聴くべき重要な観点とは?解決策が効果的に働かない原因(5):社長の経営講座

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営や事業の運営、あるいは業務の中で
好ましくない状況、
取り除きたい状況が生じている。

いわゆる、問題や課題が
生じている状況になったとしたら、

この問題、課題を
解決するための解決策を
うまく作り出して、
成果、結果を得たいと考えている方は
少なくありません。

成果につながる解決策を
どうやって生み出すのか?

そのポイントについて
お話をしていきました。

今回は5番目のポイントについて
さらにあなたと共有したいと思います。

前回5番目のポイントとして、
この取り除きたい状況、
好ましくない状況が
生じている事象や業務に携わっている

社員、従業員、あるいはパート、
アルバイトの方の意見、考えを
「よく聴く」ことだ
ということをお伝えをしました。

「○○」が重要!解決策が効果的に働かない原因(4):社長の経営講座

この内容の動画(13分11秒)

1番目のポイントとは?

「聴く」時には二つのポイントがある
ということを伝えをして、
前回は1番目のポイントについて
あなたと共有をしました。

1番目のポイントは、

実際にその好ましくない状況を、
取り除きたい事象が生じている
状況や業務に携わっている
社員、従業員、パート、アルバイトの方が

問題、課題をどの様に
とらえているのかという点。

そしてこの問題、課題が
生じている原因は何か?

どういう点だろうか?ととらえているのか
ということをよく聴くことでした。

2番目のポイントとは?

では、社員や従業員の方の
意見をよく聴く時の2番目のポイント。

これはあなたが解決策を考えて、
実際に「これをやろう」と思った時に、

その事象、業務に携わる社員、従業員、
パート、アルバイトの方に
あなたの考えた解決策が適切かどうか、
「意見を聴く」ということです。

あなたが、前回までお伝えした
5つのポイントについて、
問題、課題の発生している事象、状況を
充分把握をして、解決策を考えたとします。

それを実際にやろうとして
その事象、業務に携わっている社員、従業員、
パート、アルバイトの方に

「こうやって解決したいんだ」、

「こういう風にやって解消するんだ」、

「不具合を解消するんだ」、

「好ましくない状況を解消するんだ」、

ということを説明をする機会を
必ず設ける必要性があります。

そこで(機会を)設けて、説明をした時に、
それによって問題、課題、
好ましくない状況、
取り除きたい状況というものが
解消するのかどうか?

それを実際にその事象、業務に携わっている
社員、従業員、パート、アルバイトの人から
「意見をもらう」ということです。

その意見に、
あなたは耳を傾ける必要がある
ということを言っています。

よくある解決策の実施

多くの場合、
問題や課題、好ましくない状況、
発生している状況の状態や
事象の内容について、

それに携わっている社員、従業員、
パート、アルバイトの方から
意見を聴くという、

前回お伝えした
一つ目のポイントについては
やるケースは多いと思います。

しかし実際に解決策を講じると
どうするかと言うと、

ほとんどの場合、
現場の社員、従業員、
パート、アルバイトの方に

「こうやってやるんだよ」、

「そのやり方はこうだよ」、

「この点はこういうふうになるんだよ」

という説明をして、
実際にやらせようとします。

しかし、そうやってできた解決策を
現場に落としてやらせると、

現場でその事象、業務に携わっている
社員や従業員、パート、
アルバイトの人からすると
”なんでこの部分をこんな風にやるの?”
ですとか、

「こんなふうに行ったら余計やりにくいのに」
というようなことが
たくさん出てくるケースが少なくありません。

実際にやってしまってから
また不具合が出て、
問題、課題がまた出てきてしまうということも
少なからず起きていることです。

解決策で成果が出ない理由

それをできるだけ避けるためには、
「こういう風にやるんだよ」と考えた解決策、
これを実際に行った時にどうなるかということを

そこで長く経験をして、
その事象、業務に携わっている社員から
意見をもらうということが
必要になってきます。

彼らが実際に
その解決策を実施するわけですから、

彼らがその解決策を受け入れて、
「やろう!」と思った時に、
不具合や不適切なこと、
やりにくいことが発生しない
ということがとても重要になってきます。

そこでやりにくいことや
避けたいことが生じてしまうと

解決策を講じようとしても
実際にその現場の社員や従業員、
パート、アルバイトは、
それをやろうとはしない
という状況になってしまうことが
少なからず起きるからです。

それによって、
解決策を講じたけれども
結局、大した成果が出なかった
ということは少なくありません。

解決策で成果を得るには

それを回避するためには、
解決策を実際にやらせるその前に、

実際にその事象、業務に
携わっている人たちに対して、

解決策の中身を説明し、
やり方を説明し、
それを彼らがどのように受け取るのか
ということを聴く必要があります。

あなたがどんなに
「あっ!これはうまくいく」
というふうに考えた解決策であっても、
完璧とは限りませんし、

もしかしたら重大な観点に対して
見落としがあるかもしれません。

それは、原因とかを探ってる間に
わかることではなく、
その業務に長く携わっているから
気がつくことも少なくないので、

事前に「こういう解決策だ」
ということを説明し、
それに対して意見をもらう
ということによって、

もしかすると
あなたが講じ様と、
やろうとしている解決策が
発生させるだろう問題点を

事前に回避できる
ということになります。

そうすれば、
実際にその解決策を改良してよくして、
そして実際にやってもらう
ということができるわけです。

ですから、解決策を考えたら
それをやらせようとするその前に、

実際にこの解決策をやると
現場でそれに携わる人たちにとって
どれほどの影響、インパクトが出るのか?

