こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
コミュニケーションを上手にする話の続きです。
コミュニケーションの「落とし穴」が、
ブラインドサッカーからわかっちゃいます!
参照:コミュニケーションができない!?
ブラインドサッカー日本協会が実施している、
ブラインドサッカーを体験する出張講座。
いきなり目隠しをしてサッカー!
というわけにはいかないですね。(笑)
もっと易しいことで、
ブラインドサッカーの片鱗を、
健常者に体験してもらうそうです。
前回お話したように、
5人でチームを作ります。
その中の晴眼者の一人が、
アイマスクをします。
何をするのかと言うと、
その目隠しをした人を、
他の晴眼者が声で誘導します。
簡単ですか???
実際には、
これが意外に難しい!
というより、、、
最初は、なんと声が出ないのです。
それを克服して、
声が出るようになったとします。
声が出るようになった次に、
目隠しをした人への、
指示として出てくる声は、、、
「こっち、こっち、
こっちに向かって来て!」
とか、
「そこを曲がって!曲がるんだよ!」
なんて声だそうです。
あなたは目隠しをして、
周りから誘導さている人だと、
思ってくださいね。
このような指示内容で、
あなたは本当に「こっち」に向かって、
自信を持って歩けますか?
自信を持って、
「そこを曲がる」ことができますか?
私が答えるまでもありませんよね。
どんなに考えても、
「自信を持って歩けない。曲がれない。」
「本当にこの方向に向かってよいのか不安だ!」
「指示されたところを曲がったのか不安だ。」
こんな気持ちになりませんか?
そうです!
小さい頃やったスイカ割りと同じですよね。
では、、、
指示を出した人の立場で考えたら、
どうなるでしょうか?
アイマスクの人は、
あなたの意図した、
指示通りの方向に歩いてますか?
指示と異なる方向に向かう、
”アイマスクマン”に、
あなたは何度も「こっち!こっち!」と、
イラつきながら叫んでいませんか?
「あーっ!
そこで曲がるんじゃぁなくって!!!」
「そっちじゃなくて、こっちに曲がって!」
と”アイマスクマン”に怒鳴っていませんか?
そして腹の中で、
『あ”ーっ!なんでわからないんだ!』
とイライラしていませんか?
このような疑似体験をしているうちに、
”アイマスクマン”が、
どの様な情報を求めているか、
晴眼者は気づき思いやるようになるそうですよ。
そのうちに、
「あと何歩」という具合に、
晴眼者からの声の質が上がるそうです。
当然、”アイマスクマン”の動きは、
指示内容に合致するようになります。
そして、不安が少なくなって、
自信をもって歩くことが、
できるようになるそうです。
目が見えない状態でサッカーをやるのですから、
アドバイスの声を信用できなければ、
ドリブルもパスも、シュートだって難しい。
さらに、それで試合に勝つとなると、、、
どれほど、
アドバイスの言葉の表現が重要か、
わかりますよね。
ここまで説明すると、
ビジネスコミュニケーションとの関係に、
気づかれたと思います。
私達が日頃、
仕事の中でおこなっているコミュニケーション。
ちょっと振り返ってみてくださいね。
伝える言葉の内容の質が良い!
表現の仕方が良い!
とは、、、
お世辞にもいえない場合が、
少なくないですよね。
「○○をやっておいて!」
「△△の件、報告しておいてくれ!」
などなど、、、
ざっくりな内容、抽象的な内容。
こんなことばかりです。
言われた側は、
「よく判らないけれど、
とりあえずなんかやっておくか・・・」
と対応します。
その結果、
予想していた結果と異なる内容に、
あなたはイラッ!
社員を呼びつけて怒るか、
あきらめて自分でやるか、、、
なんて状態になっているのではありませんか?
ブラインドサッカーの出張講座の、
”アイマスクマン”へかける、
声のことを思い出してください。
人を動かそうと思ったら、
相手が判るように(=思いやり)具体的に話すこと
が必須だということです。
日頃のあなたは、
具体的に話しているでしょうか?
それとも、「あっち!こっち!」と、
叫んでいるだけでしょうか?
一度、真剣に振り返ってくださいね。
この点に気づくだけでも、
コミュニケーションは大きく変わります。
コミュニケーションをしたあとの、
相手の行動が変わりますよ。
他にもコミュニケーションに関する大切なポイントを
コミュニケーション能力を高める伝わる伝える方法
でまとめています。