目的、将来像、戦略は変化して当然!

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業の目的・将来の姿、
経営戦略、事業戦略を効果がある様に使うために、

重要な特徴、忘れてはならない特徴を
今回は、あなたと共有します。

(動画再生時間:10分34秒)

(BGMには、音楽素材MusMusの楽曲を使用しています)

戦略とはどの様なものなのか、
戦略をどの様に用いれば良いのか、ということを、
あなたと共有してきました。

前回は、戦略、
あるいは戦略を導き出す大元になる
経営・事業の目的、経営・事業の将来の姿が、
判断基準になることをお伝えをしました。

参照:成果をもたらす戦略の活用方法
参照動画(あるいは下の画像をクリック) 15分40秒

 

しかも、この判断基準は、
極めて重要な判断基準です。

何か新しいことをやろう、
取り組もうと考えたとき、

あるいは、
この様なことを変えよう、
やろうということを考えた時、

実施する内容が、
適しているのか、適していないのか、
意思決定するその時の
重要な判断基準です。

判断基準として、
よりうまく活用することを
考えたときに、

さらに重要なポイントがあるので、
今回はその点を
あなたと共有したいと思います。

【これまでの戦略に関連する動画】
参照:戦略に理念、ビジョンが使えない理由
参照動画(あるいは下の画像をクリック) 15分39秒

参照:目的、将来像に必須の観点
参照動画(あるいは下の画像をクリック)8分23秒

参照:成果に直結する戦略の要素:忘れられた観点
参照動画(あるいは下の画像をクリック)14分39秒

参照:成果を手にする戦略の構造
参照動画(あるいは下の画像をクリック)20分16秒

 

理念、行動指針は同じまま

あなたの会社にも、
経営理念、行動指針があると思います。

いかがでしょうか?

経営理念、行動指針は、
作られてからも何年も同じもの、
場合によると十年、十何年同じもの、
という会社さんも少なくないでしょう。

経営理念、行動指針を
会社さんによっては、
毎朝、朝礼でみんなで唱和をしている
ということもあると思います。

多くの場合、経営理念、行動指針は、
一回作り社内に掲げる、
ホームページに掲げる、
あるいは、クレドにすると、

作ってからずっとそのまま
ということが少なくありません。

変わらずに、同じこと、同じ文言が、
ずーっとそのまま掲げられています。

 

見直しは必須

経営理念、行動指針の場合、
それはそれで良いともいえますが、

今回扱っている戦略、
あるいは、
その大元になる経営・事業の目的、
経営・事業の将来の姿を

判断基準に使おうと考えている内容は、
一回作ってそれでおしまい、
ではありません。

この内容は、常にアップデート、
更新される、見直されていくことが重要です。

その一つの理由は、
自社を取り巻く環境が
刻々と変化しているというのが、
今現在の状況だからです。

今ここで決めた経営・事業の目的、
経営・事業の将来の姿、
あるいは、
そこへ至る戦略が、

何年か先に全く同じか、
同じままでも十分なのでしょうか。

周りの状況や環境が変わっているので
それに沿って、内容は
変わる必要性があります。

ですから、
常に内容を見直すことが必要です。

もう一つ、常に内容を
見直さなければいけない理由は、

戦略に基づいて実際に年次計画を作り、
いろんなことに取り組んだ結果として、

それをフィードバックして、
戦略として十分満たしているのか、
あるいは、
結果としてできてくる経営・事業の目的、
経営・事業の将来の姿は適切なのかを
チェックする必要性があるからです。

 

チェックする

多くの場合、今までのやり方だと、
理念を掲げて戦略を作り、

年次計画に反映し、
実行結果をフィードバックする、
チェックするとなると、
年次計画について
チェックをしていました。

チェックはほとんどの場合、
予算数字を達成してるか、達成していないか、

達成していない場合、
どうしてそうなっているのかを
追求することが多かったです。

実際のところ、
本来チェックしなければいけないのは

できている、できていない、
結果として足りている、足りていない、
という議論はもちろん重要ですが、

本質的に言うと、
実施した結果どの様な状態になり、
それが適切な状態、
本来求めていた状態なのかどうかです。

実施した過程で、
何か問題は生じなかったのかとか、
実施した結果、例えばお客様から
どの様な評価を得ているのか、

本来、期待していた評価を得ているのか、
それが十分ではないのか、

本質的に言うと違う評価が出ているのか
ということを
押さえる必要性があります。

その結果として、
年次計画が十分か、十分ではないのか、
という議論は当然、必要です。

 

チェックできること

もう一つ必要なことは、
年次計画などが、
戦略から導かれていることを考えると、

戦略として適切なのかどうかということが、
そこでもチェックされることが必要です。

戦略がチェックされることは、
その大元である本来の経営・事業の目的、
経営・事業の将来の姿として
十分だったのかという部分も
チェックされる必要がります。

このようなチェックは、
ほとんど行われていません。

その理由は、前回お伝えしたような
経営・事業の目的、将来の姿、
戦略あるいは計画との関係性が
明確になっていないことがあります。

さらに、関係性が明確になったとしても、
戦略とか経営・事業の目的、将来の姿を
常に使う、チェックするために、

常に脇において用いる状況が
分かっていない、
そういう環境にしていない
ということがあります。

結局チェックせずに、
目先で作った年次計画とのチェックだけで
終わってしまう状況になっています。

 

意識せず詳しくない

さらに。

チェックしようと思っても、
例えば理念の中での言葉のように、
「高い顧客満足度を目指す」の様なことが、

経営・事業の目的や将来の姿、
戦略の中の文言として入っていたとしたら

この1年間に実施した結果、
顧客満足度を上げるために
こういうことをやったとしても

その内容をチェックできるほどの
詳しさがないという状況です。

結果としてチェックできない状況に
なっています。

このように、経営・事業の目的、
あるいは経営・事業の将来の姿、
そこから導き出される戦略を

実際の状況、実施した結果と
突き合わせてチェックをする、
評価をすることを意識していないですし、

意識したとしても、
できる状況の中身には
なっていないです。

理念と比較して申し上げたように、
経営・事業の目的、
経営・事業の将来の姿、
あるいは
そこから導き出される戦略は、

常に変化をする可能性を
秘めていることは
忘れてはいけないことです。

今までの理念のように、
一度作れば、しばらく放っておいて良い、
というようなものではないです。

この観点からも、
経営・事業の目的、経営・事業の将来の姿は、
詳細なる内容になっていることが必要です。

 

常に活用する

そこから導き出される戦略は、
常に私たちは横に置き、
何かあるごとにそれと照合して、

適切か、適切ではないか、
という意思決定をします。

実行した結果をフィードバックし、
足りてるか、足りていないのか、

もっとここは詰めた方が良いということを
議論するということが重要だ
ということを意味しています。

この観点で、戦略、あるいは、
その元になる経営・事業の目的、
将来の姿を活用してください。

使えば使うほど、この中身は詳しくなり、
より精度が上がり、その結果として
やる内容との整合性がとれ、

どんどん、どんどん、
実現に近づく環境を
あなたの会社、事業に作り上げることができます。

今回お伝えしたように、
変えてはいけないものではなく、
逆に評価をして変えるべきもの。

これが、経営・事業の目的、
将来の姿であり、戦略です。

その点をぜひ意識していただきたいと思います。

 

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