、
相手が状況をイメージして応えることができる質問内容
ということです。

「でも、これって、
「はい」を誘導しているようなものじゃないの?」
と反論したい方もいらっしゃるでしょう。

それは当然です。
例えば、遅刻はしてもらいたくないのですから。
その答えを上手く引き出すために、誘導は必要です。

ただし、遅刻しないことをに最初から同意させるのではなく、
遅刻することで好ましくない影響があることを
社員自身が自ら理解して、

その結果として、遅刻はしないようにしよう、
という結論に社員自身でたどり着いてほしいので、
このような質問をしていきます。

回りくどいですし、
すぐに結論にはたどり着きません。

数学などの問題を解くことと同じです。

問題の答えだけを教えられたら、
同じような問題が出ても解けません。
というより、同じ問題が再度出題されても、
解くことはできないでしょう。

しかし、解法を順番に見つけ出して解けば、
同じ問題は間違えないようになりますよね。
似たような問題も、解けるようになります。

同じ効果を狙っています。
それには、答えをすぐに与えないことです。

もうひとつのコツは、、、

「〜だと君は思わないか?」という質問をしないことです。

この質問に対して、
「私は〜だと思います」という応えが返ってきます。

「私は〜だと思います」という応えは、
第三者の評論のように感じませんか?

自分のことと思って応えているとは
限らない答え方になります。

常識的な良い子の応えになることが多いです。

これを避けるため、どのような質問をすれば良いのでしょうか?

相手自身が「見る」「聞く」「感じる」「〜する(行動)」、
ということにつながる質問をします。

  •  どんな気持になるか(感じるか)?
  •  どんな風に見えるか?
  •  どんな行動をするか?
  •  どんな風に聞こえるか?

これは本人が感じ、行動することなので、
自らのこととして考えることにつながります。

参照:社長のコミュニケーションのコツとは?

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