やりにくくなることはないのか?

彼らが
「嫌だなぁ。そんなことやってもダメなのに」
と思うようなことがないのかどうか?

そういった意見を聴くことをする
ということです。

現場の意見を聴く意味

このように、「聴く」ことは、
解決策自体を改良して、
よりよくするという観点が一つあります。

同時に、事前に、
解決策をやる前に
現場の人の意見を「聴く」ことは、
現場の社員や従業員、
パート、アルバイトの人からしても、

”解決策を押し付けられた”
という意識が弱まる。薄まる。
場合によれば、なくなる、
ということにつながります。

自分たちが意見を言って、
「あぁ、そうか!
 その部分は好ましくないよね。
 だったら変える様に考え直すね」等々の
対応をあなたがすれば、

現場で働く社員や従業員、
パート、アルバイトの人からすれば、
自分たちの意見も取り入れられた解決策、
ということになります。

解決策がうまくいかない原因の一つとして、

”上から押し付けられたから”

”やりにくい部分が解消されていない”

”だからやらない!”

”出来るだけやらないようにしよう!”

ということが働く場合が少なからずあります。

それを取り除く意味でも
社員達の解決策に対する意見、
改良の観点等々を聴き取り、

それを反映させた解決策として
より良くしていくという過程が
どうしても必要になります。

あるいは、もし、
あなたの作った解決策が
非常に”できが良く”、

社員、従業員、パート、
アルバイトの方達からしても
「上手くいきそうだよね」
ということになれば、

先ほど申し上げたような
”やりにくいからやらない!”ですとか
”やらないように避ける!”
と言った様なことがなくなりますので、

その意味でも、
”解決策として成果を生み出す可能性が高まっていく”
ということがあります。

いずれにせよ、あなたの考えた、
やろうとしている解決策に対して、
その事象、業務に携わっている社員、
従業員、パート、アルバイトの意見、考えを
素直に1回受け取る、聴くということが
重要になるわけです。

聴くときの注意点

そしてこれは前回の一つ目のポイント、

不具合、あるいは好ましくない問題、
課題の事象、あるいは、
それを生じている原因を

それに携わっている
社員や従業員、パート、アルバイトから
聴く時と同じように、

あなたが正しいと思っている、
あなたが持っている考え方は
いったん脇において、

単純に、あなたの出した解決策に対して、
実際にその事象、業務に携わる人達が
どういう風に受け取り考えてくれるのか。
どういう意見を言うのか。

それを素直に1回、
全部受け取ることです。

前回と同じように、

”ここの部分があやふやだから
 それは上手く受け取れない”とか、

”この部分があやふやだから
 そんな理屈は通らないだろう”
というような話ではなく、

なにはともあれ
”そういう部分に不安を
 抱えているんだな”とか、

”この部分はどうも問題が
 まだあるよというふうに
 彼らは考えているんだ”
というような形で一回受け取り、

そしてあなたの解決策を
その観点でも見直すことが必要になります。

繰り返すこと

そして見直したら、
また同じように彼らに
「前回出たあなた達の意見は
 こういう風に改良したよ。
 この部分に取り込んだよ。

 それでこういう風に解決策を
 やりたいけどどうだろうか?」
としてまた意見を聴くということを
やっていく必要があります。

もちろんそれを延々とやり、
いつまでたっても解決策が実施できない
ということでは意味がない、
本末転倒になってしまいますから、

ある部分は「一回やってみよう!」
というような形で行ってみることも必要でしょう。

全てに対して適切な回答が出る
ということを求めるよりは、

より良くして、できるだけ
実現しやすい形に改良するという観点で
やっているんだという風に
とらえていただきたいと思います。

聴くとは?まとめ

では今回の5番目のポイントについて
簡単にまとめると、

5番目のポイントは、

問題、課題、あるいは、
取り除きたい、好ましくないと考えている事象、
業務に携わっている、
その業務を実施している、携わっている

社員、従業員、パート、アルバイトの人たちの
意見、話を「よく聴く」ことでした。

そして、前回お伝えしたように、
その一つ目のポイントは

「問題、課題はどういう部分なのか?」、
「どういうことなのか?」、
そして「それは、原因が一体何なのか?」
という点を「聴く」ことでした。

そして2番目のポイントは、
解決策を実際にやる前に

「この解決策はこの問題、課題を解消するときに
 適切なのだろうか?」ということと、

「もしまだ変える点、改良する点があるとしたら
 それはどこなのだろうか?」という話を
「聴く」ということです。

そして、改良点があるならば、
適切ではない部分があるならば、

その部分を一回、全部受け取り、
解決策を見直し、改良をして、

その改良された解決策に対して
また実施する前に
「適切かどうか?」
ということの意見を「聴く」ことを
何回か繰り返す必要があるということです。

これをやることによって
成果につながる解決策を導き出すことが
できるようにります。



さらに、成果につながる解決策を
生み出すためのポイントがあるので、
次回以降もそれについて
あなたと共有をしたいと思います。

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